船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。
名前:砂田 ともゑ
皆さま、こんにちは。
(株)船井ビジョンクリエイツ、マーケティング&セールスプロモーション担当の砂田ともゑです。
今日ご紹介したい本は、今年5月からロードショー公開されることで注目されているダン・ブラウンのサスペンス小説『天使と悪魔』(角川文庫)です!
ご存知の方も多いとは思いますが、この本は、2006年に大ヒットした映画『ダ・ヴィンチ・コード』の前作でもあり、「ロバート・ラングドン」シリーズ第一弾でもあります。世界中で多くの観客数を記録した映画の前作なだけに、ミーハーな砂田としては「是非、映画館に足を運ばねば」などと考えております(笑)。
とは言え、お恥ずかしい話ながら、原作を知らなかったわたし。じゃあ、映画の前に早速、原作を・・・と、映画館に行くより先に本屋さんに足を運んだのです。
そして、毎朝、通勤の電車の中でつり革片手に読んでいたのですが・・・、感想としては、一言「おもしろい!!」です。『ダ・ヴィンチ・コード』もでしたが、ダン・ブラウンが描く世界はスケールが大きく、フィクションであるとされながら、あまりにリアリティが強く、臨場感に溢れています。登場人物も非常に個性的なキャラクターが多く、それぞれ自分の生業とする専門分野に矜持を持っています。それゆえ、その言動が、本と言う世界を超えて、読者であるわたし達に強いメッセージを伝えているように感じるのです。
「字」を読んでいるはずなのに、「時」を感じるのって凄いことだよなあ、と、毎朝、電車の中でワクワク・ドキドキしながら、ページをめくっておりました。
一応、簡単に「あらすじ」をまとめますと・・・。
ハーバード大学の宗教象徴学教授ロバート・ラングドンは、ある朝、自宅で衝撃的な映像が写ったFAXを受け取った。発信者は、スイスにある大きな研究施設の所長であり、科学者でもあるマクシミリアン・コーラー。必要に迫られ、コーラーと会うために向かったスイスでラングドンが目の当たりにしたのは、何者かに殺害された同研究所の物理学者、レオナルド・ヴェトラの胸に焼印として押されていた伝説的な秘密結社・イルミナティの紋章だった。
天才と言われた物理学者が殺害された理由は? そして研究所から盗まれた「反物質粒子」の行方をおって、ラングドンはレオナルドの娘、ヴィットリア・ヴェトラとともにローマへと向かう。
一方、コンクラーベ(新しい教皇を選出)の真っ最中であったローマでは、新教皇の有力候補4人が謎の失踪。さらには、ヴァチカン警護担当であるスイス衛兵隊隊長のもとに奇妙な映像が送られていた。
そして、イルミナティを名乗る者から突然の電話と、恐ろしい犯罪予告。ローマに到着したラングドンは、殺害を阻止するため、盗まれた反物質を発見するために、推理と追跡を開始する。
・・・といった所でしょうか。あまり書きすぎると、ネタばれになってしまうので・・・(笑)。
作品の中で出てくる単語は「すべて事実に基づいている」と記されているだけあって、細部にわたるまで密度の高い描写で書かれたダン・ブラウンの世界は頭の中で非常にビジュアライズしやすいものでした。特に、芸術の世界や建築学、世界史、地理に造詣の深い方ならば、なおさら簡単にイメージングできるのではないでしょうか。
ご興味のある方は是非、本を手にとられてみてください♪
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最初はミーハーな気持ちから、この本を手にとったわたしですが、読み進めるほど、『頭の中が映画館!』という、素晴らしい「びっくり体験」をさせていただきました。
その大きな理由が、作品中に出てくる素粒子物理学の話や、エネルギー理論の話、宗教学、歴史、果ては経済に関する単語まで・・・、専門的な単語を使った文章が(ほんの少しですが)理解でき、すんなり頭の中でビジュアライズできたことによると思いました。これは本当に嬉しいことでした。
そして、どうしてそれが可能となったのかを考えたとき、この一年で学んだことが関係あるのだなあ・・・と、深い感慨を覚えました。
(株)船井ビジョンクリエイツに入社して、一年と少し。多方面で活躍される素晴らしいメンター陣と、お仕事をご一緒させていただきました。
講演会やツアーなどを通じて、先生方やお客様から教えていただいたことは非常に大きな財産となっています。また、その先生を少しでも理解したいと、ご著書やメールマガジンを読み、現在進行形で学びをいただいているのですが、その学びが少しずつ培われ「楽しくて嬉しい成果」となって顕れたのかなあと、感じています。
きっと、一年前のわたしだったら、同じ作品でも全く理解度が違ったままだったのかも知れません。理解度が違うということは、想像の世界の広さが違うことだとも思います。
最初はミーハーな気持ちから手に取った『天使と悪魔』でしたが、読むことは学ぶことであり、「学び続けることは、想像(創造)する楽しみを得る」のだという大きな気づきを得ることができました。読み終わった後、ただ面白かったというだけではなく、「ありがとうございます!」と感謝の気持ちでいっぱいでした。
まだまだ学ぶべきことは多くありますが、『頭の中の映画館』がもっと素晴らしい世界となるように、これからも周囲の人や物に感謝しながら、本を読み、経験を重ね、多くの学びを得ていこうと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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