船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
ブルース・リーが遺した名言
2015.7.17(Fri)
社名:(株)本物研究所
名前:長 博信

ブルース・リー

 『人間は二度死ぬ』という言葉をご存じでしょうか?
 一度目の死は、肉体的な死を迎えたときですが、二度目の死とは、肉体的な死後に自分の存在がこの世界から忘れ去られたときであるといわれています。
 イエス・キリスト、織田信長や徳川家康、聖徳太子など、現代でもその存在は後世に記憶として語り継がれ、今もなお生き続けています。彼らは、歴史に残る重大な事を成し遂げた偉人であることに違いありませんが、ゴッホをはじめとして、本人の死後に有名となる場合もあります。
 そして、そんな多くの偉人が「名言」を遺しています。

 今回ご紹介するブルース・リーも当時の社会や若者にかなり強烈なインパクトを与えた偉人であるといえます。ブルース・リーは、武道家として截拳道(ジークンドー)の創始者であり、1960年代〜1970年前半に『燃えよドラゴン』などのカンフー映画で一世を風靡したアクションスターです。
 後に、カンフースターとなるジャッキー・チェンをはじめとして、各界の著名人にも多大なる影響を与えただけでなく、時代を超えた現在でも若者に大きな影響を与えているようです。
 そんなブルース・リーには“哲学者”としての一面もあり、多くの明言を遺しています。
 舩井が生前に話していたことにも通じていると思いますので、その内容をシェアいたします。

<ブルース・リー プロフィール >
■生年月日 : 1940年11月27日
■出 身 地 : アメリカ/カリフォルニア州サンフランシスコ
■没 年 : 1973年7月20日(享年32歳)

■広東演劇俳優の家庭に5人兄弟の次男として生まれる。
1958年、再びアメリカに戻り、ワシントン州立大学在学中に自らが
考案した武術“截拳道”(ジークンドー)を創始し、空手道場を開設
する。1964年、世界空手トーナメントでの模範試合の出場を機に、
ハリウッドのアクション指導、TVシリーズ「グリーン・ホーネット」への
出演を果たす。
1971年、香港に戻り『ドラゴン危機一髪』を始め数本の主演作を撮り、カンフー・ブームの立て役者となる。しかし、1973年、『死亡遊戯』を中断して製作した『燃えよドラゴン』の公開直前に謎の死を遂げてしまう。
彼の墓標には“アクター”ではなく、“ジークンドー・マスター、ブルース・リー”と刻まれています。
                    *   *   *   *   *
『 Don’t think,  feel  考えるな、感じろ 』
 この言葉は、最も有名なブルース・リーの明言です。
 つまり、直観力を磨くことの大切さを説いています。
 生死を分ける戦いの場面では、その一瞬一瞬にいちいち考えていては後れをとってしまい命を落としかねません。
 五感を研ぎ澄まし、殺気を感じた瞬間に先手を打つことで、どんな相手も倒すことができるのです。
 喜びも悲しみも痛みも全ては身体で感じることによって、実感することができます。
 自分が何を大切に思い、何を信じて生きているは、感じて初めて分かることです。
 感じたありのままをシンプルに伝えることの重要性も伝えている言葉です。
 何かについて考えすぎると、それを成し遂げることは難しくなってしまいます。
 「答えは自分の中にある」とは、感じることではじめて気づくものなのです。

『 増やすな、捨てろ 』
 弱者の戦略としても有名な「選択と集中」と同じ意味です。
 自分の短所ばかりに意識を向けるのではなく、余計な考えを増やさず捨てること。
 余計なことを考えるのをやめて、自分の長所に意識を向けて集中していくことで、短所を補う武器となるのです。

『 知るだけでは不十分だ、実際に応用しなければならない。
意志があるだけでは不十分だ、実行しなければならない 』

 自立する事の重要性を説いています。
 知っているだけ、やろうと意志があるだけ、ただ行動するだけでは、夢や願望は実現しません。
 必要な型を真似しながら、やがて、自分で応用できるまでになってはじめて結果に繋がります。
 これが、「守」・「破」・「離」の意味です。
 最後は、自分が独り立ちし、歩まなければいけないのです。

