船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
<二十四節気(17)寒露・七十二候(末候) 蟋蟀在戸>に思う
2020.10.22(Thu)
社名:(株)船井本社
名前:松本 和子

時代の旬を生きる皆様こんにちは、船井本社の松本でございます。
今日からこの社員コラムは81周目を迎えます。
今日もお読みくださり有難うございます。

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日本には一年間を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた「二十四節気」があります。

今の季節 新暦10月8日〜10月22日頃は、
◎二十四節気(にじゅうしせっき)『寒露(かんろ)』  二十四節気の17番目に当たります。
秋分の日から数えて15日目頃で、夜が長くなり、草木に宿る露がつめたく感じられるころなので「寒露」です。朝晩の冷え込みはコートが欲しくなる気温となりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代する時期でもあります。 
夜空を見上げると、より美しくきれいに輝く月が見られます。先日の十五夜は、東京では何年かぶりに、きれいで大きな満月をみることができました。皆様お住まいのところからは、如何でいらっしゃいましたでしょうか。

◎七十二候(しちじゅうにこう) 
●10/8〜10/12頃は初候:『鴻雁来(こうがん きたる)』 
ツバメと入れ違いに雁が北から渡ってくる頃。雁は日本で冬を過ごし、暖かい春になるとシベリアの方へ帰っていきます。毎年、初めに訪れる雁を「初雁(はつかり)」と呼びます。

●10/13〜10/17頃は次候:『菊花開(きくのはな ひらく)』
菊の花がさく頃。各地で、菊の展示や菊まつり、品評会が行われます。菊には不老長寿の薬効があるとされ、旧暦9月9日の重陽の節句には、菊の花を酒に浮かべた菊花酒を飲む風習がありました。

●10/18〜10/22頃は末侯:『蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり)』
蟋蟀が戸口でなく頃。この候の蟋蟀は、夏から冬にかけて見られ、鈴のような音色を響かせるツヅレサセコオロギだと言われています。ギーッチョンと機織りのように鳴く蟋蟀ではなく、雄は夜間リッリッリッリッとよく鳴いているのを、皆様もお聞きでしょう。 この和名は、晩秋に生き残ってわびしく鳴くさまが、いかにも寒い冬の到来を警告しているようで、これを古人は「肩刺せ、裾(すそ)刺せ、綴(つづ)れ刺せ」と聞き、着物の手入れをするよう教えているとした俗言に由来するそうです。

◆旬の果物は『栗』、魚は『はたはた』、果物は『ざくろ』、そして10月10日は体育の日。1964年東京オリンピック開会式が行われた日として、体育の日として制定されていました。2000年より、10月の第2月曜日となっていますが、私の中では未だに体育の日は10月10日のままです。
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弊社から少し歩いたところにある郵便局へ行く途中に、銀杏の実が落ち、金木犀のじゅうたんができているところがあります。秋だなあと思っていましたが、朝の天気予報では、コートに温かいマフラーを巻いた天気予報士が、街頭で予報を立てている姿をTVで見るようになりました。もう冬は来ていると感じる毎日になってまいりました。

上記の次候で書きました9月9日について、ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが改めてお話しさせて下さいませ。陰陽思想では、奇数は陽の数であり、陽数の極みである9が重なることから、9月9日は「重陽(ちょうよう)」と呼ばれます。日本での最古の記録は、養老4年(720)に完成した日本最古の正史である『日本書紀』にて 「天武天皇十四年(685)九月九日の条」とされています。
中国では漢代に正式な節句となり、日本では平安時代には宮中の恒例の節会となり、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊花酒(菊の酒)を飲む習慣がありました。

江戸時代になると、幕府は数ある節句の中でも5つだけを重要な式日として「五節句」を制定。9月9日重陽は、1月7日七草(正式には人日)、3月3日雛祭り(正式には上巳)、5月5日端午、7月7日七夕と並ぶ五節句の一つとして残りました。 重陽は、今では殆ど忘れられていますが、かつては五節句の中でも、最も重要視されていたものでした。是非、来年のカレンダー9月9日に印をつけて、「9が永久の久と同じ音」であることから、他の節句以上にめでたい日として、年間の五節句を締めくくってみては、如何でしょうか。 


