船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さん、こんにちは。（株）船井本社、会長の秘書業務、本物研究会の担当を主にしております相部多美と申します。

　最近、大雨が急に降ったり、雷が光るなど、雨降りが多いですね。

　８月２４日（日）も熱海は大雨でした。

　その日は、お休みだったので東京まで私用で出かけました。東京は、さほど雨が降っていなかったのですが、その帰り道２０時頃、「小田原・熱海間は大雨の影響で運転を見合わせています」という表示が駅にありました。
　私が小田原駅に着く頃には運転再開の見込みがないので深夜、小田原駅から熱海駅までタクシーで帰った日があります。

　その翌日、船井会長に会うと次のようなお話をしてくださいました。

　大雨の日曜日、船井会長は仕事をするために熱海オフィスへいらっしゃったそうです。その夜、熱海では花火大会がありその花火を見ている時に、偶然オフィスのトイレに電気が点いていることに気づいたそうです。
　その日は日曜日で、会長しかオフィスに行っていないため、自分が電気を消し忘れてきたことに気がつき、電気を消しに行こうとしたが、電車が止まる程の大雨のため、オフィスへ向かうことが困難で、その日は気になったまま就寝されたそうです。雨が止んだ翌朝６時、オフィスへ電気を消しに行き、やっと安心したそうです。

　「一晩、トイレの電気をつけておいても、そんなに電気代金はかからない。ただ、電気が点いていることが気になった。一個一個をパチッとしたい。自分はそんな性格である」

　と、翌日船井会長はお話ししてくださいました。

　７０歳を超えて、欲がなくなったということを著書にも書かれていますが、会長の近くにいて会長の動向を見ていてもそのように感じます。裏紙をメモ紙にするなど再利用を徹底的にしています。
　会長は戦争を体験しており、その時の空腹感や貧しさが身に沁みているそうで、贅沢ができないと言います。また、お金があること、贅沢をすること、有名になることが幸せだとも思っていないようです。
　小さな事もいい加減にせず、一個一個素早く確実にこなしていく会長だからこそ、今の立場があり、皆様に信用をされているのだと思うエピソードでした。


１１周目：「船井流　読書　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１２周目：「株式会社　船井本社　熱海本社　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」