船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　先日、船井会長と弊社の代表取締役社長の佐野浩一の共著『成功とツキを呼ぶ　本物の法則　一瞬であなたを変える「最強のルール」』（ビジネス社） が発売となりました。既に読んで頂いた方は、「びっくり」するような感覚を覚えた方も多いのではないでしょうか。
　
　私は、昨年、（株）本物研究所に転職してきました。学生時代より一年前までは、船井会長の書籍を好んで読み、「びっくり」させられていた当人です。「本当にこんな世界があるのか」と正直、半身半疑でした。しかし、一歩足を踏み入れると、本の世界が常識化しているのです。
　
　一歩足を踏み入れる要因となったのは、前職での自分自身との良心の葛藤でした。
　会社は人と人との集まりです。人間関係が複雑に絡みあって形成されています。結局、「企業は人」と考えると、「人としてどうあるべきか」が大切だと思い始めました。企業活動は、その都度、考えなり行動なりを選択しなければならない場面に迫られます。そんな場面では人間性が顕著に出てきます。人間にエゴがあるのは当然です。出世のこと、お金のこと。トップの人間性、理念に揺らぎがあると、それは末端社員まで波及し、組織の各々の場面で、各人のエゴが膨張する現象が起きてきます。私はそんな現象が組織内で起こることは、無意識に「本物の商い」ではないと感じていたのだと思います。
　
　「まさか」と思うことでも、船井会長は素直にまず受け入れる、それから自分自身で判断することが大切とおっしゃいます。環境を変えることで、人生が変わり、私自身の視点もガラリと変わりました。人生観がひっくり返るような感覚です。私は転職で、身を持って体験しました。

　本物研究所に入社して、伝えられる側から伝える側になりました。「伝える」ということは、いかに「共感」が得られるか。私共の仕事が伝わるかどうか。船井会長の使命は、「全ての生きとし生けるものの使命である『如何に種の保存をするか』ということをありとあらゆる手で伝えようとしている」とお客様より逆に教えらたこともありました。私自身もまだまだ未熟です。船井会長は、本物時代の到来を確信し、遥か彼方の未来を見通しているような感覚を覚えます。後々、「こういうことか」と再確認することが本当に多いからです。
　
　今まで、経営者と同じ空間で、同じ時間を過ごし、仕事をする経験はありませんでした。船井会長の後継者である、弊社社長の佐野浩一の仕事の様子を見ると、サラリーマン上司ではない、「命がけ」の波動がビンビン伝わってきます。「本物の法則」を実践する「人」と仕事をすることが、私の熱望していた環境でした。

　今回の『本物の法則』は私自身の仕事のバイブルです。理想とした環境で仕事ができる幸せを感じながら、また、初心を忘れず日々精進していきたいと思います。


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４周目：「旧友　（テーマ：“働く”ということは）」
５周目：「志を一つに　（テーマ：私が日々思ふこと）」
６周目：「伝えるということ　（テーマ：私が日々思ふこと）」
７周目：「自身の役割とは　（テーマ：私が日々思ふこと）」
８周目：「冬の季節に思うこと　（テーマ：私が日々思ふこと）」
９周目：「お客様に教えられる　（テーマ：私が日々思ふこと）」