船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:松林 航也
みなさま、いつも『船井幸雄.com』をご覧くださりありがとうございます。
(株)本物研究所の松林航也と申します。
先月から古代インド・ヒマラヤに伝承された健康法であるアーユルヴェーダを学ぶ【アーユルヴェーダ塾】という塾を開催させていただく運びとなりました。
特別講師として、日本で始めて本格的なアーユルヴェーダの医院であるマハリシ立川クリニックの開設者である「楡井康郎」氏をお招きしております。
楡井氏のお話しはとても面白く、聴けば聴くほどアーユルヴェーダはただの健康法ではないことがわかってきます。宇宙創造のメカニズムであり、意識の成長の根源であり、音(波動)の現れであり、と色々なことと繋がっておりとても奥深い世界へと誘ってくれます。
そんな楡井氏に毎月「アーユルヴェーダ通信」という通信を書いていただいております。
その第一回目の記事が「アーユルヴェーダとは」という記事です。とても面白い記事ですので、一部抜粋してわかちあわせていただきます。
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アーユルヴェーダとは
最初に、述べなければならないのは、私のアーユルヴェーダの知識は、以下の先生達に学んだもので、文献中心の欧米流の学会の説によるものではありません。
その先生方とは、第一に、シュリ・ゴヴィンダ・プラサッド博士です。数千年以上父から子へと代々知識を純粋に継承してきた家系に生まれました。ミラクルアムリットはこの先生の家に継承されていました。戦後、ネール首相らと共に今日の7つのアーユルヴェーダ大学を創始しアーユルヴェーダを復活させた方です。
次に、バルラジ・マハリシ先生です。私がアーユルヴェーダを本格的に学んだ先生で、植物と会話ができ、ヒマラヤから下界に降りて来た聖人です。
そして、聖マハリシ・マヘーシュ・ヨーギ先生です。ヒマラヤの聖者達からアーユルヴェーダの真理を集約し、私に多くの貴重な機会を与えてくださった恩師です。アーユルヴェーダの重要性や、アムリットによって「病気のない社会」が実現できることを教えてくださいました。師は、ヒマラヤから下界されたのですが、実は公的にあるいはお忍びで何度も来日され長期滞在されています。
アーユルヴェーダとは、古代インドの自然医学です。「アーユル」は「生命」を、ヴェーダとは「科学(智識)」を意味します。つまり、「生命の科学(智識)」ということになります。
ただし、生命と言っても肉体が滅びると消える生物の命だけを指すのではありません。鉱物にも、人間が作った物にも、森羅万象全てに生命があります。宇宙全体も一つの生命の現れです。したがって、古代のアーユルヴェーダは、人間の身体だけでなく宇宙全体を扱う科学でした。自然法則を人々に分かりやすくするために擬人化して書かれたプラーナ文献では、宇宙の万物を創造する自然法則ブラマー神が持つ知識とされています。
アーユルヴェーダでは、この生命のレベルにおいて、宇宙生命と個別生命のバランスがとれたとき、真の健康を手にすることができるとされます。
こう書くと、哲学的に感じる方も多いでしょう。しかし、深い瞑想によって世界の最も精緻なレベルを経験できるように訓練すると、生命が黄金色の光であることを知覚できます。そのたいへん神々しい美しい光は、きわめて現実的なものとして眼前に拡がります。宇宙全体の生命の黄金光が個別の黄金光となって、黄金の卵(ヒラニヤガルヴァ)から放射され吸収されています。それを体験すると、万物の本質は宇宙生命が元になった個別生命であることが分かります。
実は、深い瞑想をしなくても、特定の分野で習熟すると、この生命の価値を感じることができるようになります。例えば、優れた骨董品の鑑定家は、本物であるかどうか瞬時に見抜きます。外観は同じでも、本物と偽物では生命力が違うからです。最近、金価格が高騰していますが、古今東西、普遍的に、人類は金を高く評価してきました。生命の根本的な質と同じ色であることを感じていたからでしょう。
アーユルヴェーダの起源は、一般的には約5000年前とされていますが、宇宙の始まりから波動(音)として存在したものです。
ここで大切なことは、その英知は口伝により音声として父から子へと継承されてきたことです。昔の日本でも、本当の技術の極意は一子相伝で伝えられていました。ところが、約5000年前の大戦争によって古代インド文明が崩壊すると、知識は失われ断片化されました。そこで、数千年経ってから、知識が失われないように文書化されたのです。しかし、文字になって残った知識は一部だけとされています。また、文字化すると、古代の音声に対する感受性が失われ、教えも各流派に分裂し歪められていきました。かろうじて、ヒマラヤの一部のみ真理が残ったのです
それでも、アーユルヴェーダは世界各地の医学に大きな影響を与えています。欧米の学会ではアーユルヴェーダが中国漢方の元になっていることは定説となっています。五行説はパンチャ・マハブータから、経絡はシュロータスから、気はプラーナから由来します。西洋医学の祖・ギリシャ人のヒポクラテスもアーユルヴェーダの学徒でした。
このようにたいへん優れていたアーユルヴェーダでしたが、時代と共に光を失い、英国統治時代には、まじないや呪術を使った土人の治療法というレベルに貶められてしまいました。そのような状態から、戦後、立ち上がったのが、先のシュリ・ゴヴィンダ・プラサッド博士や、インドのアーユルヴェーダ医師30万人のトップであった元全インドアーユルヴェーダ評議会議長のB.D.トリグナ博士を初めとするプラサッド博士の弟子達でした。
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アーユルヴェーダ塾は、一か月に一回の開催で3ヵ月コース(会場は東京)の内容となっております。この度、お申込みやお問い合わせなど多く頂戴いたしまして、二回目の開催をさせていただくことになりました。(12月・1月・2月コース)
アーユルヴェーダに興味がある方。
自分のアンバランスな体質を知りたい方。
自己脈診の方法を知りたい方。
など、ピンときた方はこちらまでご連絡いただければと思います。
↓ ↓ ↓ ↓
kouya@honmono-ken.com
詳しい内容をお伝えさせていただきます。
それでは、寒い季節となっってきましたのでお体ご自愛しお過ごしくださいませ。
最後までお読みくださりありがとうございます。
愛と感謝を込めて。
1周目:「大切なことの伝承」
2周目:「ヒツジとヤギ」
3周目:「希望〜つながりを想いだすとき〜」
4周目:「だっこのしゅくだい」
5周目:「義理と人情」
6周目:「遊行者の如く」
2011.11.29: 身近な生姜で冷え対策
2011.11.28: 麻の葉紋様
2011.11.25: TPPの裏側では・・・
2011.11.24: 国会版「事業仕訳」を見て
2011.11.22: 現在のマイブーム 京都大学
2011.11.21: 歴史は続くよどこまでも(3)
2011.11.18: イベントディレクター初挑戦
2011.11.17: はじめての大仕事
2011.11.16: 健康
2011.11.15: 自分にしかできないこと−その3
2011.11.14: 冷えの原因は腸?
2011.11.11: 自分を受け入れる
2011.11.10: 日本一の鍼灸師が教える風邪対策
2011.11.09: アーユルヴェーダ塾
2011.11.08: 歪みを正す方法
2011.11.07: いい『波動』
2011.11.04: アメリカ視察ツアー報告
2011.11.02: よい思いが実現するとき
2011.11.01: 小さな命と向き合うこと