船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

老親といい関係をつくる会話術　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）

2007.11.6(Tue)

社名：イリアール（株）
名前：田上　和子

　皆さん、こんにちは。イリアール（株）の田上です。
　コールセンターで毎日、お客様から、商品のご注文を受けたり、お話のやり取りをしたり、ご質問にお答えしたりしています。

　最近、まわりで、高齢になった親の話が、話題に出ることも多くなりました。病気の話、介護の話、人間関係のことなど。個々の話としては、断片的に聞くのですが、もっと詳しく知りたいとも思っていたところ、いい本が出てました。『老親といい関係をつくる会話術』荒木次也著（山海堂）です。

　この本のはじめにこんなことが書かれています。

「認めたくはありませんが、老いて人生の終焉に近づいているのを意識すると自分の人生を振り返り、それを家族に話したくなります。
　反対に、老親を知ることはあなたにとっても大切なことです。自分の親のことを深く知ることは、親を愛し、自分の人生も豊かにするでしょう。
　私たちは今、物が豊かになったけれど、とても忙しくなり、老親や自分の子供と会話する時間が少なくなり、住んでいる町でもひととのつながりが薄くなっています。
　十分過ぎるほどのモノに囲まれていても、「もっともっと」を追いかけ続ける生活の先に何があるでしょうか。老親と話してみれば、人生で本当に大切なものが見えてくるかもしれません。」
　
　そして、具体的に老親と話すとき、用件や相談事でなく、感情を交えて話すことと、
５つの心理段階（否定、怒り、取引、抑うつ、受容）を理解して親と話す。そして沢山の事例が紹介されています。
　事例を読んでいくと思い当たるケースが出てきます。相手の話を聞いてなかったのが、よくわかります。この５つの心理段階があるのを知っていれば、いろいろ勘違いせずにすんだのにと思いました。
　相手に関心を持って、いい質問して、聞いていく。まさにコミュニケーションの基本。どんな場合にも当てはまりそうです。

２周目：「ハイレベルエネルギーその後　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
３周目：「最近読んでオススメしたい本」
４周目：「お客様から学ぶ、プラス発想、勉強好き、素直　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
５周目：「潜在系に光をあてる　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
６周目：「携帯電話の電磁波対策は？　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」