トップが語る、「いま、伝えたいこと」
世の中で起こることは、すべて「必要・必然・ベスト」になっているはずです。とはいえ、世の中は必要でないこと、ムダなことに満ち溢れているようにも思います。その中で何が自分にとって必要なのかを良心に従って判断し、いかに効率よく選択して生きていくかが、人間に生まれてきた修行のひとつなのかもしれません。なにが必要で何がムダかというのは、その人の人生の目的や魂のレベルによって違うでしょう。世の中にムダなことが満ち溢れていると思えるのは、まだまだ世の中にムダなものを最良で必要だと思っている人が多くいるからなのでしょう。また、「ムダなことをした」と反省し、より良い方向へ進むための『気づき』を得られたなら、人生におけるムダなことはまた、「必要・必然・ベスト」だといえるからでしょう。
自分にとってなにがムダかは、自分の心をよく見つめてみればわかります。素直な心と良心に従って、それは『楽しくない』と思うなら、それは自分にとってムダなことだといっていいでしょう。ムダに思えることは人によって違うと思いますが、それは人それぞれの特性によるものだと思います。たとえば、私は『授賞式』のようなイベントがとてもムダに思えるのです。資格・賞罰といったものに、まったく関心がないからです。
私には、同じ人間として他の人に賞や褒美を与えるのは、相手をバカにしていることのように思えて仕方がないのです。しかし、ふつうの人たちを見ていると、賞などをもらったときに心から喜んでいるようですし、『褒美(賞)をもらって怒る人はいない』と、親しい知人も話していました。だから、これは私の、他の人とはかなり違った特性だといえそうです。
このように、自分にとってムダと思うことは何かと考えるところからも、自分の特性が分ってきます。いまの自分になにがムダかを考え、そこから自分の特性を把み、その上でできるだけムダを減らし効率よく生きるようにしていきたいものです。よろしく。
＝以上＝
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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
１９６４年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として１３年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。２００１年、（株）船井本社の前身である（株）船井事務所に入社し、（株）船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 ２００３年４月、（株）本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、２００８年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、２０１２年、（株）５１ Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。２０１３年９月に（株）船井メディアの取締役社長ＣＥＯに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』
（ごま書房新社）、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』
（ナナ・コーポレート・コミュニケーション）、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』
（成甲書房）、船井幸雄との共著『本物の法則』
（ビジネス社）、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』
（総合法令出版）、『幸感力で「スイッチオン！」』（新日本文芸協会）がある。
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