船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:藤原 かおり
こんにちは。早いもので2024年も残り少なくなってきました。いかがお過ごしでしょうか? 『舩井幸雄.com』&『舩井メールクラブ』担当の藤原かおりです。
11月20日に本格的な「風の時代」が始まったこともあり、来年の見通しがこれまでになく不透明なように感じます。
このような混迷の時に頼りになるのはやっぱり舩井幸雄の本かな、と思い最近、「続・人の上に立つ者の人間学〜「心の時代」のリーダーの条件〜」(PHP文庫)という舩井幸雄の本を読みました。
これは、1988年(昭和63年)に出された「人を活かす人間学」という本の文庫版です。
いまから30年以上前に書かれた本ですが、現在の混沌とした時代を生きるためのヒントが満載でした。
ちょうど「ブラックマンデー」(1987年(昭和62年)10月19日(月曜日)に香港を発端に起こった世界的株価大暴落)の翌年に書かれているので、「ブラックマンデー」についての見解も書かれていました。以下に少し引用させていただきます。
過ちは一度で十分。1929年の大恐慌の教訓はこれだ
去年(昭和62年=1987年)10月に株価が大暴落した。その後、今年になってもちなおし、いまは新高値を更新しているが、はたしてこれからはあのような暴落はないであろうか?
1929年のような世界大恐慌は今後は決して来ないであろうか?
歴史はくりかえすというが、はたして世界経済は大丈夫なのだろうか?
以上のような疑問が、いま多くの人の脳裏にある。
これの対応法を考えるのは「上手に生きるコツ」の応用問題として、最適の条件をそなえている。
第一に、たいていの有識者が興味がある。
第二に、すでに去年(1987年)10月に世界が同時に株式の暴落におそわれて、多くの人があわてふためいた。そしていまもその記憶がなまなましい。
第三に、最近150年くらいのことについてはあらゆる資料が揃っている。
そこで、まず私流にこの問題にアプローチしてみよう。
(中略)
ところで結論をいそごう。どうして1929年に大恐慌が到来したのだろうか。米国とヨーロッパがお互いに自分のことしか考えなかったからである。
原理原則は、非常に簡単である。
これに照らし合わせると、これからの世界経済については日本とアメリカが、お互いに自分のことしか考えなければ、必ず大恐慌は再来するといってよい。それも近々のことだろう。
歴史はスパイラル状にくりかえしながら進展するのが世の中の大原理だから、常識的に判断すれば、いまの経済情勢は非常に危険である。
ところで、これに対するカギをにぎっているのは日本のように思えてならない。日本人が、「マクロの善」に目ざめるのがカギだろう、なぜなら日本の方がアメリカより、手をうちやすいからである。 (後略)(引用ここまで)
たしかに2008年にはアメリカでリーマン・ショックが起こり、これは1929年に起きた世界恐慌以来の世界的な大不況でした。
このほか、これまでも歴史的にあった「一つの社会が行き詰った際の対処法」――すなわち、人間の叡智を結集させて新しい次の時代を生み出し、より発展させてきた事実について等も書かれていました。また、「金銭至上、我欲絶対、目先絶対などの社会構造が、現在の多くの問題、すなわち戦争や犯罪、経済摩擦、争い、貧困、ストレス、苦労などを生み出す元凶となっており、その社会構造が、いまや音を立てて崩壊しようとしている。多分、後20年か30年で崩れ去り、その後は大きく様変わりするであろう」とも書かれていました。
いままさに、1988年から30年以上経って、このような「地の時代」の性質を基盤とする社会構造は崩れ去ろうとしているように感じます。
やはり新しい時代を迎えられるための決め手は、「金銭至上、我欲絶対、目先絶対」からはできるだけ卒業し、自然の理に沿った「マクロの善」に目ざめることにあるようです。
これからの新しい時代に向けて、「マクロの善」を意識されてみてはいかがでしょうか。
2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」
17周目:「偶然とは思えない3つのこと」
18周目:「「本物」は野性的!?」
19周目:「日本人の「水戸黄門」幻想」
20周目:「嫉妬の時代」
21周目:「久しぶりに会った舩井幸雄」
22周目:「舩井幸雄との出会いを思い出してみました。」
23周目:「後から思い出してみるといろいろシンクロがあったこと。」
24周目:「竹中平蔵とは何者か。」
25周目:「足指から目覚める?」
26周目:「舩井SAKIGAKEフォーラムが無事終わりました。」
27周目:「私にとっての12月25日」
28周目:「“本物の健康”を追求するセミナー」
29周目:「最近ビックリした、アンチエイジングのエネルギー」
30周目:「舩井幸雄の「氣」の力を想う」
