船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:服部 真和
オーブリー・ビアズリーという画家をご存じですか?
オーブリー・ビアズリーは、1800年代、19世紀末のイギリスで、時代を駆け抜けるようにしびれるようなの作品群を残して夭折した天才画家です。現在、東京・丸の内の三菱一号館美術館で5月11日まで「ビアズリー展」が開催されていて、それを観てきました。
このビアズリー、怪しげな悪魔的?とも言える耽美的な作風で、私は以前より、なんだ、この作家は? 一体どんな感性の持ち主なんだろうと惹かれるものがありました。有名な作品は、オスカー・ワイルドの「サロメ」という戯曲のために書いたモノトーンのイラストです。このイラスト、皆さんもきっとどこかで目にしたことがあるかと思います。
このオスカー・ワイルドが書いた戯曲「サロメ」は、イエス・キリストを洗礼した預言者ヨハネ殺害という、聖書の中のエピソード、それもほんのわずかしか書かれていないエピソードを膨らませて書いたものです(サロメという名前も登場しない)。聖者殺しということで、当時としてはなかなか触れることが難しいテーマを書いたので、上演まかりならぬとなり、それが上演されるのは、時間を経ないと実現しなかった問題作です。今ではオペラ化されて上演されています。
そのワイルドの戯曲が出版されるにあたりイラストを描いたのがビアズリー。このビアズリーの描いたイラストはワイルドの戯曲以上に過激でスキャンダラスだったのでビアズリーを一躍有名になり作品が独り歩きしています。ビアズリー=サロメのイラストというくらい有名な絵なわけですが、他の作品はほとんど知られていないと言ってもいいでしょう。そのくらいインパクトが強い作品で、原田マハという作家が「サロメ」という作品でビアズリー、ワイルドのことを小説にしています。
「サロメ」の作品は有名なのですが、他に有名なものはなく、それが不思議だなとずっと思っていました。ビアズリーほどの才能があれば、他にもがあっていいのにな、と。そこで、今回の展覧会を機に、ビアズリーの伝記など読んだりしてみると、彼は若くして結核を患い、25歳の若さで亡くなっているのを知りました。おまけに美術の専門的教育を受けておらず独学で描いた、彼の才能を見抜いた画家から美術学校で学んだほうがいいと勧められ、半年ほど夜間の専門学校に通った程度。
死後150年以上経っても、その業績が評価され、多くの人に影響を与えているビアズリー。彼の才能が開花したのは、想像でしかないのですが、結核という病気にかかり、自分自身の命もそんなに長くないと自覚していたからではないでしょうか?
何をいいたいかというと、余命いくばくかしないと感じ、その内どのくらい健康で活動できるのだろうか? と心の中で彼は身を削られんばかりに自問自答したのではないかと思います。そして、限られた時間に情熱と持てる力を捧げる。ロウソクの明かりで描いたといいます。創作中は、それこそ鬼気せまるものがあったんだろうと想像します。命を削り作品を制作した若いビアズリー、結果、歴史に名を成す。そんな気がしています。25歳という、若すぎる死。
年齢の設定も、ジャンルもまったく違いますが、私は、黒澤明監督の「生きる」を連想しました。この映画の主人公は自分の死期を悟り、執念で公園をつくり、最後、自分が作った公園で一人ブランコに乗り「命短し、恋せよ乙女♪」と音程を外しながらも歌います。有名なシーンですが、命を燃やし切ったという点で共通なものを感じたのです。
2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」
63周目:「今、最も注目される哲学者は何を語るのか?」
64周目:「奇想のクリエイティブ」
65周目:「熱き心の姿勢が多くの人に希望の火を灯す」
66周目:「チベット死者の書」
67周目:「100年以上前にチベットで修業した僧侶の話」
68周目:「世界にはすごい聖地があるもんだ」
69周目:「極限状態から起こる気づきの嵐」
70周目:「ミャンマーに行ってきました」
71周目:「ヴィパッサナー瞑想の聖地へ」
72周目:「魂が喜ぶ瞬間へ」
73周目:「イスラエルを巡る3つの謎」
74周目:「幸運は準備している人に訪れる」
75周目:「ゴーイチプレミア」
