船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　私は、（株）本物研究所に転職する直前、不思議な出会いがありました。
　前職のお客様で運送会社を営む社長を補佐する役目をされていた４０代の女性との出会いです。私との付き合いは比較的浅かったのですが、私は不思議と心を開くことができました。彼女は人間性を見抜く洞察力にずば抜けた能力を持つ女性だったのです。その女性は自身の役割を「相手の背中を押してあげること」だとおっしゃっていました。　それは、悩んでいる人、迷っている人に今後の方向を指し示すことです。私が彼女と出会った時期は転職に迷った時期だったのですが、今後、船井幸雄グループに入社することによって、「自身の役割に気づくのではないか」と印象的な言葉を頂いたのを思い出します。

　「働くとは、自分の役割を発見すること。役割を見つけるヒントに自分の長所がある」と船井会長はおっしゃいます。つまり、彼女は私が長所を活かすことで役割を見つけ、生きる目的を発見できると暗示していたのでしょう。

　組織の中の自身の役割とは・・・、私は全ての事柄は総事象と考えます。野球の経験でそれを置き換えてみます。まず、レベルの高い選手が集まるチームは自分の長所を活かさないと生きる術がありません。自己主張が強く目立つのが好きなピッチャー、守備専門の守備職人、守備は苦手だが、パワーがある長距離砲、チームをまとめるムードメーカー等、各々の特長を持つ選手がバランス良く配置されたチームは例外なく強い。

　私はキャッチャーというポジションを守っていました。キャッチャーとは、試合のリズムをつくる重要なポジションです。ピッチャーが投げる前にキャッチャーがサインを出すことで投球が始まります。サインは、ピッチャーの調子、性格、コントロール、得意なボール、また、相手のバッターの調子、打順、バットの長さ、構える位置、更に、配球の駆け引き、試合の流れ等を考え、初めてサインが決まります。見た目が地味なようにとにかく考えることが多いポジションです。より冷静に様々な視点を駆使するのが特徴です。

　このように過去の人生に自分の長所を活かせた場面を思い浮かべると、組織における自身の役割に気付くヒントが見つかるはずです。そうすると、様々な視点を持つこと、チームのバランス、流れを考えること等が、組織の中で私の果たすべき役割なのでしょう。

　自身の役割に気づくことができれば、日々の仕事もより有意義なものになるでしょう。組織の一員として、長所を最大限に活かすことで、自分自身も組織も活性化するはずです。自分に能力のないものを求めても非効率だと考えます。一般の企業では社員の評価を一定の物差しで評価しがちです。しかし、（株）本物研究所では、各々の社員の長所を適材適所で最大限に活かすことに努めています。これぞ長所進展法。どんな企業に成長するかワクワクしています。


★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆
〜本物研究所からのお知らせ〜
☆ベストセラー「鏡の法則」の野口氏と船井幸雄の対談ＣＤ
プレゼント中！
http://www.honmono-ken.com/cd/
☆船井幸雄会長が愛用☆本物商品７商品のお試しセット
好評中！
http://www.honmono-ken.com/try/
★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆


４周目：「旧友　（テーマ：“働く”ということは）」
５周目：「志を一つに　（テーマ：私が日々思ふこと）」
６周目：「伝えるということ　（テーマ：私が日々思ふこと）」