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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2006年8月1日
船井流経営の原点
『船井流経営法の原点』の表紙

 いま書店に『船井流経営法の原点』(2006年8月 グラフ社刊)が並びはじめました。
 以下は「表紙と同書のまえがき」です(表紙は右の写真参照)。


本書の内容
第1章 経営者業は最高の職業
第2章 成功のポイントは万人が納得する経営哲学
第3章 修羅場の経営ののりきり法
第4章 経営者業二つの悩み
第5章 実践経営五輪の書

まえがき
 本書の原本は、1985年にPHP研究所より『船井幸雄の経営五輪の書』として発刊されたものです。
 当時、私は52歳。株式会社船井総合研究所(以下、船井総研と略します)の代表取締役社長でした。船井総研は、1970年に私が創業した経営コンサルタント会社ですが、1988年に、経営コンサルタント会社としては世界ではじめて株式を上場しました。
 この一事からもわかりますように、本書発刊時には、日本国内だけでなく世界中に、船井総研の名前と「船井流経営法」という経営手法は、かなり知られておりました。
 それだけに、本書は話題になりましたし、版を重ねました。

 今年は、本書が世に出てから21年になります。私は73歳になりました。
 70歳になるまで、船井総研の代表取締役を務めていましたが、70歳になったすぐ後の船井総研の定持株主総会の時(2003年3月28日)をもって、船井総研の取締役から退きました。
 いまは、同社の最高顧問という肩書きですが、相変らず多くの経営者から毎日経営の相談を受けています。
 この間に、船井総研は東証・大証の一部上場会社になりましたし、私が体系化した経営法は「船井流経営法」という呼び名で、世界的に知られるようになりました。
 ハーバード・ビジネススクールが「船井流経営法」を分析してくれるなど、話題も提供しましたし、知る人ぞ知るといってよい経営法ですが、私は「自然の摂理と人間性に則った経営法なので、いまのところベストの経営法と言ってもいいだろう」と思っています。
 とはいえ、私が「船井流経営法」と言っていいものを真に確立したのは2004年ころです。その具体的手法につきましては、私の近著の『まちはよみがえる』(2006年2月 ビジネス社刊)を御参照ください。おわかりいただけると思います。ただ体系化したものは著書などにまだ発表していません。
 要は、「成功する経営法というよりも、失敗しない経営法」と言えばいいと思います。

 ところで、本書は、私が大きく経営についての哲学というか根本的な考え方を変えつつあった1980年〜88年に、それまでの成功体験をルール化・体系化したものです。
 復刊するに当り、あらためて原本を読み返しました。
 ここに書かれているとおりの考え方と手法で、いまでもすばらしい経営ができると思います。
 特に若い経営者や伸びたいと志向している経営者には、本書は最適とも言えそうです。
 とはいえ、勝つことより、負けないことが正しいと考えているいまの私にとりましては『「船井流経営法」の原点』ですし、勝つことにこだわっていたころの考え方なので、サブタイトルを「船井幸雄 経営五輪の書」といたしました。
 この辺の事情を充分に御理解のうえで本書を読み、日々の経営に活かしていただければ、本書は効果絶大だと思います。
 読者の経営に本書が役立つことを確信して「復刊に当ってのまえがき」のペンを置きます。
                                           2006年7月16日
                            熱海市西山町自宅書斎で  船井幸雄


 また以下は同書の「あとがき」の一部です。

あとがき
 十年ほど前のことになりますが、ハーバード大学の経営学部の大学院が、「船井流経営法」について、一年余の時日をかけて調査し分析してくれました。
 それによりますと、「船井流経営法には、つぎのような三つの特性がある」と言っています。
 一つは、収益性よりも社会性(世の中にプラスになること)を第一に、ついで教育性(それに関わる人たちの人間性を向上させること)を追求する経営法である……ということです。
 二つめは、「人中心の経営法で、お金や物やノウハウよりも、人を最大の経営要因と見ている」ということです。
 三つめは、「長所伸展により業績を改善する経営法で、短所是正にはできるだけ手を付けない」特性がある……ということでした。
 そのとおりなのです。
 さすがに、ハーバード・ビジネススクールだと思いました。
 ついでに、この調査を担当した同ビジネススクールの人々は、「この経営法を確立した船井幸雄さんは、一見すると計画的に生きている人のようではあるが、実際は、計画性よりもどろなわ性を優先させているように思われる……」と述べています。
 これも、そのとおりです。
 ところで、この時に彼らが言っていたように、「ひょっとすると、2005年以降の経営法は船井流がベストとなるようだ」……という時流に、現在はなってきたように思います。

 いま日本で、船井流経営法に従った経営コンサルティング手法を実践している会社は、船井総研(社長・小山政彦さん)と、(株)SYワークス(社長・佐藤芳直さん)、それに神田昌典さんのグループがあると私は思っています。
 このような会社やグループの経営コンサルタントの人々とお付きあいいただくと、「船井流経営法」が実際におわかりいただけると思います。
 また本書が私の経営についての原点であることも、おわかりいただけると思います(転載ここまで)。


 いまの時流から考えて、経営者の方だけでなく、このホームページの読者にぜひ本書を見てほしいのです。よろしく。
                                               =以上=

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