船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:力丸 孝明
皆様こんにちは。
イリアール株式会社の力丸と申します。
『ノーベル賞』
12月10日、2012年のノーベル賞授賞式が、スウェーデン・ストックホルムのコンサートホールで行われ、医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授にメダルと賞状が授与されました。
博士が受賞したのはノーベル医学生理学賞、「再生医療」の実現が期待されるiPS細胞を開発した研究が評価されての受賞となりました。
『先駆者』
テレビやインターネットでは、山中教授のニュースがたっぷりと流れておりますが、今回ノーベル賞を受賞したのは2人。もう一人は、英ケンブリッジ大学名誉教授のジョン・ガードン博士です。
ジョン・ガードン博士は、御年79歳にして第一線で活躍を続けていらっしゃる、イギリスを代表する生物学者。
山中教授も今回の受賞に関して、「ガードン先生との同時受賞が、一番うれしいと言っても過言ではない。
ガードン先生はカエルの研究で、大人の細胞が受精卵の状態に戻るということを核移植技術で証明した。まさに、私のしている研究を開拓してもらった」と、コメントしています。
そう、今回のiPS細胞の開発の道を切り開いた先駆者こそ、このジョン・ガードン博士なのです。
山中教授のコメントにある「カエルの研究」に成功したのは1962年、なんと50年前!
『好きこそ物の上手なれ』
ガードン博士、意外にも学生時代はいわゆる「落ちこぼれ」だったそうで、15歳の時の通信簿には「生物学分野への進学を考えているならば、それは全く時間の無駄だ。そんな考えは直ちに全て放棄すること」と酷評されるほど。
しかし博士は、通信簿をいつも机の上に掲げて、実験などが上手くいかない時に「まぁ、自分はもともと大した学者じゃない」と焦らず謙虚でいるために「気晴らし」として、眺めていたそうです。
また、博士は数年間のインタビューで「学校でも何千匹もの毛虫をガに育てて喜んでいた。教師にとっては不快でたまらなかっただろうね」と笑って話したそうです。
「好きこそ物の上手なれ。」「足下を掘れ、そこに泉あり。」「十年、一剣を磨みがく。」etc……。
目の前のことに一喜一憂せず、自分を大切に、一つのことを続けていくことの偉大さを、博士の姿を通して改めて感じました。
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■ガードン先生の研究所
http://www.gurdon.cam.ac.uk/
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■ケンブリッジ大学のガードン先生の紹介
http://www.zoo.cam.ac.uk/zoostaff/gurdon.htm
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最後までお読みいただきありがとうございました。
9周目:「遠い親戚より近くの他人」
10周目:「少し足をのばして」
11周目:「技術の進歩」
12周目:「情報を楽しむ」
13周目:「便利な物を便利に使うために」
2012.12.27: 新しい挑戦をするときにはモデル付加法
2012.12.26: マヤ暦とマヤ文明について
2012.12.25: 米債務問題について
2012.12.21: 2012年変革の年
2012.12.20: 復興支援のカタチ
2012.12.19: 本物を感じる
2012.12.18: 所有意識とパワーコントロール
2012.12.17: 青空を見上げながら
2012.12.14: 佐藤式メソッドを受けて
2012.12.13: 好きこそ物の上手なれ
2012.12.12: 今日の言葉 船井幸雄語録を配信
2012.12.11: 目に映る全てのものはメッセージ
2012.12.10: 白熱☆コーチングLIVE!
2012.12.07: 自分で決める
2012.12.06: 「日本語」を考える−その7
2012.12.05: 目に見えている世界・見えない世界
2012.12.04: カウンセラーが一番お得なんです
2012.12.03: 自分の子どもに対してこそ肩の力を抜いて接する