船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さま、こんにちは。
　イリアール株式会社　企画部の諸橋と申します。
　イリアール化粧品をご紹介する「iLiR Beauty」の編集を担当しております。

　毎日暑い・・・というより湿気がすごいですよね。今年は特にひどくありませんか？　これも「地球温暖化」の影響なのでしょうか？
　これだけ湿気が多いと、体調管理も難しくなります。エアコンや扇風機などのツールを上手に使った健康管理を心がけないと、この夏を乗り切れないかもしれないと少々気になっている毎日です。

　便利ツールと言えば、今やコミュニケーションツールとして、ビジネスでも私生活でも欠かすことができないもののひとつに「メール」があります。
　自分の都合に合わせて送ることも読むこともできるし、電話のように相手を拘束することもない、現代社会にマッチしたとても便利なツールだと思います。
　私もビジネスではもちろん、個人的にも携帯や自宅のパソコンで有効活用しています。

　携帯メールだとかなり絵文字を駆使したりして、自分の気持ちを表現することが可能です。しかし、ビジネスメールは、よほどのことがない限り、文字だけのやり取りになります。書き方によっては送り手の気持ちが伝わりづらかったり、ともすれば「素っ気ない冷たい印象」にもなりがちです。メールに書かれた言葉の受け止め方を、読み手に全てゆだねてしまうということをしっかり認識しないと、些細なことで誤解が生まれやすくなるのも事実です。

　わかってはいたのですが、先日、同僚とのメールのやり取りで思いがけない大失敗をしてしまいました。私の心が小さく狭まって歪んでいたのだと思います。いつもなら何も感じないような一言に妙にいら立ち、再び読み返すことなくトゲのある愚かな一言を入れたメールを安易に返信してしまいました。

　時間が経って落ち着いて読んでみると、自分の解釈がちょっと違っていたことに気づきましたが、気づいた時には後の祭り。その時より同僚との間に、何となくぎくしゃくした雰囲気が漂うようになりました。
　結局、数日後にはお互いの誤解であることがわかったのでよかったのですが、本当に一人友達を失ったかもかもしれないと、自分の心の狭さを後悔したものです。

　メールは自分で捨てない限り、残ってしまいます。いい意味では落ち着いて読み返すこともできますが、悪くすると残っているために余計に神経を逆なでしてしまう可能性もあります。その時の読み手の心の状態によっては、普通の文章も違う意味に取られてしまう、取ってしまうことがイヤというほどわかりました。

　簡単で便利なツールだからこそ、そのツールの一長一短を理解した上で、上手に活用していくことが必要です。時間にゆとりのない日常で、気軽なものなので使いやすいメールはとても便利ですが、一方で直接会って話をするよりも更に細かい配慮を欠かしてはいけないことを、身を持って体験することができました。

　それから今さらですが、昔ながらの対面式のコミュニケーション、相手の顔を見ながら、状況を確認しながら話をするということの良さというものも認識できた、心は痛かったのですが、私にとっては必要な体験だったと思います。

　これからはメールに変わるもっと便利なツールが出てくるかもしれません。時間の短縮、効率の良さなどの長所を生かしたツールであっても、コミュニケーションの基本は昔と何も変わっていないのかもしれません。ほんの少し、いつもより気持ちを込めて相手を思いやる・・・その意識を忘れずに持つことで、お互いにとって気持ちの良い、心を向かい合わせたコミュニケーションがとれるのではないかと思います。


２３周目：「素直になれた同僚の一言　（テーマ：仕事をしていて感動（学んだ）こと）」
２４周目：「花粉症と美肌対策が一石二鳥！　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２５周目：「趣味を持つことの大切さ　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」