76周目:「協力と情報共有」
77周目:「オンライン化の波」
78周目:「魔術的要素があるという古代ルーン文字」
79周目:「数字の持つ神秘な側面」
80周目:「エジプトに注目」
81周目:「女神の知恵を取り入れていく時代へ」
82周目:「エジプトの息吹を感じる」
83周目:「聖書に隠された数の暗号の秘密とは?」
84周目:「カバラって複雑で難しいけど興味深い」
85周目:「紫微斗数(しびとすう)ってご存じですか?」
86周目:「コロナ禍の状況下、絶体絶命下で開かれた叡智の光がヒントになる?」
87周目:「私という謎と数の関係性」
88周目:「ケルト文明の謎に惹かれて」
89周目:「アーサー王伝説について」
90周目:「2つの「死者の書」と死んだらどうなるのか?」
91周目:「ケルト巡り」
92周目:「黒い聖母マリアとケルト」
93周目:「「カバラ」に興味を持った、そのわけは?」
94周目:「「不思議の国のアリス」というキーワードは外せない!」
95周目:「気軽に知的エンターテイメントを楽しむ」
96周目:「ベリーダンスは神々に捧げる踊り? 神託タロットに影響されて・・・」
97周目:「<学魔>と呼ばれる知の巨人からのメッセージ」
98周目:「「フール・オン・ザ・ヒル」、覚醒へ向かえ!」
99周目:「タロット、自由自在!」
100周目:「アーカーシャとゼロ・ポイント・フィールド」
101周目:「「不思議の国のアリス」は、ぶっち切りの逆転ゴール?」
102周目:「不思議な結晶の塩は何をもたらしてくれるのか?」
103周目:「黒い聖母子像の謎」
104周目:「デビルマンという傑作漫画について」
105周目:「善と悪の聖獣の終わりなき戦い」
106周目:「イエス・キリストの深奥のコトバに触れて」
107周目:「Belly dance inspired by tarot cards"The universe of Tarot."」
108周目:「古代インドの叡智を日常生活に取り入れる」
109周目:「健康維持のためのホリスティックな全体像を知る」
110周目:「サルバドール・ダリの表面と深層の秘密」
111周目:「アーユルヴェーダの辛味スパイスと「いちご」の幸福な出会い」
112周目:「新年、誕生日、私って誰?」
113周目:「フランケンシュタインの幻影」
114周目:「アラビアのロレンスとイギリス三枚舌外交」
115周目:「人種という誤解を長くしていたということ」
116周目:「横浜ホンキートンク・ブルース」
117周目:「松本清張が結ぶ2つの巨石の謎、ゾロアスターの痕跡?」
118周目:「ロートレックの絵から想いは広がる」
119周目:「ジャンヌ・ダルクを知っていますか?」
120周目:「221年ぶりに数兆匹ものセミが大発生した自然の神秘」
121周目:「AIやアプリを活用して発信力をつけよう!」
122周目:「アンコールワット遺跡群と謎?」
123周目:「情報について雑感」
124周目:「メメント・モリ(死を想え)、人は死んだらどうなる?」
124周目:「見えない世界の素敵なギフト、珠、弓前文書」

2025.04.24: 第29回講演会のご報告・開館9周年イベントのお知らせ
2025.04.23: “ベジ”を簡単に楽しむ方法
2025.04.22: 願いが叶う「数霊×瞑想」体験
2025.04.21: いま、世界平和のためにも ♡一人ひとりが「運」を上げよう♡
2025.04.18: 第11章:番外編
2025.04.17: 波動水で私らしく、あなたらしくをサポートしてくれる「数霊REIWA/ZENWA」
2025.04.16: 咳がとまらない
2025.04.15: メンターになる人、老害になる人。
2025.04.14: 思いがけない親切に感動した一日
2025.04.11: 上喜元なアイテム
2025.04.10: 続・別府温泉三昧癒し旅
2025.04.09: コンビニエンスウェア
2025.04.08: 25歳という若さで夭折した天才画家
2025.04.07: 立ち湯の魅力
2025.04.04: 【2025年〇月の予言は的中か?】
2025.04.03: ◆両面宿儺(りょうめんすくな)
2025.04.02: 高波動!月の隕石パワーを身にまとう心身のお守り【魔法のTシャツ】
2025.04.01: 桜の季節
