船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
〜理想の上司を目指して〜
2019.10.21(Mon)
社名:(株)本物研究所 執行役員&法人営業部マネージャ
名前:坂本 眞一

皆さんこんにちは!
10月に入り、涼しさを感じる季節になりましたが、ご体調はいかがでしょうか?
さて、今回の社員コラムとは前回に引き続き、少し遊び心を持った観点から、お話しさせていただきます。
私自身が、理想の上司と思い浮かぶのが「相棒」の水谷豊さんです。
何故かというと、知識の豊富さと些細なことに気配りが出来ている点が一番のお気に入りです。なんと19年間も続いており、平均視聴率は20%近くあるのをみると、その背景を知る必要があると思います。

人気の理由としてまず浮かぶのは、頭脳明晰、推理と洞察に優れた右京と、彼が係長を務める警視庁特命係に配属される歴代の相棒たちとの、気が合わないようでいて合っているコンビぶりから目が離せないことだろうと思います。
優秀であることは誰もが認めるものの、まったく周囲に合わせない右京は上司からも部下からも、もちろん同僚からも厄介な人物という評価。そのため、上層部は退職させたい警察官をわざと特命係に配属し、右京の部下にして依願退職へと誘導していた。そこに捜査一で不祥事を起こした亀山薫(寺脇康文)が異動したことで、特命係というたいそうな名前をもちながら、メンバーがふたりしかいない『相棒』の物語が始まっています。
最初は直情径行で、すぐ軽口を叩く亀山と、無口なわけではないが確信を持つまで推理を明かさない右京の組み合わせは、気が合うはずもない。ところが、ときにケンカ状態になることはあるものの、警察官として犯罪を赦せない気持ちでは足並みがそろう。そして、右京の突出した洞察と推理に振り回されながらも、右京ひとりではなく、相棒がいてこそ解決にたどりつく事件に次々とめぐり合う。

番組名『相棒』から想像する仲が良い相方、という意味と少し違う右京の歴代相棒たち。初代の亀山だけでなく、神戸尊(及川光博)、甲斐享(成宮寛貴)、冠城亘(反町隆史)ら歴代の相棒たちは、いずれも右京に翻弄されながら、それぞれの持ち味を生かして事件解決に貢献している。それら解決に至る事件の幅が広いのも、このドラマの魅力のひとつです。
また、街角で起きる殺人事件だけでなく、政界を巻き込む汚職、国家を揺るがすテロ、そして警察組織の腐敗に関わる不祥事まで。彼らが関わる事件は実に幅広い。それらを、警察官としての正義を貫くという姿勢を崩さない右京が洞察力を発揮し、超人的な推理を重ね、ときに大胆な行動を起こし、事件の真相を暴いてゆくのは、まさしく現代人に投げかけている言動のように感じます。
現実の生活で、ブレずに真実を追い求め続けることは困難です。どこかで妥協したり、良くないことだと感じながらも強い者におもねり、保身に走ることも珍しくないです。ところが、特命係の杉下右京は、自分の身が危うくなろうとも「僕の悪い癖」と微笑みながら、事件の真相をつきとめる言動を止めない。彼の凜としたたたずまいは、視聴者にとって理想の上司のような存在であり、自分がなりたい理想の姿でもあるだろうと感じる点です。
まっすぐに真相と向き合おうとし続ける右京の描写は、さじ加減を間違えると、やけに青くさく、わざとらしい人物となりやすい。しかし、登場人物、とくに歴代の相棒たちが行動することで物語が進行するため、ストーリー展開が小気味よくスピーディ。そのなかで嫌味がない奇人ぶりをシャーロック・ホームズやコロンボ刑事のように右京自身が発揮し続けるので、一話見終わるごとに、奇妙な爽快感を得られます。そんなところも、放送しているとついつい見てしまう『相棒』の魅力だと思います。
さらに、シリーズで見続けるほど、個性的な脇役たちが気になってくるのも『相棒』が持つ底なし沼のような力があります。近年、ドラマを盛り上げる渋いバイプレイヤー役者が注目を集める機会が増えていますが、そういった意味でも、このドラマは時代を先取りしていたといえると思います。
その顔ぶれを並べてみると、
・相棒ファンからイタミンと呼ばれる刑事部捜査第一課の伊丹憲一(川原和久)
・特徴的な髪型と眼鏡、右京と落語の話で盛り上がる鑑識の米沢守(六角精児)
・「暇か?」のかけ声と共にコーヒーを飲みに現れる組織犯罪対策部の角田六郎(山西惇)
・右京の元上司でもあり警察庁長官官房室長に出世する小野田公顕(岸部一徳)
・特命係を目の敵にする警視庁刑事部長の内村完爾(片桐竜次)と腰巾着ぶりを隠さない警視庁刑事部の参事官中園照生(小野了)