さて同じ「キュウ」の音つながりで、 もう一つ気になるのが、「QAnon(アノン)」です。
大統領選挙まであと2週間と湧き立つアメリカですが、この米大統領選にも影響を与えるとして、NHKの朝のニュースでも報道されるまでになり、ご存知の方も多いと思います。

QAnonは「陰謀論を唱える一部の保守派であり、トランプ政権とアメリカ合衆国の敵対者の機密情報にアクセスできると主張するおそらくアメリカ合衆国の個人、または複数の人物を指す概念である。2017年10月にハンドル名Qを名乗る人物が匿名画像掲示板4chanに投稿した文章から生じた(ウィキペディアより抜粋)」、Anon は Anonymous (匿名)の略と思われる、とされています。

陰謀論については、ザ・フナイ主幹の舩井勝仁も 今月の新刊2020年11月号(vol.157)冒頭の「主幹舩井勝仁から(P.6)」にて「本誌は、どちらかというと陰謀論に与(くみ)しているとレッテルをはられることもあります」とし、「このタイミングで本誌主幹として、陰謀論についての見解を少し述べさせていただきたい」と申しております。 パッと見では、主幹曰く「衝撃的なタイトル」なのですが、読めば納得して頂けると思っております。

2020年11月号は、米大統領選 特集号です。ぜひともお手に取って、お読みいただければ幸いです。

<ザ・フナイは、一定の思想にかたよることなく、日本と世界の将来、地球と人類の行く末を真剣に考える人たちの意見を自由に掲載し、読者の皆さまに、さまざまな見方、意見、視点があることを充分にお知りいただいたうえで、どのような世界に自分は住みたいのか? をご自身で判断していく材料にしていただけるよう、多方面からの情報をお届けしています。>

只今書店にて絶賛発売中の11月号で、ザ・フナイは14年目に突入しました。
皆様、これからも引き続き、ザ・フナイを何卒宜しくお願い申し上げます。

ザ・フナイ 2020年11月号(vol.157)
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54周目:「身体は食べ物で作られる」
55周目:「自分の頭で考える」
56周目:「<二十四節気 芒種・七十二候 腐草為蛍>に思う」
57周目:「<二十四節気 小暑・七十二候 鷹乃学習>に思う」
58周目:「<二十四節気 処暑 ・七十二候 綿柎開>に思う」
59周目:「<二十四節気 秋分 ・七十二候 雷乃収声>に思う」
60周目:「<二十四節気 霜降 ・七十二候 霜始降>に思う」
61周目:「<二十四節気 小雪 ・七十二候 朔風払葉>に思う」
62周目:「<二十四節気 小寒 ・七十二候 芹乃栄>に思う」
63周目:「<二十四節気 立春 ・七十二候 黄鶯睍v>に思う」
64周目:「<二十四節気 啓蟄・七十二候 桃始笑>に思う」
65周目:「<二十四節気 清明・七十二候 鴻雁北>に思う」
66周目:「<二十四節気 小満・七十二候 蚕起食桑>に思う」
67周目:「<二十四節気 夏至・七十二候 乃東枯>に思う」
68周目:「<二十四節気 大暑・七十二候 土潤溽暑>に思う」
69周目:「<二十四節気 白露・七十二候 草露白>に思う」
70周目:「<二十四節気 寒露・七十二候 鴻雁来>に思う」
71周目:「<二十四節気 立冬・七十二候 地鴻雁来>に思う」
72周目:「<二十四節気 冬至・七十二候 乃東生>に思う」
73周目:「<二十四節気 小寒・七十二候 雉始雊>に思う」
74周目:「<二十四節気 立春・七十二候 魚上氷>に思う」
75周目:「二十四節気 立春・七十二候 桜始開>に思う」
76周目:「<二十四節気 穀雨・七十二候 葭始生>に思う」
77周目:「<二十四節気 小満・七十二候 紅花栄>に思う」
78周目:「<二十四節気 夏至・七十二候 半夏生>に思う」
79周目:「<二十四節気 大暑・七十二候 大雨時行>に思う」
80周目:「<二十四節気(15)白露・七十二候(末候) 玄鳥去>に思う」

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