船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:家田 邦夫
『船井幸雄.com』 をご覧の皆様、こんにちは、にんげんクラブ事務局の家田です。
梅雨に入ったのかじめじめとした日が続いてますが、皆様も体調管理にはお気をつけ下さい。
さて、先日読んだ雑誌の短いコラムで心に響いたところを御紹介させて戴きます。
内容はリーダー論について述べるコラムでした。
その号は知的障がい者を積極的に雇用している会社の会長について取り上げていました。
その会長が障がい者を積極的雇用するようになった理由として、当初は養護学校の先生から頼まれて、臨時で障がいのある2人の女の子を雇ったことから始まったそうです。
その2人が一生懸命に働く姿を見た社員から雇用を続けて欲しいと進言があったそうです。
彼女たちが無心に仕事に励む姿を会長が毎日見ているうちに、会長は彼女たちが何故昼食を忘れるほどに一生懸命働くのかを知りたくなったそうです。
そこで、知り合いのお寺の住職にその質問を問いかけたところ、住職から教えて戴いた言葉が載っていました。
「人間の幸せは、ものやお金ではありません。人間の究極の幸せは次の四つです。
一つめは 人に愛されること。
二つめは 人にほめられること。
三つめは 人の役にたつこと。
四つめは 人から必要とされること。
そして、これら四つのうち愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られます。」
そう住職が教えてくれたそうです。
会長は 障がいをもつ人たちが懸命に働こうとするの理由は本当の幸せを求める人間の証なのだと理解したそうです。
そして、会長は「なんとしても、いま雇っている彼女らが握りしめている本当の幸せを自分が守らなければならない」と決意がわきあがったそうです。
それが、その後の障がいの有る人を積極的に雇用してゆく契機になったそうです。
現代社会では、住職が教えてくれた働くことで得られる三つの幸せが見つけ難くなっているのではないでしょうか。それだけ余裕のない社会となってしまったのではないかと深く考えさせられました。
以前に話題になった「自分探しの旅」は、その四つの幸せが感じられない場所だからこそ、その場所を見つける為に起こした行動を「自分探しの旅」としているのではないかと思い至りました。
現在、にんげんクラブでは、誰でもがそんな本当の幸せが見つかる場を提供してゆきたいと考えています。
例えば、会社を定年退職した人が隠居するのではなく、三つの幸せ(ほめられること、役にたつこと、人から必要とされること)を見つけられる場所を提供したいと考えています。
その場所へゆけば、その人が持っている経験や知識、知恵を提供することができ、人の役に立ち、感謝される、そんな場所を作り出していきたいと思ってます。
是非、にんげんクラブに入会して場を作ることを始めてみませんか。
最後はにんげんクラブ会員の勧誘になってしまったようで申し訳ないですが、にんげんクラブの思いは誰もが四つの幸せを実感できる場所、社会を作ることです。
駄文を最後までお読み戴きありがとうございました。
14周目:「アウトプットが肝心」
15周目:「あれから二年」
16周目:「最近思った事 〜あれこれ〜」
2013.06.27: 共生時代での卸問屋の役割
2013.06.26: 『「甘え上手」な子育て論』を読んで
2013.06.25: 出雲王朝の真実?
2013.06.24: 「笑いとばせ」という感性
2013.06.21: わたしの平和
2013.06.20: 四つの幸せ
2013.06.19: 健康長寿を目指して
2013.06.18: 社会人の当たり前
2013.06.17: 〜哲人・中村天風氏の人生観〜人はどう生きたらいいの?
2013.06.14: 竹布(TAKEFU)開発者相田雅彦社長
2013.06.13: 電車の中での出来事
2013.06.12: イヤシロチ化を実感
2013.06.11: 情熱は足りているか
2013.06.10: 木村さんのリンゴ 小原田さんのまなざし
2013.06.07: 目には見えないけれど
2013.06.06: 映画フードインクを見て
2013.06.05: 出張のメリット
2013.06.04: タイムリーな情報をお届け!音声配信にチャレンジ!
2013.06.03: 神田神社