船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。
名前:藤原 かおり
皆さんこんにちは!いつも『船井幸雄.com』をご覧くださいましてまことにどうもありがとうございます♪『船井幸雄.com』担当の藤原です。日に日に秋らしさが増してくる今日この頃です。皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて、最近、今ひそかに話題になっている、衝撃の映画『闇の子供たち』を観てきました。
これは、梁石日原作の小説を『亡国のイージス』などの阪本順治監督が映画化したものです。タイで横行する幼児売春や臓器売買という重いテーマを真正面からとらえた内容です。映画の中の一つ一つのシーンが残酷で悲しく、目を背けたくなるようなもので、予想はしていたものの、心にズシリと重かったです。映画の中で、子供たちは、鉄柵の狭い部屋に監禁され、自国をはじめとする、欧米や日本の大人のエゴや性癖におしつぶされています。エイズだとわかるとまるでゴミのようにビニール袋に入れて捨てられたり、日本の子供に臓器移植をするために、命を奪われてしまうタイの子供が描かれていました。この中で、どこまでが現実で、どこからがフィクションなのか曖昧ではありますが、まったく架空の出来事ではないことは確かでしょう。
「なぜこんなことが起こり得るのか」ということを考えてみるとその要因は、人間のエゴや生活の貧困・・・などさまざまあるでしょう。しかしやはり私は、世の中の資本主義の仕組みそのものが大きな原因になっていると思えてなりませんでした。力の強い者が弱い者から搾取し、格差が広がるようになっているこの仕組みが生み出す歪みやひずみが、結局は発展途中の国の中でも一番弱い子どもたちに及んでいるのではないかと思えました。
ところで、8月22日に『船井幸雄のいま知らせたいこと』で船井会長が書いた『気になって仕方のない「この世の仕組み」』について、皆さまからさまざまな意見が寄せられています。
この中にもあるように、会長は「私たちの本体は魂であり、その魂に勉強させるために、この地球という学校に勉強に来ている・・・」という内容を以前から言っています。ところが8月22日の文章の最後には、「・・・地球のシステムはうまくできていると思います。しかし矛盾があるように思えてならないのです」とも言っています。
私もこの「矛盾」について考えてみました。そして今回の映画を観ても、幼い頃からこんな過酷な環境を強いられて生きなければならない子供たちが現実に存在することに、やはり矛盾を感じました。「このような体験が、その子供たちにとって必要だった」などと言われてもあまり納得はできません。もしくは「その子は前世で逆の立場だったから、今こんな目にあっているのだ」と言われても、どこか「目には目を、歯には歯を」的なエゴイスティックなものを感じます。
そういうことを考えても、今の資本主義の仕組み自体に、歪みや無理があるものだろうし、大きくは「この世の仕組み」も大きな矛盾を抱えているものなのでしょう。
おそらく、その矛盾を解消するには、私たちの意識が変わることが大きく関係しているでしょう。皆さんはどうお考えになりますか?
1周目:「「損な役割」って・・・? (テーマ:船井会長から学んだこと)」
2周目:「ノドの痛みとみろくの世 (テーマ:私からみた船井幸雄)」
3周目:「コミュニケーションについて思うこと (テーマ:船井会長から学んだこと)」
4周目:「自宅のお風呂がイヤシロチに! (テーマ:私が最近ビックリしたこと)」
5周目:「誰をも否定しない (テーマ:私からみた船井幸雄)」
6周目:「口の中から構造改革 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)」
7周目:「オープンワールドでの“気づき” (テーマ:仕事をしていて感動したこと)」
8周目:「ゲームを作れる人間になる (テーマ:私が最近感動したこと)」
9周目:「簡単に“自然の理”に従う方法 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)」
10周目:「『国家の経営 企業の経営』を読んで (テーマ:最近読んでオススメしたい本)」
11周目:「“日月神示”でダイエット!? (テーマ:私が最近ビックリしたこと)」
12周目:「脂肪か筋肉か? (テーマ:最近読んでオススメしたい本)」
2008.09.29: 学びと気づき、感謝のツアー:神秘の富士山バスセミナーを経て (テーマ:仕事をしていて感動したこと)
2008.09.26: 自分のパターン (テーマ:仕事をしていて感動したこと)
2008.09.25: 船井会長とお孫さんとの対話を読んで (テーマ:船井会長から学んだこと)
2008.09.24: 食の常識・非常識!?〜“たまご”編〜 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)
2008.09.22: シーソーの法則 (テーマ:最近読んでオススメしたい本)
2008.09.19: 人と関わるということ (テーマ:仕事をしていて感動したこと)
2008.09.18: 不良のタオ (テーマ:最近読んでオススメしたい本)
2008.09.16: 「奇跡の経営」 (テーマ:最近読んでオススメしたい本)
2008.09.12: 映画『闇の子供たち』と「この世のしくみ」 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)
2008.09.11: 船井流「人間関係がよくなる法則」 (テーマ:ひそかに続けている私の習慣)
2008.09.10: 道教・老荘思想とは何かを考えてみました (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)
2008.09.09: 気付かせる達人、船井幸雄会長 (テーマ:船井会長から学んだこと)
2008.09.08: 「食」を想ふ (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと )
2008.09.05: 『思考の解体新書 産経新聞出版』 (テーマ:最近読んでオススメしたい本)
2008.09.04: イヤシロチ化の一方法 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)
2008.09.03: 声をとおしてつたわるもの (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)
2008.09.02: 夢や目標の探し方 (テーマ:仕事をしていて感動したこと)
2008.09.01: メディアの情報力 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)