船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　こんにちは、本物研究所の服部真和と申します。

　さて、船井会長は、ほんとうにたくさんの書物を書いており、それは今も尽きることがありません。この日本を見回してもこんなに多作の方はいないだろうなと思うほどです。ニーズがあるから出版の企画が持ち上がり、３〜４ヶ月サイクルで新たな本が書店に出回る。これって、すごいことだなと思います。

　この７月には船井会長がなんと２４年前に書いた「生きざまの原点　船井流五輪の書」（グラフ社刊）が復刊されました。２４年前といえば、私が２１歳のときです。当時は学生で、映画や演劇、美術といったテーマを追っかけており、船井会長のことは全く知りませんでした。要するに文化現象に興味があり、ビジネス関連の書物を読むということがありませんでした。

　船井会長のことを知ったのは、社会人になってから。ビジネス書のコーナーで本と出合いました。読んではなるほどなーと感心し、仕事などで辛いことがあったときなど「これは必要、必然でベストなんだ」と言い聞かせていた記憶があります（この辺りのことは以前このコーナーで「押入れの中から・・・」というタイトルで書かせていただきました）。

　その復刊された「生きざまの原点　船井流五輪の書」を先日読みましたが、いろいろな発見でいっぱいでした。たとえば、だれもが知っているエピソードとして、その本の初めのほうに明智光秀と豊臣秀吉のことが書かれています。簡単にまとめれば、「天職発想」が大事であること。光秀も秀吉もともに素晴らしい才覚を持っていたが、秀吉は「天職発想」が出来て、楽しんでイキイキと仕事をしたからこそ天下人となれた。しかし光秀は“あれほど信長に重用され、それに応えた”のにもかかわらず、「天職発想」ができず不満ばかりを内にためていき、それが結果、逆臣として終わってしまうことになる。あまりにも有名な２人の関係ですが、あらためて思ったことは光秀は信長も認めるほどすごい才能を持っていたこと、しかし、「天職発想」ができず、それは表情や態度などに表れ、いい仕事をしても信長に満足ゆく評価がされなかったこと、それらは、大河ドラマなどを見てなんとなくは理解していましたが、会長の書いた活字を通して、今を必要・必然・ベストとしその瞬間瞬間をイキイキワクワクと生きることがとても大切であると･･･。

　なぜそれを書いたかというと、日々の業務に流されてしまい、今という瞬間をしっかり生きるというとても大事なことを、つい忘れがちになってしまう自分を発見したからです。とりとめもなく書いてしまいましたが、今一度心の中で唱えたく今回書かせていただきました。


１周目：「会長と出会い感じたこと」
２周目：「波動の原理」
３周目：「押入れの中から・・・　（テーマ：私から見た船井幸雄）」
４周目：「船井会長の誰も真似できないすごさ　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
５周目：「今日も自然体の船井会長　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
６周目：「私が仕事や生活の中で取り入れている“船井流”（？）」