船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:渡邉 圭介
舩井幸雄.comをご覧の皆様、こんにちは。
イリアール株式会社の渡邉です。
当時小学5年生だった私は作者の意図した内容をそこまで意識してはおらず、感想を聞かれてもただ何となしに「僕もそういうものになりたい」といった記憶があります。
担任の先生から「褒められなくて、木偶の坊(でくのぼう)って呼ばれてもいいの?」と聞き返され、それはちょっと……と返答に困ってしまいました。
過去にもこの本音で生きようの中で何度か紹介されている宮沢賢治氏の「雨ニモマケズ」を授業で習った時のことです。
今でも褒められると嬉しいと思うのは正直なところですし、役立たず扱いされるのはやはり遠慮したいです。強欲は控えたいですが、無欲というわけにも中々いかないものです。ただ決して怒らずいつも静かに笑っているという箇所は今でも好きですし、そうありたいとは思います。
先日ふと「サウイフモノ」とは何だろうと考えた時に、“ヒーロー”のことを示していたのかなと思いました。
普段は地味で、パッとしなくても、或いは木偶の坊と呼ばれても、何かがあった時には東西南北駆けつけて人の手助けをする。看病だったり、仲裁だったりと、病気を治すことは出来なくても、死にそうな人の延命をすることは出来なくても、争いを根絶する事は出来なくても、自分ができることを持て余すことなく行動に起こす。賞賛はされずとも献身であるその様子を素晴らしいと思ったのではないでしょうか。
今でも、きっとこれからもずっと子供に愛されるヒーローのアンパンマンを描いた、やなせたかし氏も、「本当の正義というものは、けっして、かっこいいものではないし、そして、そのために必ず自分も深く傷つくものです。そういう捨て身、献身の心なくして正義は行えません。」また、「ぼくらも非常に弱い。強い人間じゃない。でも、なにかのときには、やっぱりやってしまう。ヒーローというのは、そういうものだと思います」と言葉を残されています。
宮沢賢治氏の「雨ニモマケズ」はノートに書いて生前に発表することはなく、また、やなせたかし氏のアンパンマンの人気が高まったのは70歳手前の時。ずっと自身の中にヒーローを描いていたのですね。私も「サウイフモノ」を持っていたいなと感じました。
そして最後に書きますが、ヒーローを調べると
1.勇士。英雄。勇者として人気を集めている人。
2.作品中の男の主人公。
とあります。
雄々しいですが、やはり「ホメラレモセズ クニモサレズ」くらいがちょうどいいのかなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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