ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2018.01.01(第47回)
リークから見える北朝鮮の真実

 明けましておめでとうございます。2018年の幕開けです。今年も昨年以上に大きな変動の年になることでしょう。
 政治経済、そして社会的にも大きな変動が予測できますが、これからなにかと注目を集め、さまざまな分野の変化の中心になるのはやはりトランプ政権です。今回は日本ではほとんど知られていない事実を紹介します。意外な事実にびっくりすると思います。
 アメリカには4Chanというディープな掲示板があります。基本的には日本の2Chに似たオタク系の掲示板ですが、最近はここの掲示板に大きな出来事の発生を事前に予告するリークのように見える情報が投稿されるようになっています。
 10月1日にラスベガスで発生した銃撃事件も、そのようなリークと思われる情報が投稿された例です。事件の3週間前の9月10日の深夜から翌日の9月11日にかけて、次のような投稿がありました。

 「これは『ハイ・インシデント・プロジェクト』という計画だ。この計画はアメリカ国民に、警備が厳重な場所は安全ではないと思わせることが目的だ。彼らは規制法案をどんどん作りたがっている。これから数年で、金属探知機やその他のセキュリティー機器の設置を義務化する法案がどんどん成立するだろう。政治家はすでに警察がいる場所には、もっと警察が必要だというだろう。実際に明日、なにか起こるかどうか分からないが、彼らはラスベガスを狙っている。」
 このように警告し、当面はラスベガスには行かないように注意していたのです。

●暗号めいた膨大な投稿
 これが事件の3週間前に行われたことは、掲示板のスレッドに記された日時から分かります。だが、これが本当にラスベガスの銃撃事件の予告だったのかどうか見方が分かれるところではあります。しかし、情報が具体的なので、やはりこれはラスベガス銃撃事件の裏を伝えているのではないかという意見が多く、注目されています。
 ところで、10月31日から11月6日にかけて、やはり4Chanの掲示板に不気味な投稿が連続してあった。投稿者は匿名ですが、「Q クリアランス」があるとしています。「Q クリアランス」とは、米エネルギー庁から与えられる国家の最高機密に対するアクセス権限のことです。これは国防省が与える「トップシークレット・クリアランス」と同水準の権限です。これを持つものは、国家の安全保障にかかわる最高機密にアクセスが許されます。
 これを持つとされる謎の人物の投稿で、すでに投稿は膨大な量になっています。それは情報を直接伝えるものではなく、「なぜ〜だろう?」と質問形式になっており、それらの質問をひとつひとつリサーチすると、いまアメリカや諸外国の水面下で起こっている大変な事態がはっきりと見えてきます。

 この投稿に対しては、ネットで出回っている膨大な情報をあたかも裏の事情を知っているかのような体裁で投稿しているだけで、さして大きな意味はないという見方から、これは「Q クリアランス」をもつものにしか分からない裏の情報が多いので、明らかに内部からのリークではないのかとする見方もあります。いま、後者の立場に立って、徹底したリサーチを開始するものも出ています。
 ちなみにリークした匿名の人物は「Q」と名乗り、すべての投稿は「パンくず」のタイトルで行われています。リークの動機は、いま水面下でアメリカで起こっている危険な事態を警告し、阻止することだとされています。それがどのような投稿なのか、早速見てみることにしましょう。量が膨大なので、今回はほんのさわりだけの紹介です。関心の高いテーマに分けて掲載しましょう。