などなど、個性的なバイプレイヤーが毎回活躍している。時々ゲストで出演するイケメン俳優や女優が気になりつつも、準レギュラーの彼らたちに目がいくようになったら、立派な『相棒』中毒間違いなしです。
また、今秋も再開予定です。ぜひ、こんな様々な観点で見てみるともっと人の幅や観察力・洞察力が付くようになり、理想の上司に近づくのでなないでしょうか?


3周目:「我以外皆我師」
4周目:「中村天風氏教義・心身統一法」
5周目:「心身統一法実践編」
6周目:「中村天風式のヨーガとは…」
7周目:「私の好きなパワースポット」
8周目:「イルミネーションを見ながら感じること」
9周目:「偽証罪も動かぬ証拠が・・・」
10周目:「佐々木了雲先生に学ぶ」
11周目:「金融のプロから学ぶこと」
12周目:「一流になるためのコツとは・・・」
13周目:「「運命を拓く」を読んで <人間の心の在り方が人生を支配する>」
14周目:「マヤ暦とマヤ文明について」
15周目:「日本のTPP参加にてアメリカの圧力を感じること」
16周目:「砂糖が持つ依存症とは・・・」
17周目:「〜哲人・中村天風氏の人生観〜人はどう生きたらいいの?」
18周目:「河村武明さんから学ぶこと」
19周目:「バクテリアで身体をいつまでもハツラツと!」
20周目:「〜素頭をどう鍛えるかで人生が変わる〜」
21周目:「未来への言霊を読んで」
22周目:「『舩井幸雄を想う』を読んで・・・」
23周目:「不変のマーケティングとは……」
24周目:「衝撃の未来と新しい働き方とは?」
25周目:「小山会長(前船井総合研究所会長)の勉強会を受けて」
26周目:「スポーツから学ぶこと」
27周目:「マズローの神髄とは……」
28周目:「政木フーチから学んだこと・・・」
29周目:「竹布の素晴らしさとは・・・」
32周目:「元船井総研の小山会長の勉強会を受けて」
33周目:「ワールドカップラグビーからみる日本人の在り方」
34周目:「政木フーチの真髄を知る……」
35周目:「本物研究所が取り組んでいること」
36周目:「「ベストセラー作家 ひすいこたろう氏の講演会」に参加して」
37周目:「食を理解して、健幸に生きよう!」
38周目:「波動の第一人者 山梨浩利氏の講演会の感想その1」
39周目:「メンタル&スキルによってプロを目指す・・・」
40周目:「リオ・オリンピックで一番感じたこと」
41周目:「運命を拓くとは・・・」
42周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・」
43周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・第2弾」
44周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは・・・」
45周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは その3・・・」
46周目:「運命を拓く」
47周目:「藤井聡太四段から学んだこと…」
48周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その1」
49周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その2」
50周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第1話)〜」
51周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第2話)〜」
52周目:「新時代は健康のキーワードは抗糖化へ…」
53周目:「新入社員を迎える上で人財とは」
54周目:「新時代は健康のキーワドは抗糖化へ PART2」
55周目:「居酒屋さんでも健康提案」
56周目:「PLANの目的と立て方について」
57周目:「2018年本物研究所 感謝祭を終えて」
58周目:「あのホリエモンの発想力と行動力は素晴らしい」
60周目:「中村天風 言葉には強大な力が宿っている」
61周目:「人生の岐路にたったら この本を読んでみよう!」
62周目:「『そしてフェイク経済の終わりが仕組まれる』を読んで その➀」
63周目:「『そしてフェイク経済の終わりが仕組まれる』を読んで そのA」
64周目:「「OODAループ」と「PDCA」の違いについてPART1・・・」
65周目:「「OODAループ」と「PDCA」の違いについてPART1・・・」
66周目:「米大統領トランプ来日と真実の日本史について」
67周目:「すいません、ほぼ日の経営の書籍をみて・・・」
68周目:「熱中症対策について」
69周目:「ルパン三世から自由を学ぼう!〜自分を大切に、人に優しく〜」

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