船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　株式会社船井本社に所属し、常任顧問と秘書室長の秘書業務を担当しております。

　クリスマスの華やかな賑わいも終わり、新しい年を迎える準備が始まりました。
　今年の冬は、寒さが厳しく、「この冬最高の暖房熱消費量を記録」と報道されています。東京の冬空は、とても澄んでいて、夜空には美しく輝く月、冬の星座をいつになくたくさん見ることができます。一方で豪雪地域では例年にない降雪量となり記録をぬりかえているとのこと。豪雪地域の皆さま、お見舞い申し上げます。厳しい冬の季節は、自然のもつちからを特に感じさせられます。
　皆さまは如何お過ごしでしょう。

　今日は秘書室の主な役割のなかから船井流をご紹介したいと思います。
　皆さまは、「秘書」というと、いわゆる企業の重役のスケジュール管理や、渉外部門を連想されるかもしれません。株式会社船井本社の秘書業務は、スケジュール管理はもとより、船井幸雄のホームページの作成、月刊誌づくりの支援、広報活動、研究会（勉強会・セミナー）活動の運営まで担当しております。それぞれの主な担当はあらかじめ定められてはいても、秘書どうしは、担当分野を超えてお互い意見を交換しあうように心がけています。来客や電話対応、毎日起こる様々な出来事に、反省を含めて「私ならこうする。こんな風に伝える」といった、意見を持ち合うようにしています。業務を細分化してマニュアル化していくのではなく。私たちが受け止め、伝えていく役割のなかにあって、どうすればわかり易くなり、お客様が納得してくださるかを、心がけるようにしています。ひとつの現象（結果）には、いろいろな一面や要素が含まれていて、とらえる視点や時間によって様々な印象をあらわすように思えます。

　船井会長は、本気で好きなことを仕事にしたらいいと、折に触れて話されます。そして、プロになりなさいと。プロとは、労働時間を一時間いくらと計算しない人、凝りに凝って昼夜を分かたず考えるひとだと聞いたことがあります。ひとは、自分の好きなことをしているときは、時間の経つのも忘れ一所懸命になると。

　フリーター社会は、孤独なひとを増やし、技能を単純細分化し、使い捨ての労働形態を増やし続けているようです。「勝ち組」「負け組」と色分けされ、弱者切捨ての社会になってしまったかのようです。細分化された仕事の中から自分にとって本気で好きな仕事を見つけることは、難しくなっているのではないでしょうか。

「孤独なひとほど交わりに敏感なひとはいない。個々人がその個性を忘れず自分と他者とを同一視しないときに初めて真の交わりが生じる」

と、心理学者の記事を思いだし読み返しました。わたしたちは、だいぶ前から、それぞれの個性を認め合うために、他人を理解する、受け止める、これらのことを置き去りにしてきてしまってはいないでしょうか。孤独な若い世代の不安や不満が、真の交わりを忘れてしまった私たちの社会に犯罪を起しているのではないかと思いました。わかりやすさを装ったうわべだけの社会づくりに導かれているのではないかしらと、不安を感じます。

　船井会長はやさしさのなかにきびしくもあり、人生の真実　人間としての生き方を、
指南されます。心穏やかに人が生きるということの意味をいきいきわくわくをモットーに、私たちに伝えつづけています。
　秘書室は、この船井流を心に、役割を伝えるための大切さを感じています。

１周目：「いつかきっと、笑顔のプレゼントを・・・。」
２周目：「２日間にわたる研修会、ありがとうございました。」
３周目：「自由にシンプルに　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
４周目：「捨てる紙（神）あれば・・・　（テーマ：船井会長に伝えたいエピソード）」