トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　先週だけでなく先々週にもあったことです。いまはお中元の時期なので、うれしいことにいろんな人からうれしいプレゼントが届きます。
　心から喜んでいます。
　ところが、先週も、別の人からですが、白一色の盛り花が白いリボンと銀色のシールとともにお中元として二つも届いたのです。ともに大都会の有名な花屋さんから届きました。
　お花屋さんに電話できくと、「夏らしい涼しそうなお花を送ってください、と委せられたのです」ということでした。
　これはだれでも多分、そのようにすると思います。私も花を送る時は大体の要望を言って花屋さん委せにします。
　びっくりしたのは、お葬式に、このまま持って行ってもいいような花が、連続で送られてきたことです。それをみて……さすがにものごとにこだわらない私もいま、まだ体調が完全でないので、これは「うっかり死ぬわけにもいかないな」と考えたくらいです。これらの二軒の花屋さんとも、大都会の有名なお店ですから、その心くばりのなさにびっくりしたのですが、私の話しをきいて電話口に出た店員は平謝りでした。
　「これで私は、かんたんに死ぬわけにはいかなくなりました。いま体調が悪いのですが、元気になりますからありがとう。しかし気をつけてくださいよ」……と言っておきましたが、最近、このような非常識なことが実に多くなりました。こういうことには、ほとんどこだわらない私が、「びっくり」することが非常に多くなりました。
　若い人に対しての常識の教育、訓練は、どうやら少し放りっぱなしにしすぎたようです。やはり最低限は礼儀として気をつけようではありませんか。やはり恥ずかしいことだと思います。
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