船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

『舩井幸雄.com』をご覧の皆様、こんにちは。
イリアール株式会社　企画課の関根と申します。
イリアール化粧品をご紹介する「iLiR Beauty」の編集を担当しております。

先週お花見をしようとしたら、
まだお花見というより、お枝見でした。

桜を見ながら春の訪れを感じていたのですが、
今週から新年度ということで、
ふと自分が新入社員として入った会社のことを
振り返ってみました。

私は、高校を卒業後すぐに就職し、
派遣社員として働いていました。

今の職種とは全く違う仕事で、
地味にコツコツと事務作業をしていました。

先輩たちが一気に寿退社をしたこともあり、
最年少なのに派遣社員の中で社歴が一番長く、
いつの間にか“お局”になっていました。

そこからでした。

私の態度がどんどん大きくなってしまったのです。

新しく入ってくる後輩は皆さん年上。
仕事を教えていても、
自分より覚えが悪いと
「どうしてこんなこともできないのですか？」
といった態度で接し、
おそらく私に耐えられず辞めていった方も
いると思います。

上司には文句を言わせないため、
ExcelやWordを独学で勉強し、
通常、派遣社員には任せてもらえない
資料作成や請求書の作成までこなし、
接待にも付き合うなど、
仕事は完璧にこなすことを心がけていました。

どんどん天狗になり、
自分が一番偉いと錯覚していたのだと思います。

そんなある日、
滅多に会社を休むことがなかったのですが、
朝起きたら激しい嘔吐と下痢に襲われ、
歩くこともままならない状況だったので
救急車で運ばれました。

そのまま会社を２日ほど休んだのですが、
このことがきっかけで私は
心を改めることになりました。

会社に復帰すると
周りの皆さんが私の仕事を
フォローしてくださっていて
何事もなかったかのように
会社は回っていました。

今まで私の仕事は私にしかできないから
誰にも譲らないと
かたくなに思っていましたが
自分がいなくてもどうにかなることに
気づいたのです。

そして、
自分一人で仕事をしているのではなく、
周りの人たちに支えられていたことにも。

このままでは良くないと思い、
環境を変え、一からスタートし直そうと
決めました。

現在、イリアールという全く違う環境に
日々格闘しながら
社会人５年目を迎えることができました。

自分の力量を過信しすぎず
客観的に自分を見つめ直すことを
心がけながら
ステップアップを目指しています。

自分が会社やチームの一員として
みんなで仕事をしていると
実感しながら働けている今が
社会人としてのスタート地点なのだと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


４３周目：「趣味の時間」