船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:広川 裕子
『舩井幸雄.com』をご覧の皆様こんにちは。
イリアール株式会社の広川です。
私が葬儀の仕事を始めたキッカケは、父の死でした。
イリアール株式会社に入社する、ずっと前の話です。
父は突然亡くなりました。
病院のベッドから、一度家に帰り、湯灌(ゆかん)と納棺を執り行なった後、葬儀場へ運ばれました。慌しい数日間で何を感じたのかハッキリとは覚えていませんが、その数年後、私は葬儀会社に入社しました。
毎日たくさんの故人様にお会いしました。
お体に触れることもありました。部屋に二人きりになることもありました。
そして、たくさんのお別れの場面に立ち会いました。
そんな日常の中で、いつしか私は、「死はなんて平等なんだろう」という思いを持つようになりました。
特別なことでも、非現実的なことでもない。
私もあなたも、必ず全員に与えられた運命です。
死を「怖いこと」「悲しいこと」と思わなくなりました。
怖いと感じるのは、経験したことがないから。
悲しいのは、慣れ親しんだ風景や人々とのお別れです。
「死」を自分なりに説明できる気持ちでした。ただ、なんとなく残る、モヤモヤした気持ち……。
例えば、誰かに聞かれた時、
「死」を自分なりに伝えることはできます。でも、「生」を伝える自信がないのです。
命の大切さって?
ならば、どう生きる?
『いのちの革命』(きれい・ねっと)は、通勤電車で読める本ではありませんでした。
活字離れしている私でも理解できる、簡単な文章にもかかわらずです。
1行1ページ読むたびに、気がつくと、立ち止まりボンヤリと考え込んでしまうのです。
舩井勝仁が「命の革命家」と呼ぶ、看取り士の柴田久美子さんの言葉。
「生まれることと死ぬことは同じこと」
「生と死の2つはセットで、生まれることが大切なら、死ぬことも大切」
「死」をポジティブにとらえれば、それは、自然にポジティブな「生」につながるのです。
自分の生を全うしたら、次の人にバトンを渡す。
見送る人はそのバトンをしっかり受取るために、自分の時間を旅立つ人に捧げ看取る。
モヤモヤしていた私の心の中が、少しずつ整理されていくのが分かりました。
無理しない自分らしい生を生きよう。
旅立つ日には、近しい誰かにささやかな私のバトンを受取ってもらいたい。
その前に、年老いた母のバトンをしっかりと受取りたい。
やさしい想いを抱かせてくれた一冊でした。
読書の秋に、ぜひ皆さんもお読み下さい。
13周目:「シンクロの不思議」
14周目:「チューブちゃんのこと」
15周目:「親の心子知らず」
16周目:「最高の褒め言葉」
17周目:「+αのサービスを」
18周目:「Gの恐怖」
19周目:「2013年夏の想い出」
20周目:「一期一会を感じたこと」
21周目:「言い訳大臣と勇気レンジャー」
22周目:「斜45度後方」
23周目:「泣く技術」
24周目:「匂わない日々」
25周目:「想い出音」
2014.10.30: 今週末、横浜パシフィコでお会いしましょう!
2014.10.29: スケジュールは真我のバロメーター
2014.10.28: 心を向ける
2014.10.27: 無病の時代がやってくる?!テラヘルツ量子波の世界へ
2014.10.23: チームワーク
2014.10.22: 歴史の重み
2014.10.21: よもやま話・・・その3
2014.10.20: 開催まで、もうすぐです。
2014.10.17: 自然の中で生きる 〜サーフィンから学ぶこと〜
2014.10.16: スターバックスの対応
2014.10.15: 【2014年10月「充実」の月のポイント】
2014.10.14: 魂の木
2014.10.10: 「ありのまま」へのこだわり 〜増川いづみ先生の講演会を終えて〜
2014.10.09: 夢を実現するメディテーションをしましょう
2014.10.08: 11月1日・2日は、パシフィコ横浜でお会いしましょう
2014.10.07: ならば、どう生きる? 〜『いのちの革命』を読んで〜
2014.10.06: より純粋に素直に感じる
2014.10.03: 舩井幸雄の書籍を整理しました。
2014.10.02: 鳴門の渦潮観覧&大麻比古神社の参拝
2014.10.01: ぷくぷく発酵 自然に学ぶ酒造り