船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　先日、出張に行った際、心の琴線に触れる出会いがありました。ある女性との出会いです。初めてお目にかかる方で面識もなかったのですが、第一印象から非常にパワーに溢れ、その女性の人間性に即座に引き込まれるような感覚がありました。
　
　彼女は幼い頃、母親を亡くされ、結婚した後には夫の多額の借金が発覚したり、また二度の癌を克服した等、壮絶な人生を経験された方でした。そのような経験を基に、今は女性向けの様々な事業を営み、女性の理想の生き方を啓蒙されています。
　
　「自分の周りにいろんな不幸が起こった。これでもかというほどに。しかし、その都度出会う人に恵まれ、本当に助けられた。そんな支えがあり、周りで起こる事柄は全て自分が原因だと認められるまでになった時、次第に人生が好転してきた。」

　彼女はこのようなことを述べられました。辛い出来事が頻発に起こり、自分の運を嘆くこともあったでしょう。しかし、それを彼女は自分を見つめ直すきっかけと捉え、責任を周りに求めることを止めたと言います。そんな実体験から人生の好転する方法を生の声で聞くと非常に説得力がありました。
　
　彼女の営む事業は、彼女が自負する本物と考えられる商品の販売や、東洋医学を用いた健康法を教えるボランティア事業が主です。全て周りの現象を自分自身が作り出していると考える彼女は、本物を伝えるためには、まず自分自身が本物でなければならないと言います。

　「本物を伝えるのは難しい。本物を伝える伝道力は、相手との信頼関係に比例する。」
　本物情報を伝えるための決め手はやはり“人”のようです。彼女の言葉、表情、波動からはそのように感じ取れました。
　「扱う商品は本当の情報を伝えるためのあくまでも一つの手段にしか過ぎない。最大の目的は私が経験して得た、本物の女性の生活を啓蒙することだ。」と彼女は言います。彼女は過去の経験を糧にして自分自身の役割を発見されたのだと思います。過去の人生を悔やむような後ろ向きの発言は全くありません。その姿勢が、人を惹きつけるのでしょう。
　
　私共、（株）本物研究所は正に“本物”を伝えるのが仕事です。「こんなびっくりするような商品があります。こんな素晴しい本物経営を紹介します。」日々こんな言葉を発しながら情報を発信しています。
　
　私は“本物”を伝える側ですが、今回の出会いで改めてお客様に教えて頂きました。　それは正に“本物とは何か”という命題です。私自身、１００％本物の人間性を持ち合わせているかというと正直疑問です。しかし、本物を伝え得る人間性を高めるように努めることは可能でしょう。お客様に教えて頂くことを謙虚に受け止める。その機会に、今一度自分自身を省みる。そんな心の動き、それを活かす少しずつの行動が本物時代の到来を近づけるのかもしれません。
　
　（株）本物研究所での営業は刺激的な出会いが多いですが、今回はいつもに増して刺激的でした。
　

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４周目：「旧友　（テーマ：“働く”ということは）」
５周目：「志を一つに　（テーマ：私が日々思ふこと）」
６周目：「伝えるということ　（テーマ：私が日々思ふこと）」
７周目：「自身の役割とは　（テーマ：私が日々思ふこと）」
８周目：「冬の季節に思うこと　（テーマ：私が日々思ふこと）」