『 武道家は2つの問いかけをする必要がある。
自分が何をしたいのか。何が最速で、もっとも効率的かつ効果的に目的を達成できるか。 』

 これは、先述した自立することの大切さとも共通することですが、型は基本であり重要だが、それを踏まえたうえで自分独自の型をもつことの重要性を説いています。
 なぜなら、人は皆違うからです。
 スタイルや型に縛られていると、自らの考えを固定化させることにつながります。パンチやキックを出す時にも、その流派のやり方で行わなければならないからです。しかし、その方法というのは、経験や理論に裏打ちされたものではなく、それは誰かが何世紀も前に考えたものであって、それが今でも素晴らしいとは限らないのです。
 スタイルとは、絶対的なものではなく、進化するものなのです。

『 俺はお前のために生きているのではない。
お前も俺のために生きているのではない。 』

 依存する事の愚かさ教え、自立する事の大切さを説いています。

『 私の武器はこの肉体だ 』
 この意味は、「原因と結果の法則」と同じです。
 欲しい結果があるなら、そのための原因をつくり出すことを語っています。
 ブルース・リーは、戦いに勝つために、その基礎となる肉体を自分自身で手に入れたのです。
 自分が手に入れたい結果は何か?
 そして、それを阻むものは何か?
 それを考え、望むものを具体的に明確にし、不要な心を手放すことです。

『 並みの強さは歯を食い縛る程度の努力で得られるが、それでは人並みだ。
並みの強さは努力で誰でも得られる。
だが、その上を目指すのであれば限界を超え続けなければならない 』

 まさに、仕事でもスポーツでもすべての分野において、偉人と凡人との違いを表わした言葉です。

『 戦う者には、鷹のように鋭い目、狐のように狡猾な頭、猫のように素早い動き、豹のような獰猛さ、コブラのようなスピード、そしてラクダのような忍耐力が必要だ。 』
 「包み込みの発想」です。
 戦いに必要な要素をすべて極め、網羅し、自在に扱えるようになれば、どんな相手にも決して負けないということです。

『 自己実現が重要だ。
「自己イメージ」の実現ではなく、 「自己」の実現に向かってほしいということだ。
誠実な自己表現のために、自分の内側をよく観察してほしい。 』

 自分の心の底にある本当の願望に気づくことの大切さを説いています。
 つまり、客観的に自分自身を観察し、自分自身の奥底にある本当の心の声をしっかり聴くことで、どんな苦境や逆境にも対峙し、乗り越える強い精神が身に付き、他人や環境に左右されず、自分が望む真の自己実現に最短距離でたどり着けるのです。

『 常に自分自身であれ。自分を表現せよ。自分の中に信念を持て 』
 信念をもつことの大切さを説いています。
 信念を持つことは、心を満たすための具体的な行動の指針となります。
 自分自身の信念を明確にするには、強い感情を伴った記憶や強い衝撃を受けた体験の中にあり、そこに自分自身の最も深い価値観が眠っているのです。
 それが、自分が何を信じているのか、何を信じるべきなのかを教えてくれるのです。つまり、信念となる鍵がそこにあるのです。

『 私は「できると思うからできる」という古くからの格言を重視し始めている。
思っていることに対し、強固な目的意識、忍耐力、そして思いを実現したいという
燃えるような情熱を加えれば、誰でも必ず目標を達成することができるだろう。 』

 「思考は現実化する」という意味。
 しかし、ただ考えて行動すれば思いが現実化するということではなく、自分自身の意識と一体化した湧き上がるエネルギーとどんな苦境にも耐え忍ぶ強い精神が必要であるということです。
 それがあれば、誰でも目標を達成できるということです。

『 行動に裏打ちされた現実的な夢追い人であれ 』
 具体的な行動を起こすことの大切さを説いています。
 夢が夢のままで終わる人と、夢を実現する人との違いは、夢に向かって具体的な行動を起こしているかどうかです。
 良いアイデア、発想、ひらめきがあったとしても実現性が低いのは、しっかりとした具体的な行動に落とし込めていないだけなのです。

