船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　『船井幸雄.com』をご覧の皆様こんにちは。（株）船井本社の上田裕子です。じつはつい先週もこのコーナーに登場させていただいたのですが、ラッキーなことに原稿を書く順番に変更があったため、またまた厚かましくも登場させていただいております（＾＾）/
　しばしおつきあいくださいませ。

　先日、船井会長の最新著『１８０度の大激変』（徳間書店）を、楽しく読み終えました（本の感想は、にんげんクラブの７月号に詳しく書いておりますので、また機会がある際にお読みいただければ幸いです）。その本を読んでいて、第一章の「すなおになると本当の情報が集まってくる」という部分について、非常に考えさせられました。

　このホームページや船井会長の著書をお読みいただいている方はすでにご存知だとは思いますが、船井会長のもとには、本当にたくさんの情報が集まってきます。その理由は、船井会長がどんなことも否定せずに、「超すなお」な気持ちで人の話に耳を傾けるからだそうです。

　さてそれを見習って、なるべく自分もすなおな気持ちで人を受け入れ、否定しないようにしようと気をつけてはいるつもりなのですが、なかなか情報が入ってきません（笑）。
　そしてよくよく考えてみると、私に情報を提供してくれるような知人、友人もほとんどいません（苦笑）。

　その原因を探ってみると、自分から人へコミュニケーションを全然とっていないことに気がつきました。

　私のオフィスは熱海にあるため、船井会長がいない時は、来客も少なく、いつも静かに仕事をしています。通勤帰りの楽しみは、本屋さんに行ってたくさんの本を買って帰ることです。そうすると、家に帰ったらとりあえず本を読み、休みの日もひたすら本を読み…と続けることになり、気がつけばまわりに友達がいなくなりました（笑）。

　インターネットばかりしている引きこもり人口の増加について、若者がこの有様では日本の未来は危ない！などと問題意識を持ってはみても、よくよく考えたら私自身もインターネットが本に変っただけ。仕事の以外の時間は引きこもりにかなり近い生活をしています。

　さてそんな私ですが、先日は、仕事で知り合いになった女性と、仕事を抜きでご飯を食べる機会がありました。人と仕事以外で話しをするのは、とても久しぶりだったので緊張しましたが、その女性はなんと、私が知りたいと思っていた情報を、いとも簡単にたくさん教えてくれました。
　ああ、情報が集まってくるというのは、こういうことだったのか…。情報を得るためにひたすら本を読んできた私にとって、今までの膨大な読書時間は何だったのだろう…と思えるうれしいような悲しいような発見でした。

　船井会長は「人脈は大切です」と何度も教えてくれているのに、ついつい人脈の大切さを忘れていたことに気がつくことができました。

　読書は、確かにとても勉強になります。しかし、やはり人脈から得られる、生きた情報はもっと大切だと思います。

　本の読みすぎもほどほどに、何事もバランスが大切だと気づくことができました。
　まずは自分から、率先してコミュニケーションをとり、私なりの人脈を作っていきたいと思いました。


１周目：「仕事を趣味にできるコツ！？　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
２周目：「あたりまえの習慣を、あたりまえにできる秘訣は　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
３周目：「人間は自分の体験を通してしか、物事を理解できない　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
４周目：「電磁波過敏症の方のテレビ取材を見て感じたこと　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
５周目：「夢日記をつける　（テーマ：ひそかに続けている私の習慣）」
６周目：「オープンワールドでの会長講演を聞いた後の変化　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
７周目：「にんげんクラブメールマガジンへの感想お便りが急増　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
８周目：「会長の人徳と人との出会い　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
９周目：「命がけの生き方　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１０周目：「永遠のようで短い時間　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１１周目：「先入観は持たないほうが良い　（テーマ：船井会長から学んだこと）」