船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　みなさん、こんにちは。
　私は株式会社本物研究所の佐野社長から「営業統括」の役職をもらっています清水一之（しみず　かずゆき）といいます。仕事はといえば・・・、そう何でもやります、やっています。《何でも屋》と呼んでください。昨年５０代に突入しました。

　さて、第３回目の今回は、些細なことですが、以前「へえ！」と思ったことを思い出してみたいと思います。

　数年前ですが、船井会長が山梨の視察を終了し、日本航空学園からヘリコプターで東京に戻られることになっていたのですが、何かの都合でヘリコプターがだめになってしまいました。急遽車を手配したのですが、会長の車は東京です。そこで、私がマーク�Uで送っていくことになりました。株式会社船井総研の方もいらっしゃり（もうお名前は忘れてしまったのですが）、お二人で後ろに乗られ、韮崎（にらさき）（サッカーの中田の出身校がある町です！）を出発しました。その後のスケジュールは、ご自宅で仕事を処理するだけと聞いていました。　
　そしてちょうど同じ時間、東京の会長の車を呼び出し、途中の大月で乗換えをしてもらえるよう、手配されました。分かりづらい方のために、位置関係を示します。

　　　　←―――――-　　　全て中央高速　　　――――→
(東)　東京　→　　八王子　→　　大月　　←　　甲府　←　韮崎　（西）

　ちなみに、韮崎・大月間より東京・大月間の方がそこそこ距離が長いことを理解しておいて下さい。
　私は大月のＩＣで待つように指示され、高速に入りました。今では時効だと思いますので、書きますが、私は少々アクセルをいつもより踏み込んでおりました。
　メーターは120から140の間を行ったりきたりしています。会長も不安かな？　などと考えて、ふと後ろを覗くと、二人で平然と話をされているではありませんか！「随分うるさい応接だな」くらいに思われていたようです。普通なら、「もう少しゆっくりでいいよ」というような言葉が聞けるはずなのに・・・。
　おそらく会長にとっては移動中ではないのです。仕事中なのです。私は「やっぱり、すごい人だな」と少しびっくりしながら大月に着きました。
　どこで待とうかなと思った時、「あっあれだ」と会長はおっしゃいます。なんとそこには会長のベンツがあるではありませんか！
　会長は車があるのを当たり前のように、「ありがとう」の言葉を残してベンツに乗り込んでいかれました。一分一秒を無駄にせず、短縮できる時間は極力短縮する。これも経営者に求められる姿なんだな、と感銘をうけたものでした（でも少々無謀のように思いますが・・・）。

　後日、会長のドライバー（その時の方とは違いますが）にその話をしましたら、「確かにその通りだと思いますよ。ただ、それだけでなく、会長はああ見えて結構スピード狂なんですよ！」とのこと。　・・・うそでしょ！

　一分一秒を決して無駄にしないこと、これはほんとに大切ですよね！
　ちなみに私は、移動時間はもっぱら睡眠時間に当てておりました

　ただ、会長、お体にはくれぐれもご注意ください。病気だけでなく、事故にも・・。


１周目：「ニコニコ」
２周目：「基本原則」