船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:塚田 明彦
『舩井幸雄.com』をご覧の皆様、こんにちは。
イリアール株式会社の塚田です。
2014年11月28日17時17分、関西交響楽団から大阪フィルハーモニー交響楽団のTUBA奏者として活躍され、退団後は大阪芸術大学教授として、芸術界に多大な貢献をされた、北 洋先生が天に召されました。
私にとっては、高校3年生の17歳の時から現在まで、楽器(TUBA)の演奏をはじめとする音楽全般から、人間としての生き方そのものを教えて頂いた恩師です。
追悼の意を込めて、先に先生について少し紹介させてください。
ご葬儀は、12月1日に、生前の御意向で、家族葬として、親交のあった一部の方にお集まりいただき、しめやかに執り行われました。
北先生は、演奏家として活躍する一方、若くして亡くなられた、一世を風靡したモデルの奥様(達子さん)と一緒に、学部や専攻を問わず、学生達を我が子のように可愛がり、また叱咤激励し、多くの素晴らしい芸術家を輩出しています。
その人の育て方は、世間では「理想だが、殆ど実行は不可能」とも言われる「GIVE &GIVE」を実践し続けた方で、実現こそできませんでしたが、機会があれば、故舩井幸雄に、最も会ってほしかった人物です。
また、北先生は長身(180cm)長足でスタイルが良く、日本人にはなかなか着こなせない燕尾服がとてもお似合いで「カッコいいなあ〜」と皆あこがれたものです。
最後の日も、一番先生らしい燕尾服に白い蝶ネクタイ姿で旅立って行かれました。
全て終了し、お骨上げが始まる時、説明をしてくださる担当の方が最初にぽつんと一言、「おしゃれな方だったんですねえ」。
皆驚いて、何でわかるのか尋ねると、白い小さな物を拾い上げ、「ボタンです。本物は熔けないんですよ。ほらメーカー名も読めますよ」とのこと。煙になった後でも、人に「おしゃれ」と言わせてしまう北先生。生き方もおしゃれも、まさに本物でした。先生の足元にも及びませんが、私もせめて最後に着るシャツ位は、本物を買っておくことにします。
北先生のご冥福をお祈りいたします。 合掌
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
5周目:「自分にしかできないこと」
6周目:「自分にしかできないこと−その2」
7周目:「自分にしかできないこと−その3」
8周目:「「正しい日本語」を考える−その1」
9周目:「「日本語」を考える−その2」
10周目:「「日本語」を考える−その3」
11周目:「「日本語」を考える−その4」
12周目:「「日本語」を考える−その5」
13周目:「「日本語」を考える−その6」
14周目:「「日本語」を考える−その7」
15周目:「「日本語」を考える−その8」
16周目:「「日本語」を考える−その9」
17周目:「「日本語」を考える−その10」
18周目:「「がん・・・!!」その1」
19周目:「「がん・・・!!」その2」
20周目:「「がん・・・!!」その3」
21周目:「「がん・・・!!」その4」
22周目:「311」
23周目:「よもやま話」
24周目:「「日本語」を考える−その11」
25周目:「よもやま話・・・その2」
26周目:「よもやま話・・・その3」
2014.12.25: 私にとっての12月25日
2014.12.24: 大掃除
2014.12.22: 塚澤先生の生活防衛の教室
2014.12.19: 真理
2014.12.18: お散歩♪
2014.12.17: 常識が非常識な時代に……!進化するテラヘルツ量子波の世界
2014.12.16: 家族
2014.12.15: 川の風景
2014.12.12: 本物のおしゃれ
2014.12.11: 自分が自分の人生に本気になる。
2014.12.10: 映画『日本と原発』を観て
2014.12.09: 霜月のこと
2014.12.08: 光十波(ことは)で読み解く、12月「発展」の月のポイント
2014.12.05: バトンを、受けて、継ぐ。
2014.12.04: 師走・・今年を振り返って
2014.12.03: バターが街から消えたわけ
2014.12.02: 明るい未来にするために
2014.12.01: 文字から気づく意外な自分