●アメリカ
10月31日、午前11時投稿

・軍の情報部
・「国家機密」となんであり、それはどのように「SC(意味不明)」で確保されているのか?
・軍の情報部が3文字の情報局と対峙するためには、なにが欠けているのか?
・民間の裁判が行われるためには、どんなことが起こる必要があるのか?
・これはなぜ意味を持つのか?
・マイケル・フリンの背景はなにか?
・これはなぜ意味を持つのか?
・なぜ国家安全保障局(NSA)の長官がプライベートでトランプに会ったのか?
・大統領は、死体がどこに埋められているのを知っているのか?
・トランプは悪い人物たちの証拠はつかんでいるのか?
・トランプは大統領になるように頼まれたのか?
・なぜ?
・だれに?
・次はヒラリー・クリントンの番か?
・選挙は不正操作されることになっていたのか?
・良い人々が不正操作を防いだのか?
・なぜ大統領は捜査のための小委員会を設置したのか?
・大統領の発言で実現しなかったものはあるのか?
・大統領はなにをコントロールできているのか?
・腐敗していない組織はなにか?
・なぜ軍は決定的な役割を担っているのか?
・なぜ大統領は尊敬されている将軍に囲まれているのか?
・だれが大統領を守っているのか?
・なぜこの情報に意味があるのか?
・だれがヒラリー・クリントンを守っているのか?
・なぜアンティファは活動を許されているのか?
・なぜ「ムスリム同胞団」はテロリストとして分類されていなのか?
・ソロスが資金提供する活動が暴力的になり、国内のテロに関与したらどうなるのか?
・市長や警察署長が法の執行をやめたらなにが起こるのか?
・大統領は海兵隊に対してどんな権限を持っているのか?
・なぜこれが重要なのか?
・ロバート・モラー特別検察官の背景はなにか?軍の出身か?
・トランプは、不正を防止する約束で大統領になるように依頼されたのか?
・どうやって大統領は5歩先を行っているのか?
・だれが大統領を助けているのか?

10月31日、午後11時投稿

・悪い人間よりも良い人間のほうが多い。魔術師と魔法使い(内部の言葉)は悪魔のサタンがこの国をコントロールすることは許さない。ソロス、クリントン、オバマ、プーチンなどの人々をみなコントロールしているのは3つの家族だ。(4つ目はトランプの勝利でポストを失った ※意味不明だがプーチンのことなのか?)

・11月3日、ポデスタが起訴される
・11月6日、フーマが起訴される
・マナフォードはトランプ陣営に入れられた。他の人々も同様だ。これから明らかになる腐敗はあまりにも巨大なため、人々が責任を逃れるためにはなんらかの取引が必要になる。そうではないと、70%の政治家は刑務所に収監される。(すでにこれは起こっているが。)ディープなクリーニングと真性の悪からの防衛は日々進行している。民主党だけではなく、彼らは大統領のコントロールを失うとはまったく思ってもいなかった。彼らは、ケネディーとレーガンという2つの過去の間違いの後は、コントロールしていると思っていた。

 愛国者よ、よいスピードだ。
 PS、ソロスは狙われている。

●水面下で進む政治の浄化
 これは投稿のほんの冒頭部分です。このような問いかけが何十ページにもわたって延々と続きます。なかでも、トランプ政権で水面下に進行している事態に関する問いかけが多いのです。私もすべての問いを消化したわけではまったくないのですが、アメリカに拘わると思われる部分だけを読むと、おおよそ次のような情報を伝えているように見えます。
 「トランプは、ある勢力から大統領になるように依頼された人物だ。彼の役割は、根底から腐っているワシントン政界を本格的に浄化することである。そのようなトランプを守っているのは、アメリカのなかでも腐敗していない唯一の組織である海兵隊である。そしていま、軍に所属する情報機関とCIAやFBIとの間で、暗闘が繰り広げられている。この動きを背後で指揮をしているのは、国防情報局(DIA)の長官で、更迭されたマイケル・フリン中将である。
 また、いまロシアゲートでトランプ政権を摘発しているロバート・モラー特別検察官も軍の出身で、実はトランプ陣営の仲間だ。ミュラーはロシアゲートの捜査対象を民主党にまで拡大し、民主、共和両陣営の本格的な捜査と摘発を開始した。トランプの選挙キャンペーン部長でいま摘発されているマナフォードは、トランプ陣営に送り込まれたスパイである。スパイは彼だけではない。
 この戦いは11月3日のポデスタの起訴から始まる。また、11月6日にはフーマも起訴されるはずだ。トランプ大統領の13日間という長期のアジア外遊が予定されているのは、この期間にワシントン政界の浄化を進めるべく、さまざまな人物の起訴と逮捕が予定されているからだ。トランプ大統領の帰国後は、これまでとは異なったアメリカになるはずだ。
 トランプ大統領の身の安全は保証されている。外遊中の大統領専用機やトランプの身の安全は、海外に駐留する米軍、特に海兵隊によって守られている。」
 以上です。

