船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　こんにちは。株式会社船井メディア編集部で、月刊『Funai☆Media』をつくっています。
　今日は、船井会長にまつわるエピソードのなかで驚いたこと、それを少しお話しします。
　会長のきれい好きはよく知られていますね。ご自身の机の上はもとより、出張でお泊りになったお部屋は、入る前と同じくらいきれいである、というのは有名なお話です。また、７年前のご著書『躾』（ビジネス社）という本を読むと、その内容がくわしく記載されております。
　私が驚いたのは、ホテルの洗面台まわりも、きれいにふき取ってお帰りになることでした。そしてもっとびっくりしたのは、出張の際、就寝前に、ご自分の下着や、なんとワイシャツまで、手洗いなさってお休みになるということです。汚いものを鞄に入れて持ち歩くことのほうが、よっぽどお嫌なのだそうです。
　お仕事を手抜きなくされた上で、洗濯までなさるとは！　しかも社会的地位もある方が！　
　会長がきれい好きで、片付け名人と知ってから、私にも変化が生じました。
　長年専業主婦をしていながら、私は家事が不得手でした。汚くなったものを元に戻す掃除・洗濯・食器洗いなどの家事雑用は、マイナスをゼロに戻す作業で「ツマラナイ」と思っていました。
　けれど、そうではないことがわかってきました。きれいにする能力と仕事の能力は、かなり相関関係にあるのです。トイレや洗面台をきれいに使える人は、仕事の能力も高いかもしれません。それに、あとから入る人や掃除をしてくれる人の気持ちに、想像力が及ぶ人といえるかもしれません。
　しかも、「きれい好き」は、最近認識度がとみに高まっている、場と意識の「イヤシロチ化」のための大前提でもあるのです。
　会長のそのエピソードを知ってから、楽しい気持ちで掃除ができるようになってきました。
　その後、それまで整理整頓をしなかった息子が、プリント類をファイルしたり、机の上や部屋を片付けるようになるという「おまけ」まで、ついてきました！
「わが家の船井効果かも！」と、心のなかでよろこんでいます。


１周目：「どんな相手も包み込む人間弥盛(イヤシロ)」
２周目：「船井会長とお肉」