船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　こんにちは。株式会社船井メディアで主に顧客管理担当をしております大江美由紀です。

　もう今から２０年近く前のことですが、ある会社に中途採用され、入社後歓迎会を開いてもらいました。その席で同期入社となったＯさんから「僕たちの試験会場の一番後ろで待っていた人でしょ。女性社員はあなたに決まったんだなって思ってたよ」といわれたのです。「いえ、あのときは私の採用が決まっていたわけじゃないんですよ」と私は事情を話しました。
　その試験は男性、女性と部屋を分けて行われ、筆記試験の結果女性は６人が一次試験合格となり、翌日面接を行うと発表されました。当時アルバイトをしていた私は翌日も予定がはいっており、そのことを伝えると「では男性の一次試験の結果が出るまで会場で待っていてください。発表が終わりましたら今日面接しますよ」と言っていただけたのです。
　そんなわけで男性陣が試験結果を待つ中、一番後ろでポツーンと待っていたのです。
　そのことを聞いたＯさんは「そうだったんだ、てっきりあなたに決まったんだと思ってたよ」と言ったのです。
　そのときは「そんなふうに勘違いされても仕方なかったかな」としか思いませんでしたが、先日ふとこのときのことを思い出し、「もしかしてそこにいた人たち全員がそう思っていたから、合格できたのではないか」そう思ったのです。というのは、会社の先輩が６人の中から私を採用した理由を上司に聞いたところ「筆記試験は一番悪かったけれど面接での様子が一番明るかったから」というなんともいえない理由で採用が決まっていたのです。確かに筆記試験に自信のなかった私が、「どうして面接であんなにきちんと対応できたのかな」というくらい、にこやかに面接に臨めたのですから、何か不思議な力が働いたとしか思えません。
　今の自分があるのはもちろんこの会社に入社できたからなのですが、すべてが必然・必要・ベストだとすると、不思議だな〜と思えてならないのでした。そして自分の想いが誰かに影響するのであれば、やはりプラス発想で相手に接していくことも大切かと感じます。


１周目：「やっぱり笑顔」
２周目：「必然・必要・ベスト」
３周目：「必要必然ベスト　（テーマ：私が好きな船井会長の言葉）」
４周目：「またまた『必要・必然・ベスト』　　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
５周目：「ツキを呼ぶ　（テーマ：私が仕事や生活の中で取り入れている“船井流”）」
６周目：「気づくこと　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」