 投稿にある「マナフォード」とは、いまモラー特別検察官によって起訴されているトランプ陣営のキャンペーン部長のことです。また「ポデスタ」とは、クリントン陣営の選挙対策部長とキャンペーンマネージャを務めたジョン・ポデスタとトニー・ポデスタの兄弟のことです。
 そして「フーマ」とは、サウジアラビア出身でヒラリーの側近のフーマ・アバディンのことです。ちなみにフーマ・アバディンは、いまセックススキャンダルで起訴された下院議員、アンソニー・ウィナーの妻です。イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団の著名な家系の出身でもある。なぜこのような人物がヒラリーの側近であるのか謎が多いとされています。
 ところでポデスタやフーマ・アバディンですが、起訴はされてはないようです。ただトニー・ポデスタはモラー特別検察官の取り調べを受けています。起訴は時間の問題と考えられています。また、いま首都ワシントンの地方検察局には7人の人物が起訴されていますが、その名前は公表されていません。そのなかに、ポデスタ兄弟とフーマ・アバディンの名前がある可能性もあります。

●北朝鮮
 これだけを見ると、この投稿はネットで出回っている陰謀論のストーリーを、リアルに見せるためにもったいぶった書き方をしているだけのようにも見えるかもしれません。世間の注目を集めるための、一種の都市伝説のようなものかもしれません。
 しかしその他の投稿を見ると、都市伝説ではどうしても説明できない内容が圧倒的に多いのが分かります。北朝鮮に関する投稿もそのようなもののひとつです。これも膨大な数があるので、少しだけ見てみましょう。

11月1日、午前2時13分投稿

・最後まで秘密にしなければならないことがある。北朝鮮はキム・ジョンウンが統治しているわけではない。彼は統治をする演技をしている役者だ。だれが監督なのか? 事実はあまりに非道なので、これを知ると多くのアメリカ人は暴動と反乱を起こすだろう。幼児性愛のネットワークは解体しつつある。悪魔の儀式のためにハイチやその他の第三世界で行われている子供の拉致は、いまは一時的に停止されている。当事者が逮捕されるまでは、完全には終了することはないが。我々は、神の導きとガイダンスがあることを毎日祈っている。真性の悪と戦っているので。

 以上です。

 キム・ジョンウンは役者に過ぎず、北朝鮮は実際は別の勢力によって統治されていると聞くと、驚くばかりです。にわかには信じ難いことです。しかし、次のような投稿を見ると、やはりなにか水面下で大きなことが起こっているようです。

11月2日、午前2時14分投稿

・バラク・オバマは北朝鮮に行ったことがあり、おそらくいまも北にいるといったら驚くだろうか? オバマ政権は北朝鮮のミサイルと核開発を遅らせるために、なぜなにもしなかったのだろうか?

・だれが北朝鮮に戦略的な情報を与えているのか? イランか?
・オバマ政権下でイランとどんな取引が結ばれたのか?
・この取引はなぜトップシークレットに指定されたのか?
・なぜ議会には知らされなかったのか?

・オバマが政権を去った後、北朝鮮はアメリカに到達できるほど核を小型化する技術を持つことができたのはなぜなのだろうか?

・NSAもCIAも、そしてDIAもあらゆる情報機関が、北朝鮮がこのようなテクノロジーを持つには5年はかかると報告していたが、これはいったいどういうことなのだろうか?

