船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
1冊の本の出会いが人生を変える!
2013.2.8(Fri)
社名:(株)船井メディア 『Just』制作部
名前:徳永 かおり

著書『だから、あなたも生きぬいて』

『船井幸雄.com』の読者の皆さま、
(株)船井メディア、JUST制作部の徳永かおりです。

私が今、夢中になって読んでいるメールマガジンがあります。
30代の若手起業家の方で、“ホリエモン”の再来などと言われており
飛ぶ鳥を落とす勢いで、最近は本を出版したり、
メディアにもよく登場しています。

彼は今はインターネットで発信する情報、コンテンツの販売や
私塾経営を主にしていますが、メールマガジンで発信している
彼の起業物語が、波乱万丈、かつ人間味にあふれとても面白いのです。

私は文章を読む時、自分の中にすっと入ってくる文章と、
なかなか入ってこない文章があって、ピンと来て、
感情移入して読み始めると、一気に読んでしまいます。
皆さんにも、そういった経験はないでしょうか。

私は個人的に、小説でも、映画でもノンフィクションが好きです。
筆者の想いの強い文章は、文章にリズムがあるというか、
まるで声が聞こえてくるように、頭の中に入ってきて、
いろんなイメージも広がっていきます。

話はそれましたが、若手起業家の方が起業物語で、
自分の人生を大きくを変えた、ある1冊の本を紹介していました。

『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)大平 光代 (著)

彼は10代の時に、道を踏み外しそうになり、
16歳当時に逮捕を受け、留置場にいたときに、
恩人がこの本を差し入れてくれたそうです。

この本は2000年に発売され、260万部を越えるミリオンセラーと
なったそうですが、私はこの本も大平光代さんの事も
知りませんでした。この本は、今は絶版となっています。

著者の大平さんは、中学の時に激しいいじめを受け、
いじめを苦に、割腹自殺を図ります。
自殺は未遂に終わったものの、その後は非行に走り
16歳で暴力団組長と結婚。その後、22歳で離婚…。

北新地でクラブホステスをしていた時、
父親の友人である大平浩三郎さんと再会し、
大平さんの強い勧めから立ち直る事を決心して、
猛勉強を開始します。その後、浩三郎さんは光代さんの養父となります。

中卒のハンディを乗り越え、まずは宅建試験に合格、
その後、超難関である司法書士試験に一発合格。
弁護士となって、主に少年事件を担当。
2006年女の子を出産されますが、ダウン症および心臓疾患と診断されて、
現在は、弁護士活動よりも、家族との時間を中心に
山間の地で暮らしているそうです。

起業家の彼は、この本をもらった時、
「正直、読みたくねぇや」と思ったそうです。
それまで本など1冊も読んだ事もなく、
文字から何かの教えを悟るなど、
到底無理、所詮文字にすぎない、と思っていたそうです。

そんな彼の考えを180度一転させ、
まさに人生を変えたのが、この本だったそうです。

彼は本を読み進むうちに、10代で非行に走った事や
自分の人生と重なるところも多くあって、
強い感銘を受け、そこから彼も弁護士を目指し、
起業家の道へと進むのです。

全く1冊も本を読んだ事のなかった、10代の少年の心を
大きく動かした本…。本には、そのパワーがあるのです!
早速、私も本を手に取り、読み始め一気に読んでしまいました。

この本では、大平さんの波乱万丈な人生期だけでなく、
いつのタイミングでも、あきらめない心、
集中する勉強法など、具体的に書かれていました。
やればできる…。しかし、やると決めるのは自分。
そして、人は1人じゃないんだ、そう思える1冊でした。

世の中には、一生かけても読み切れない程の
本があり、まさに読める本は、読むべくして現れ、
その読むタイミングによっても、得られる知識や
感動は大きく違っていくと思います。

まさに起業家である彼は、16歳のタイミングで
大平さんの本に出会って、大きく人生を変えました。
彼の人生が変わっていったのは、彼が立ち直る決心をして
行動していったからなのですが、きっかけは、この本との出会いなのです。

私はそのタイミングに、まさに人生は必要必然なんだなと、
改めて感動してしまいました。そして本には、人の人生をも
変えてしまうパワーがあり、何かを伝えたり、情報を発信する
というのは、責任も重大で、在り方も問われるなと、
改めて考えるきっかになった1冊でした。


10周目:「どんな仕事も必然必要だから就業できる」
11周目:「シェアハウスでさらに繋がる」
12周目:「“混住”がすぐ目の前に」
13周目:「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」
14周目:「白熱☆コーチングLIVE!」

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