船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
時間という洗脳
2014.9.30(Tue)
社名:(株)船井メディア
名前:門脇 宥希

 世の中を投影しているのではないかと思えるほど、激動の新潮流真っ只中に船井本社グループもありますが、皆様も身の回りに同じような急変を感じてらっしゃるのではないでしょうか?

 前回のコラムでは私自身のグループ内異動に関して書き、船井メディアのビジネスモデルに触れましたが、環境変化は今までに見えなかった視点を与えてくれます。

 船井メディアは、様々な情報を発信していく役割を担いますが、舩井幸雄がお客様の支持を得ていた要因に、「近未来予測」ができたことが大きいのではないかと思うようになりました。
 つまり人は未来を知り、その対処方法を知りたいという根源的な欲求があるように思うのです。船井メディアは直接お客様に”情報”を商品として販売しているため、「人が欲している根源的な情報」を敏感に気づくことができます。

 その根源的な欲求ですが、人は過去を後悔して未来に不安になる特性が元々あり、占いが流行るのも、まさに未来を見通すことができない、この世の仕組みの中に人が生きているからだと思います。しかし、先にも激動の世相だと書きましたが、近未来予測に加えて、「今」がすべてだという価値観が急速に広まってきているような印象を受けるのです。

 そのような感覚になるに到った理由を並べてみますが、11月に控えた舩井SAKIGAKEフォーラム2014にてご講演いただく先生方が発信する内容から紐付けしてみましょう。

 私が時間軸の洗脳について大きく影響を受けたのは、七沢久子先生のご主人様である七沢賢治先生が継承する伯家神道の考え方です。
 過去も未来も「今」に集約される「永遠の中今」という意識状態の表現です。意識の中に過去や未来があるのは人間だけ……。過去は単なる記憶であり、未来は不安や希望に満ちた空想に過ぎず、マインドの一部であるエゴが芽生えたことから生じた誤解だと……。

 七沢先生が開発されたロゴストロン技術は、人の願望を実現することができるため人気になっていますが、本質は願望が実現するまでの時間の短縮です。その時間の短縮も、常識では可能になるとは到底思えず、ロゴストロン技術は時間に支配されないという気付きを示唆してくれる面でも非常に大きな役割があると思います。

 また神田昌典先生は、ダイレクトマーケティングのコンサルタントとして名を馳せた先生ですが、私が好きなのは春夏秋冬理論です。ビジネスのサイクルにも、春に芽が出て、夏に成長、秋は収穫、冬はアイデアの定着……のように季節性があるということです。
 復刻版三連発で発刊された本に、『神話のマネジメント』がありますが、まさにそのような季節性、時間軸のことについて触れています。会社経営は成長曲線があり、業績が好調になると決まって経営者の家族関係に変調が起こること……。夫が調子が良くなると家庭内で妻が逆の立場を演出すること……。また、成長期から成熟期へと会社のステージが変わると、会社から離れる社員が増えること……。
 つまり時間の流れには神話と思えるような決まったサイクルがあるというのです。そのようなサイクルがあたかも決まったようにあるのであれば、願望が実現するであろう未来から逆算し、紆余曲折が途中では当然あることも最初からわかったように見える化し、「今」に集中するという方法も、まさに時間に支配されず、主体的に時間をマネジメントしてしまうことと言えるでしょう。

 いかがでしょうか? 時間軸という視点に立ってみると、講演される先生の発信内容に共通性が見えてくるのではないでしょうか。舩井SAKIGAKEフォーラム2014の一つのメインテーマとして、舩井幸雄が得意とした「近未来予測」に加え、新潮流を象徴する、時間の洗脳からの解放があるように思えるのです。


2周目:「妻のお腹の張りについて」
3周目:「包み込みで商売繁盛」
4周目:「船井流ルール化」
5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」
16周目:「小商いのススメ」
17周目:「小商い共生モデルはセレンディピティを引き起こす」
18周目:「共生時代での卸問屋の役割」
19周目:「資本主義から新しい時代への超具体的実践」
21周目:「善悪の判断基準を超える」
22周目:「語って語って語り抜け」
23周目:「コミュニケーション進化が加速する!」
24周目:「新しい形態づくりで生き方が変わる」
25周目:「情報媒体の威力」

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