船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:高岡 良子
就職が決まらない大学生の自殺が、聞くところによりますと、ことしは昨年より2割増えて、400人を超えたそうです。
若くて健康な命をそんな理由で絶ってしまうなんて、本当に痛ましくて、言葉がありません。
「それしか道がない」と自分で思い込んだり、親や周囲が知らず知らずにプレッシャーをかけているのかもわかりませんが、子ども(若人)は何にも勝る大切な宝、「死んではだめだよ」と言いたいです。
就職は、企業ばかりではありません。農業も林業も人を待っています。伝統工芸の担い手も不足しています。一人暮らしで不自由されている方のお手伝いだって需要がいっぱいあります。いざとなれば、まわりのために自分を役立てることは、どんなことだってできます。
昔読んだ本にありました。「職がないと嘆く前に、自らの生命力を使ってできることは無限にある」……ある人は、就職できなかったので、道端のごみ拾いや清掃を一生懸命し続けていたら、「うちで働かないか?」と声がかかって道が開けていったとありました。
船井幸雄も京大を出ましたが、卒業当時は今以上の就職難で、志望していた新聞記者になれず、朝日新聞社の「アルバイト」をしていたそうです。
封筒貼りなどのアルバイトで、どれだけ短い時間で効率よく1枚でも多く貼れるかと追究して、たいていのことでは一番になったそうです。
また、これも私のうろ覚えですが、船井幸雄は人の下で何かを命令されて働くということができない性分だったので、編集者兼コンサルタント以外は一切できなかった人だと聞きました。
要するに、「就職できないくらいで死なないで!」ということなのです。
どんな些細なことでも良いから、まずはじめてください。自分の生命力を役立てることを、はじめてください。
わたしも、もとの性格は物事を深刻に考えすぎる傾向がありましたので、就職活動しても就職できなくて自殺しかないと思い込む大学生の気持ちも理解できます。が、わたしはここ数年で、船井幸雄の「気楽に」というキーワードに、ホッと救われる経験を何度もしました。
気楽に聴く、気楽にかまえる、気楽に生きる……その「気楽に」という言葉が一種の魔法のように私に作用したんです。気楽にすることが、物事がうまくいくポイントのように思えます。
人生は、いかようにでも生きていくことができます。
どうぞ「気楽に」を忘れずに、あなたの生命力を生かすことを思い出してくださいね。
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