・これらの情報の意味はなんだろうか? なにが分かるのだろうか? 大局的な視点はまれである。

●北朝鮮を実際に統治する勢力
 これを見ると、北朝鮮を実際に統治しているのはキム・ジョンウンではなく、まったく別の勢力だとあります。そしていまオバマは北朝鮮におり、オバマ政権は北と特殊な取引をしていたとあります。本当にそのようなことがあるのでしょうか?
 実は北朝鮮は一般に喧伝されているような国ではないことは、他の人々も言っています。実は北朝鮮は、アメリカの都合で作られた国家ではないのかということです。
 「地政学の著名な分析者であり、多くの著書を出しているF・ウィリアム・エングドールは、北朝鮮に関して自分が体験した象徴的なエピソードを紹介しています。

 1990年代の終わり、エングドールはダボス会議に招待されました。そのときの夕食会でジェームス・R・リリーという人物と同席したのです。リリーは、ブッシュ(父)政権下で駐中国大使を努め、70年代後半から80年代にかけてCIAの高官だった人物です。
 89年の天安門事件のときは、このリリーが大使でした。ちなみに天安門事件は、外部から仕掛けられた最初の「カラー革命」だった可能性が高いといわれています。グルジアやキルギスなどの旧ソビエト共和国で発生したカラー革命や、アラブの春、さらに2014年のウクライナ内戦などには、ジョージ・ソロスが主催するNGOの、「オープンソサイエティー」が資金の提供などで深く関与していることが知られています。
 天安門事件でも、ジョージ・ソロスは「中国の開放と改革のための財団」を設立し、事件に関与していた可能性が指摘されています。このときソロスはCIAとつながりがあったことが判明したため、NGOの閉鎖命令が出ています。
 さらに、カラー革命型の民主化要求運動のマニュアルを作成し、米情報機関と連動して革命の拡大を進めた「アルバート・アインシュタイン研究所」のジーン・シャープもこのとき中国にいました。そしてCIAとの関係が暴かれ、中国政府から国外退去を求められています。
 このとき、CIA出身のリリーが駐中国大使でした。いまのところはっきりした証拠は見つかっていませんが、天安門事件が、民主化要求運動を操作して体制転換を図るカラー革命型の謀略の最初のケースだとしたら、リリーもこれに重要な役割を果たしていた可能性があります。
 1990年代末、ダボス会議の晩餐会でリリーは同席したエングドールと、北朝鮮やアジア情勢について話していました。そのとき、「簡単に言うと、我々は第7艦隊を極東に配備する口実として、我々が北朝鮮を作る必要があった」と発言したと言います。
 どうでしょうか? これを見ると投稿の内容には一定の根拠があるような感じがします。2018年は北朝鮮問題で大きく揺れることでしょう。でも、もしこうした情報が事実なら、北朝鮮問題は私達の予想を越えた展開になるかもしれません。

18/12

加速する世界の多極化、日本が中心

18/11

脳を操作する最新のテクノロジー

18/10

クレイグ・ハミルトン・パーカーの2019年予言

18/09

下野したスティーブ・バノンの危険な動き

18/08

ポールシフトは近いのか?

18/07

ドル基軸通貨体制の放棄と金融危機

18/06

タロットで見た未来

18/05

ロシアとシリアの未来

18/04

高関税と軍産複合体の再編成、そして貿易戦争

18/03

一触即発の中東情勢

18/02

トランプ暴露本と大統領罷免の戦略

18/01

リークから見える北朝鮮の真実



バックナンバー
Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

数霊REIWA公式サイト 佐野浩一 本物研究所 本物研究所Next C nano(ネクストシーナノ) 成功塾説法 舩井幸雄動画プレゼント 高島康司先生の「日本と世界の経済、金融を大予測」 メールマガジン登録 舩井メールクラブ 佐野浩一note