船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:服部 真和
皆様、こんにちは!51コラボの服部と申します。
さて、51コラボでは10月31日(木)〜11月10日にかけてチベット&ネパールの旅を企画しています。それを企画するにあたり、昨年の11月に私はチベットとネパールに視察に、ヒカルランドなどで書籍を出版しているエネルギー・ワーカーの光一さんと行きました。
世界的な大聖地なので、どの場所もすごく感銘を受けたのですが、その中で超パワースポットと言ってもいいダクイェルパという場所をご紹介したいと思います。
チベットの中心地、ポタラ宮があるラサから30kmほどの渓谷にあるダクイェルパは、チベット仏教の開祖パドマサンヴァ、チベット仏教中興の祖アティーシャ、チベットを統一したソンツェン・ガムポ王などそうそうたる人物、高僧が断崖絶壁の急な斜面にある洞窟で瞑想した場所です。ダクイェルパは、チベット有数の修行場です。
そのダクイェルパに向かう途中、峠を通るのですが、そこで多くのタルチョー=五色の旗が掲げられているところがあり、壮観な風景、写真で見たチベットのイメージが眼前に広がります。そこで車を止めてタルチョーを見ると、旗にはお経が書かれていて、それが風にたなびくとお経を読んだのと同じ効果があるとされているそうです。五色の旗は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、それぞれが天・空・火・水・地、つまり五大を表しているとのこと。
ダクイェルパにつくと、そこは標高が約4,300mあり、山の急斜面を登るので、当然酸素は薄くなってきます。少し進んでは深呼吸を繰り返しながら登りました。
そのダクイェルパですが、その昔、山の絶壁にあたる近い急斜面、このような過酷な場所で、瞑想をしたというのは、まさに修行という文字がぴったりだと感じました。チベット仏教の前行では、読経10万回、五体投地10万回などをやるそうなので、実際にこの場ですさまじいまでの修行をやっていたんでしょうね。
人も来ないような断崖絶壁の洞窟に、修業とはいえ、ひとり孤独な状況に置かれるわけだから、まさに自分と向き合うということになります。何より、この岩肌しかない場所でどうやって食料を確保したんだろと思いました。そして、この厳しい風景を見ていると洞窟は逆に暖かい場所、母体回帰のような感覚もあるんだろうなと想像しながら足を進めました。
チベットの高僧が好んで瞑想したこの場所は、伝説的な場所であり、かつ、特別な場のエネルギーを持っている超パワースポットです。敏感な人はすごい地球のエネルギーを感じるのではないでしょうか?
山の斜面から流れる水がありました。それは聖なる水とされ、現地の人がその水を飲んだり、頭にかけたりしていました。その様子を見たとき。私は規模こそ違えフランスのルルドの泉を思い出しました。聖なる水です。
この修行場の横手には、広がる高原もあり、この特別な場所の大地と天空のパワーを感じ、繋げる簡単なワークを光一さんがやっていいなと言ってました。なんせチベット僧侶が瞑想修行してきた、それもレベルの高い僧侶が行ってきたというスペシャルな場所なので、世界的に見てもなかなか体感することができない<場の力>を持つ空間。
ところで、チベットへ視察で来てみて何がすごいかというと、その死生観に驚かされます。旅行会社の中村さんやガイドの方に聞いたのですが、チベットの方は死ぬと約7〜8割くらいの人が、鳥葬をするそうです。死ぬと僧侶が死者に対して、お経を読みます。「チベット死者の書」というものです。その後、遺体を切り刻み鳥に食べさせるそうです。骨は?と聞くと細かく砕いて、小さな鳥に食べてもらうとか・・・。
チベットには、輪廻転生の死生観と慈悲の思想が根本にあるので、肉体は魂の乗り物であり、その魂が肉体を離れる死んだ後は、慈悲の思想で生ける動物のエサになるというわけです。そうしたことが実際に行われているということは、まさに、驚き以外のなにものでもないのですが、その話を聞いて、ある意味、とても自然循環していると思ったりしました。
チベットは<生と死>というのを、ズシリと感じる場所です。そして、ヒマラヤ山脈を飛行機で越えて、ネパールに入ると<聖と俗>を感じるので、世界というのは面白いなとおもうのでした。
「ヒマラヤ・スピリチュアル・ゾーン〜チベット・ネパールへの旅〜」
2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」
63周目:「今、最も注目される哲学者は何を語るのか?」
64周目:「奇想のクリエイティブ」
65周目:「熱き心の姿勢が多くの人に希望の火を灯す」
66周目:「チベット死者の書」
67周目:「100年以上前にチベットで修業した僧侶の話」
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