船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
どんな相手も包み込む人間弥盛(イヤシロ)
2005.5.17(Tue)
社名:(株)船井メディア
名前:高岡良子

 こんにちは、編集部の高岡良子(りょうこ)と申します。昨年5月に株式会社船井メディアに入社しました。当初は、お客様にJUSTや月刊誌をお勧めする仕事をしていましたが、本年1月より編集部に移って、月刊誌づくりにいそしんでおります。おもに広告をいただいているお客様の対応および取材、編集、執筆を担当しております。誌面づくりにおいては、テレアポ時代に皆様からいただいたご意見がたいへん役立っています。ありがとうございます。

 会長の本との出会いは、8年前でした。写真や本を見ながら、「船井幸雄ってまるで現代によみがえった大黒様みたい。みんなを幸せに豊かにするために現れた人かも。この人の会社だったら入りたい」と遠くから眺めておりました。
 それが幸運にも、ちょうど1年前に実現しました。
 実は私は、世の中のすぐれた人というのはお家のなかでは、どのような方なんだろうという興味をもっておりました。先生にしても例外ではございませんでしたので、会社の書棚で初めて手にとったのは、船井ゆかり著『船井家の子育て法』という本でした。お嬢さんから見た会長の、家での素顔がよくわかります。
 最初にお目にかかりました折に、本の感想を申しあげましたら、「きっと私はいい夫や父親ではなかったと思うよ」というお言葉が返ってきました。率直で飾らないところにかえって魅力を感じました。会長はそうはおっしゃるものの、1ヶ月先までのスケジュールをノートに書いて奥さまに渡していらしたり、出張のときは朝晩電話で連絡を取ったりと、うらやましくなるような信頼の絆です。

 会長は決して大柄ではないのに、放っているオーラはものすごく大きくて、そばにいくとなんだかすっぽり包まれるような不思議な感じがします。これを感じるのは私だけではないようです。
 かつては「喧嘩の船井」と言われ、負けたことがないと聞いたときには、ビックリしました。ゆったりと穏やかで温かな雰囲気からは想像つかなかったからです。精神力も頭脳も腕力も人並みはずれて強靭なのでしょうが、高圧的で威張った感じとは程遠いのです。落ち着いた深みのあるまなざしやお声も、たいへん印象深いものです。そばでお話を伺ったり、講演を聴いたり、JUSTに耳を傾けるだけで、癒されるような気がします。一方、いたずらっ子のような遊び心いっぱいの楽しい一面も拝見したことがございます。本当に人生を自然体で生きていらっしゃるのですね。
 
 私事で恐縮ですが、あるとき、人間関係のことで悩みを相談したことがありました。「相手をみとめてあげたらいいんや」とおっしゃってくださいました。そのときは、そんな難しいことできないと泣きたい気持ちでしたが、少しずつあるがままに受けとめて、違った角度から相手の人を見ることができるようになった気がします。
 会長は、経営で偉業を達成し、健康体を実現し、人間の在り方、目に見えない世界のこと、これからの世界や人類の行くべき方向性などにも通じていらっしゃいます。人一倍地に足の着いた人生を送っている人が精神世界を説くので、説得力があるのです。
 また、「“人斬り天風”と異名をとった中村天風と相通じる人生を歩んできたよ」といつかおっしゃっていましたように、単なる小さな善人では決して果たせないような、ダイナミックで清濁併せ呑むスケールをお持ちです。だからこそ、どんな人のことでもすっぽりと包容してしまえるのでしょう。

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