船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
映画『日本と原発』を観て
2014.12.10(Wed)
社名:(株)本物研究所
名前:星 祐作

 『舩井幸雄.com』をご覧の皆様こんにちは。
 先日、出張で長野と北陸に行ってまいりました。長野や北陸は本格的な冬シーズンが到来と、私には感じられましたが、地元の方にお話を聞いてみると「まだまだ、もう少し寒くなるよ」という言葉が返ってきました。北国の長い冬の厳しさを実感しました。

 私の主観になりますが、寒い地域に住んでいる方のお人柄はとても実直で、まじめで、素直な方が多く、そこに明るさとユーモアが絶妙にブレンドされている感があります。お笑い好きな私としては、とても波長が合い、甲信越・北陸地域のお客様担当の私としては、お客様との触れ合いが何よりの楽しみの1つとなっています。
 また、これらの地域は、自然が豊かで、空気・水・食べ物がとてもおいしく、そのような良い“気”に満ち満ちているからこそ、とても良いお人柄の方が多いのかなあとも思います。

 北陸地域というと、今は来春に開業する北陸新幹線の話題が各種マスメディアで取り上げられることが多くなってきています。私が、北陸・金沢に行ったときは、開業までちょうど100日だったこともあり、ニュースなどでも頻繁に取り上げられていました。北陸新幹線が開業されると、東京―金沢間が片道約2時間半で行くことができます。今は、新潟回りで約4時間かかることを考えると、ぐっと北陸が身近に感じられます。
 金沢に飛行機を使っていく場合は、小松空港から約1時間かけてバスでの移動になります。これから、時間・価格・サービスの面で、飛行機と新幹線のしのぎあいがますます激しくなるのではないでしょうか。

 話題は変わりますが、先日「日本と原発」という映画を観ました。
 この映画は、全国ロードショーという形態ではないので、知らないという方も多くいらっしゃると思います。原発稼働に反対の立場をとりながら、第一線で活躍をしている河合弘之弁護士が監督をした、一風変わった映画です。なんでも、商業映画を飯のタネにしている映画監督では、この映画の製作を依頼したところ、ことごとく断られたという憂き目にあったようです。
 「原発稼働反対」という立場をとるということは、すなわち、「原子力ムラ」と呼ばれる経済・政治・文化のスタンダートコースに反対の立場をとるということにつながり、娯楽の分野に属する映画を作っている方にとっては致命的なことに直結してしまう、ということだそうです。
 以上のような理由から、第一線で活躍する弁護士の方が監督するということになったようです。

 この映画を観て感じたことは、知るということの大事さに、改めて気づかされたということでした。
 この映画を観るまでは、原発の問題ということに関して、どちらかというと無関心派に属していました。「原発」という文字がでかでかと新聞の一面や、トップニュースで取り上げられた場合には一応頭には入れますが、そのことに対する考えというのは特にありませんでした。
 しかし、この映画を観た後は、以前より積極的にその情報を吟味するようになりました。原発について「是」か「非」か、いずれかの主張なのかを把握すことにより、その情報発信源の組織がどこに属している組織なのかがわかります。
 原発の問題について、私の中で即座に「是」か「非」かを選択することは今のところはできません。それは、もしかしたら、映画を観たと言っても、まだまだ対岸の火事のような立場なのかもしれません。

 映画の中では、東日本大震災の福島原発の事故により非難を余儀なくされた地域の方の映像が流れます。確かに、自分がずっと住んでいたところにこの先永久に住めなくなるということを経験しなければ、そのことの大変さというのは、本当の意味でわからないのかもしれません。「自分はこの地に骨を埋めることになるんだろうな」ということすら考えないくらい、その土地に住むことが当たり前だった人が、ある日を境にその土地を追われることになるということは、晴天の霹靂に違いありません。怒りや諦め、悲しみなどの感情が多く出てくることはもっともなことと思います。

 『舩井幸雄.com』をご覧の皆様には、わかりきっていることと思いますが、ある対象について、「是」か「非」かという立場を取るには、まずはその対象自体のことを丁寧に眺める必要があるということを、この映画を観て私が感じたことの一つです。

 12月14日(日)には、2年ぶりの衆議院選挙が行われます。今回の選挙は「アベノミクス選挙」とも言われています。アベノミクスが「是」か「非」かということです。私も可能な限り情報を得て、吟味し、清き一票の権利を行使しようと思います。

 最後に、先ほどの映画で私が感じたことをもう1つ書かせていただきます。
 映画の最後に日本国内の原発54基を順番に映像で流すシーンがあります。原発が建設される場所は、だいたいが海沿いの自然豊かな土地です。海と山、青と緑のコントラストが見事な場所に、ぬぼっと立っている原発基独特の丸屋根の建物は文字通り不自然だと感じました。そして、地震大国日本に54基もの原発がある、というのもこれまた不自然なことだと感じました。

 先日訪問した金沢から少し足を延ばすと、原発銀座と呼ばれる福井県があります。日本国内のエネルギーの未来をどのようにするのか。これは私達日本国民が今までよりも真剣に考えなくてはならないことの1つのように思います。

 今年は、年明けの大雪から始まり、土砂災害、火山の噴火、地震など、自然の猛威を見せつけられた1年ともいえます。前回のここの記事でも書かせていただきましたが、私はサーフィンをやります。波を恐れたり、うまくコントロールしようとしても、サーフィンは上達しません。波と仲良くし、子ども同士がじゃれ合うように仲良くなることで、サーフィンは上達できるのだと思います。自然と喧嘩をしては、2014年の流行語大賞ではないですが「だめよ〜ダメダメ」だと思います。

 また、今年は舩井幸雄が亡くなり、波動の大家である江本勝先生も帰らぬ人となりました。いつ何が起こるのかというのはわかりませんので、日ごろからの準備もする必要があることを実感させられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 どうぞ皆様におかれましては、心身の健康に気を付けて、明るく健やかな年末年始をお過ごしいただけたら幸いでございます。


2周目:「働くことに関する本音」
3周目:「人間としての性質」
4周目:「自動反応について」
5周目:「国会答弁を聞いて感じたこと」
6周目:「1日のリズムをスムーズに進めるには」
7周目:「自分を受け入れる」
8周目:「食事について」
9周目:「スターウォーズを見て思ったこと」
10周目:「6/2(土)にんげんクラブ関西大会(in京都)に遊びにきませんか?」
11周目:「健康と夢を叶える蘇生の風」
12周目:「ゆるすということ」
13周目:「楽しく仕事をするために」
14周目:「カウンセラーが一番お得なんです」
15周目:「薬を使わない医師 宮島先生」
16周目:「心と身体の処方箋」
17周目:「人前で話すことの効用」
18周目:「カウンセリングで大切なこと」
19周目:「自分の再発見」
20周目:「私のおすすめ断食健康法」
21周目:「年初に感じた、自然の偉大さ」
22周目:「自然に融合する東洋医学の叡智」
23周目:「電磁波と陰陽五行」
24周目:「ココロの病の対処法」
25周目:「教育の場にカウンセリングを」
26周目:「自然の中で生きる 〜サーフィンから学ぶこと〜」

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