『 <三つの鍵>シンプルさ。直接性。自由 』
 余計な考えを徹底して削ぎ落とし、シンプルに洗練させていくこと。
 余計なことを考えず、本当に必要なものだけをストレートに考えること。
 本当に必要なものだけを求めて、心の執着を手放していくと、やがて自由になれるという意味です。
 ブルース・リーは、自身の哲学を戦い方にも取り入れた結果、あのスタイルが生まれたのです。

『 私は自ら進んで人を傷つけようとは思わないし、
たやすく傷つけられるつもりもない。 』

 武術には人を殺傷・制圧する力があるが、その力をむやみに使い、他人を傷つけてはいけないという意味。
 武術の本来の目的は、修錬して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、
礼節を尊重する態度を養うことであるということです。
 日本の武士道と同様のことを説いています。

YOUR INSPIRATION CONTINUES TO GUIDE US TOWARD OUR PERSONAL LIBERATION

■ブルース・リーが影響を与えた人物

●ジャッキー・チェン(俳優/監督)

無名時代にブルース・リーの映画『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)や『燃えよ
ドラゴン』(1973年)にエキストラとして出演。1970年代後半より、ブルース・リーの後継者として期待され、アクションにコミカルさを交えた作品で一躍アジアのスターに登りつめる。1998年『ラッシュアワー』の大ヒットで、ハリウッドスターと
しての地位を築き、アメリカを中心に世界各国での知名度も上がり、東洋人を代表するハリウッドスターとして活躍している。

●千葉真一(俳優/監督/空手家/プロデューサー)
日本を代表する映画スターとして、海外では「Sonny Chiba」の名で知られてい
る。吹き替えに頼らないで自ら演じるアクションスターの元祖ともいえる存在で、
ブルース・リーが共演を申し入れたことがある。

●ヒクソン・グレイシー(グレーシー柔術)
「総合格闘技400戦無敗の男」として、PRIDEなどの格闘技で活躍。
ヒクソン・グレイシーは、「ブルース・リーは30年も前に、現在我々総合格闘家が目指している事を当時から考えて問いかけていた。心を開き、様々な形で戦い、そして、常に新しいテクニックを取り入れる彼の姿勢に影響された。彼は全ての格闘技における真髄を言い当てていた。ブルースはそれまでダンス扱いされていた総合格闘家にリアリティをもたらしたと私は思っている。彼の武道哲学を私は100%正しいと感じているんだ」と語っている。

●ジェロム・レ・バンナ(K−1ファイター)
ジェロム・レ・バンナ選手は、「ブルース・リーに出会ったのは13歳の時で、彼の映画「怒りの鉄拳」を観たんだ。その時に、彼のカリスマ性や格闘のテクニック、スピーディーな動きにとても衝撃を受けた。本当に彼からは100%影響を受けたんだ。前に進む為の影響を受けたんだ。そして、ブルース・リーに憧れるあまり、右利きであるにもかかわらず、ブルース・リーの真似をしてサウスポースタイルに変えた」と語っている。

●岡田准一(タレント/俳優)
「ブルース・リーと彼の武術に対する姿勢を尊敬している」と発言。
人気俳優として活動している岡田准一さんは、「アクション俳優として活躍していく為の自分の武器が欲しい」という理由で、ブルース・リーが創始した格闘技である截拳道(ジークンドー)を始め、その結果、世界でも数少ない截拳道(ジークンドー)のインストラクターの資格を持つに至っています。


2周目:「新しく正しい時代を築いていく」
5周目:「属国日本の現状」
7周目:「本物について」
9周目:「小沢氏がつくった「新政研」」
11周目:「現在の気象や地殻の大変化」
13周目:「米債務問題について」
14周目:「最近の自然の異変について」
21周目:「食関連の偽装問題について」
22周目:「児童相談所に関する問題」
23周目:「携帯基地局の設置がもたらす恐怖」
24周目:「仙臺四郎に学ぶ」
25周目:「未来の新しいコンセプト=麻」
26周目:「志の高さが未来を切り拓く」
27周目:「ゼロ磁場のエネルギーについて」
28周目:「富の二極化」
29周目:「現代人にとって必要なミネラル」
30周目:「『長の十訓』を読んで」

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