船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:高岡 良子
みなさんは、麻の葉紋様をご存知ですか?(右図参照)
この紋様は、古来から、日本人のキモノなどに多用されてきました。今でも、麻の葉紋様の反物が売っていますし、いま流行の手ぬぐいなどにも、よく使われています。
この紋様は、魔除けの効果があるとされています。赤ちゃんの産着にも、「元気に育つように」という願いを込めて使われました。(数ヵ月前にNHK朝の「おひさま」という連続ドラマでも、赤ちゃんが真っ赤な麻の葉紋様の産着を着て何回も場面に登場していました……。)
麻は神聖な植物で、古来から日本の衣(医)食住に深くかかわりのあった植物でしたが、戦後GHQに禁止されました。
麻布(あざぶ)、麻生(あさぶ・あそう・あさお)、当麻(たいま)……など、「麻」のついた地名は日本中に見られますし、麻生さんなど「麻」のついた苗字にも、お目にかかります。麻のついた地名は、きっと昔は麻が自生していたか、たくさん植えられていたのでしょうね。
麻は生長が早く、パルプの代わりにもなります。樹木は生育に時間がかかりますが、麻なら、たった4ヵ月で3〜4mに生長します。ちなみに、忍者はぐんぐん伸びていく麻を毎日飛び越えることで、昨日より、少しでも高いところを飛び越せるように、と訓練に使ったそうですよ。
世界中の新聞紙をまかなうために、私たちは世界中のどこかで毎日森を切り倒していますが、麻を植えて、世界中の新聞紙を麻に切り替えれば、森林は伐採しなくてもすむのです。
麻を使えば、世界一強いロープができますし、麻の実を食用にすればバランスのよい栄養素が摂れます。
農家の方から伺ったのですが、麻はやせ地でもよく育つそうですし、野菜の隣に麻を植えると、野菜まで、よく生育するそうです。
何よりも、麻は神の寄りしろとして神社には欠かせないものでした。「大麻(たいま)」という語を広辞苑で引いてみますと、まっさきに「伊勢神宮および諸社から授与するお札」と出てきます。二番目には、「幣(ぬさ)の尊敬語。おおぬさ」と出てきます。ちなみに、幣とは「麻・木綿・帛または紙などでつくって、神に祈るときに供え、また祓(はらえ)にささげ持つもの」のことです。
このように、麻は、役に立つ有用植物なのです。しかも、生命力をパワーアップさせる神聖で、かつ、強力な植物なのです。もしかしたら、地球上で、もっとも有益な植物かもしれません。ですので、ぜひ麻が復権するように祈りたいと思います。
ちなみに、聞いた話では、麻の栽培を禁止しているのは、アメリカと日本だけとか? 一体何のために、誰が禁止させたのでしょう?
もっともっと勉強して、麻のことを知りたいし、このような無益な法律が一日も早く終わることを願っています。なによりも、一日もはやく麻が解禁になって、かつての日本のように、自由にお庭に植えられるように、栽培が広まって麻の実を食べられるようになりたいです!
2周目:「「気楽に」は、魔法の言葉です。」
4周目:「想像力を使ってすること」
5周目:「花の愛情」
6周目:「言霊の力」
2011.11.29: 身近な生姜で冷え対策
2011.11.28: 麻の葉紋様
2011.11.25: TPPの裏側では・・・
2011.11.24: 国会版「事業仕訳」を見て
2011.11.22: 現在のマイブーム 京都大学
2011.11.21: 歴史は続くよどこまでも(3)
2011.11.18: イベントディレクター初挑戦
2011.11.17: はじめての大仕事
2011.11.16: 健康
2011.11.15: 自分にしかできないこと−その3
2011.11.14: 冷えの原因は腸?
2011.11.11: 自分を受け入れる
2011.11.10: 日本一の鍼灸師が教える風邪対策
2011.11.09: アーユルヴェーダ塾
2011.11.08: 歪みを正す方法
2011.11.07: いい『波動』
2011.11.04: アメリカ視察ツアー報告
2011.11.02: よい思いが実現するとき
2011.11.01: 小さな命と向き合うこと