31周目:「「願い」のちから」
32周目:「本物時代の到来」
33周目:「Dr.コパさん」
34周目:「一神教vs多神教」
35周目:「空海から義経へ」
36周目:「“ミンパク”を知っていますか?」
37周目:「人生に難がやってくる意味」
38周目:「旅先でのシンクロ」
39周目:「オザケンの「うさぎ!」」
40周目:「宇宙での生活」
41周目:「最近のおススメ!2つ」
42周目:「竹田和平さんがメンターと出会われた神社」
43周目:「『君の名は。』とムー」
44周目:「卵がけごはんがごちそうになる・・・」
45周目:「「雑草魂」はもう古い?」
46周目:「銀座のはちみつ」
47周目:「ひょっこり見つかった舩井幸雄の健康情報」
48周目:「加計学園問題で揺れる今治市の可能性」
49周目:「“品格”について考えてみる。」
50周目:「“差別”から歴史を読み解く岸田秀さん」
51周目:「おすすめワイン」
52周目:「会津への旅」
53周目:「究極の“じっくりコトコト”」
54周目:「バリ島でのニュピ体験」
55周目:「「舩井フォーラム ザ・ファイナル」と生アーモンド」
56周目:「リピート必至の逸品」
57周目:「ドアーを閉めさせていただきます」
58周目:「都内でも八十八ヵ所巡り」
59周目:「健康指南 〜アーユルヴェーダより〜」
60周目:「おやつの力」
61周目:「昭和が歴史になる前に読んでおきたい本」
62周目:「わたしの太宰治」
63周目:「パリでも一風堂」
64周目:「カリスマの生き方」
65周目:「奄美大島に伝わる“ミキ”」
66周目:「お茶の力」
67周目:「みんなの力 〜「本物研究所感謝総会&“ほんもの”未来フォーラム2019」開催〜」
68周目:「二つの「こうどうかん」」
69周目:「モノを捨てよ世界へ出よう」
70周目:「自己理解と他者理解を深めるためのとっておきのツール」
71周目:「インフルエンザ対策にオススメの健康法」
72周目:「「総理」と「草履」は使い捨て」
73周目:「オーストラリアの森林火災とバンクシア」
74周目:「肺炎のウイルスから思うこと」
75周目:「いまは「本物時代」を迎えるための準備期間?」
76周目:「元号について改めて考えてみる」
77周目:「白も、黒も。みんな違って、みんないい」
78周目:「いつか、Go To ごと」
79周目:「千島学説のびっくりするウイルスの捉え方」
80周目:「やっと読めた『裏切られた三人の天皇』」
81周目:「やっと読めた『陰謀の日』(上・下)」
82周目:「伊藤詩織さん事件の真相」
83周目:「一寸の虫の五分の魂を輝かせている鈴虫寺」
84周目:「やっと読めた『風の王国』」
85周目:「私の最近の2つの愛用品」
86周目:「日本新生」
87周目:「キャベツの可能性」
88周目:「日月神示と将棋」
89周目:「目まいがするほどショックだった本、『新版 悪魔の飽食』」
90周目:「「スパイの妻」と「新版 悪魔の飽食」」
91周目:「電力契約のプランを変えてみました」
92周目:「女のアホが世界を救う!」
93周目:「舩井幸雄の手土産」
94周目:「舩井幸雄からのメッセージ」
95周目:「「数霊REIWA」と百匹目の猿現象」
96周目:「「アイカサ」を使ってみました」
97周目:「ミステリーによく合うコーヒー」
98周目:「高島康司さんや佐藤じゅん子さんのお話をぜひ聴いてください!」
99周目:「ペリー公園と東京湾フェリー」
100周目:「「幸福な死」」
101周目:「今年やりたいこと100」
102周目:「マイノリティによるアメリカ史」
103周目:「『ゴールデンカムイ』」
104周目:「無料動画、ご視聴いただきましたか?」
105周目:「熱海で土石流が起こった本当の理由」
106周目:「防衛費拡大は本当に必要か?」
107周目:「再び原発事故が起こる前に」
108周目:「川端康成」
109周目:「河合隼雄さんの『ケルト巡り』からケルトと日本のつながりを想う」
110周目:「下田でペリーの足跡をたどってみました」
111周目:「創立20年を迎えられた本物研究所、21年目からの小さな変化とは?」
112周目:「「効率よく生きたいなら、生まれてすぐ死ねばいい」という言葉に「??」と感じ・・・」
113周目:「「喉元過ぎて熱さを忘れている」としか思えない日本の原発政策」
114周目:「Kan.さんのワークプログラムに参加して」
115周目:「間取りに違和感のある「変な家」」
116周目:「国会図書館にびっくり」
117周目:「がん・ステージ4の森永卓郎氏が命がけで伝えたいこと」
118周目:「「七号食」を試してみました」
119周目:「「古事記」をマンガで読む」
120周目:「秋の実りと米大統領選」
121周目:「日本経済 本当はどうなってる?」
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