船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。
名前:山内 綾二
皆さまこんにちは。今日から、この「船井幸雄グループ社員の 日々もの思ひ、考へる」のコーナーは5周目を迎えます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
さて、私は今年の4月から建築の勉強をしはじめましたところ、ある一人の科学者を知りました。
名前は、R・バックミンスター・フラー。すでに1983年に亡くなれていますが、「宇宙船地球号」の概念を提唱し、現代社会に多大な影響を与えた人です。ちなみに、炭素の分子構造を表すフラーレンという言葉は、彼の名前からつけられました。
さて、「宇宙船地球号」という言葉を以前から知っていましたが、どうやら間違って理解していたことが、R・バックミンスター・フラーの本を読んでビックリしました。
僕は、「宇宙船地球号」というのは、地球という限られた資源の中で人間は暮らしているのだから、人々は、資源は無駄遣いせずにみんな足ることを知って暮らしていくことだと思っていました。
しかし、「宇宙船地球号 操縦マニュアル」を書いたR・バックミンスター・フラーは、そのようなことは、いっさい本に書いていなかったのです。反対に、ローマクラグがまとめた『成長の限界』を批判していたほどのです。それは、地球を閉鎖的に考えており、ダーウィンの「最適者だけ生き残る」理論を正当化し、競争や戦争の口実になっていると。
R・バックミンスター・フラーは、自然界に存在している光、熱、風などの自然のエネルギーを使用すれば、60億人全員がみんな億万長者のような暮らしができると提案しているのです。しかも、これから新しい技術を発明しないで、フラーが生きていた技術でそれが実現できるというです。
興味がある人は、ぜひR・バックミンスター・フラーの本『クリティカル・パス』(白楊社刊)を読んでみてください。いままで、いかに世界の権力構造に支配されてきたかが分かります。と同時に解決策も存在していることに希望がもてるでしょう。
最後に、フラーの仕事観について紹介いたします。
私が自分の仕事をつづけていくにしたがって、自然はその仕事を「評価」するだろうと想定した。もし自然が行なってほしいことを私が行なっているなら、そしてもしそれを自然の原理が許容する、成功の見込みのある方法で行なっているなら、自分の仕事は経済的に支持されるだろう。だから、反対にそうでない場合は、それまでやってきたことを直ちに中止し、自然の物質的支援によって是認したことを示す新しい進路を発見するまで、論理的に代替可能な進路を探さなくてはならなかった。
したがって、もし私が次のように事を進めるなら、自然は知識を与えてくれると結論づけたのである。
(A)私自身、妻、そして幼い娘が、きわめて明白であるが未だ実効されていない、人間の環境に利益をもたらすように適応させる人工物のデザイン、制作、そしてデモンストレーションといったフィジカルな進化的仕事に専念し、そして
(B)人間社会において確立された経済機構のなかで「生活費を稼ぐ」ということに関心をもたず、さらに
(C)私の家族、そして私自身の生活に必要なものが、一見したところ純粋な偶然のように、しかもいつも「ちょうどよいとき」にのみ、強く要求しないのに与えられることを知り、また
(D)「ただ偶然に」与えられつづけ、さらに
(E)こうしたひたすら「偶然で」、予算を組むことができず、しかも現実的な支えというものが持続することを知り、そして
(F)私が自発的に、当面の問題と関連した人工物を開発する仕事に何のためらいもなく専念しつづける場合のみ、支えが存在しており、もし、私が、
(G)人類に、その習慣と考えを変えるよう説得しようとしたりせず、誰かに私の言うことを聞くように要求したりせず、他人が要求したときだけ情報を提供するならば、そしてもし私が、
(H)他人が開発している人工物の制作を競合的に始めたりせず、ほかの誰もやろうとしないものだけに従事するなら……
そうしたなら、ひとまず私は次の二つの仮定が正当であると結論できる。
(1)自然は本質的な宇宙的再生の「主流」の現実化に仕える人間を経済的に支えるだろう。その実現とは、いままでただ染色体に焦点を当てられた生物の、「直角」に見える副次的作用によってのみ達成されたものである。そして(2)プリセッショナルな行動の法則化された物理法則は、アクセラレーションとエフェメラリゼーションの法則化された原理がなすように、社会的な行動を支配する。
僕もフラーの本をよんで、宇宙に味方される生き方を実験してみようと決心いたしました。
1周目:「未来予想図を描くヒント (テーマ:最近読んでオススメしたい本)」
2周目:「未来予想図を描くヒントA (テーマ:最近読んでオススメしたい本)」
3周目:「自分一人からの出発 (テーマ:ひそかに続けている私の習慣)」
4周目:「未来を信じること (テーマ:最近読んでオススメしたい本)」
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