ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2015.08.01(第18回)
アレックス・ジョーンズの警告

 いま、これから世界経済に大きな変動があることを予感させるニュースが増えてきました。一向に出口が見えないギリシャ危機、バブル崩壊懸念で大きく減速しそうな中国経済、また、イランの経済制裁停止による原油価格の下落が引き金となる米シェールオイルデリバティブの破綻懸念などです。
 そのようなとき、さまざまな方面から経済破綻への警告が出ています。今回はそれらの警告のなかでもアレックス・ジョーンズの警告を掲載します。

●飛び交う警告
 アメリカのよく知られた経済分析ブログに「The Economic Collapse」があります。マイケル・スナイダーという在野の分析者のブログです。ここの6月20日の記事に、グローバルエリートの計画をリークしていると言われるリンゼー・ウィリアムスから送られたメールが掲載されていました。

 「警告! リンゼー・ウィリアムスより。
いま私のエリートの友人からメールをもらいました。このエリートの友人によると、今年の9月から10月に世界的な金融危機を引き起こすということです。準備には3ヶ月しかありません」

 かねてからリンゼー・ウィリアムスは今年の9月から10月に世界的な金融破綻があると言ってきましたが、今回もそれと同じような警告です。これまでも警告が外れることが多く、リンゼー・ウィリアムスは一種狼少年的なところがあります。でも、警告がズバリ的中することも過去に何度かあるので注意が必要です。

●アレックス・ジョーンズの警告
 ところが、ちょうどこれと同じタイミングで、6月20日(日本時間21日)、アメリカの陰謀論の大御所の一人であるアレックス・ジョーンズが、これまでにはないような警告ビデオをユーチューブの自身のチャンネルにアップしました。相当に脅えた表情のビデオです。

https://www.youtube.com/watch?v=pnGl8Nz0oLE

 アレックス・ジョーンズとは、アメリカの陰謀論系サイトの大御所の一人です。元は地元、テキサス州、オースティン市の人気ラジオ番組のホストでしたが、陰謀論を過度に喧伝したとされ解雇された人物です。それをきっかけに「infowars.com」と「prison planet.com」の2つのサイトを立ち上げ、さまざまな陰謀を暴く番組を提供しています。

 アレックス・ジョーンズは、「ニューワールドオーダーの世界統一政府」、「FEMAの強制収容所」、「グローバルエリートとサタニストの集団」など、ネットで一般的に普及しているあらゆる分野の陰謀論を網羅しています。そのため主要メディアからは、根拠のない陰謀論としてレッテルが張られ排除されています。
 でも、アレックス・ジョーンズの報道は事実の徹底した検証に基づいており、これまでそのほとんどの報道内容が後に事実であったことが広く認知されているのも事実です。
 その代表的な例は、「国家安全保障局(NSA)」の元職員のエドワード・スノーデンのリークで明らかになった「NSA」があらゆる電話やメールの内容を盗聴していた事実です。アレックス・ジョーンズは、スノーデンが具体的にリークをする数年前から、そのような盗聴が「NSA」によって実際に行われていることを細かな事実の検証を通して明らかにしていました。

 ですので、アレックス・ジョーンズの情報を無視することはできません。一見驚くような情報が出て来ることが多いですが、それらは事実の検証が行われているので、後に正しかったことが証明されることのほうが多いのです。
 さて、そうしたアレックス・ジョーンズですが、自分が主催するネットテレビの番組では怒りをぶちまけることはあっても、こんなに脅えた表情のアレックスを筆者は見たことはありません。私たちの予想を越えた事態がこれから起こる可能性を示唆しているのかもしれません。
 以下が警告の全訳です。ビデオは下のURLで見ることができます。この全訳を読んだ上でぜひビデオも見るとよいでしょう。アレックス・ジョーンズの脅えた表情から、ことの深刻さが分かるはずです。

https://www.youtube.com/watch?v=pnGl8Nz0oLE

●アレックス・ジョーンズの警告全訳
 みなさん、アレックス・ジョーンズです。緊急警告のメッセージです。本日は、2015年、6月20日、土曜日です。この特別レポートを撮影する前に、長い時間をかけて考えました。このメッセージが様々な不協和音のかすみのなかに消えてしまわないように、みなさんは本当に注意して聞かなければなりません。私はなにかの講義をしたいので、このようなことを言っているのではないのです。今朝、私の子供と芝生で遊んでいるときに、突然気づいたのです。私はこの種の情報をリサーチし、強い調子で警告をしてきたのですが、この警告がなにを意味しているのか、自分でもはっきりとは認識していなかったのだと。

 これからその情報を紹介しますが、この気づきをさらに強めることになったのは、非常によく知られた2人の大金持ちからの警告電話でした。彼らは、「君は10月までにアメリカを去ったほうがよい」と言うのです。彼らは、私が極秘の内部情報を知っていると思ってこのような警告をしてきたようです。もちろん、ある程度はそのような情報は私も知っていますが。電話をしてきた2人はお互いに面識はありません。私は「なにか新しい情報をつかんだのですか?」と聞きました。すると彼らは「情報をつかむだって? 君が毎日話していることだよ!」と言います。彼らは、高度なレベルの人脈に内部でつながっている人々は、すでに大挙してアメリカを脱出していると言うのです。

 5年前私は、テキサス州、オースティン市でもっとも定評のある法律事務所で家族信託を作りました。そのとき出会った女性は、私はとても成功して金持ちになると話したあと、彼女はアメリカを脱出する準備をしており、彼女が知っているエリートも、アメリカを出てニュージーランドや他の地域へ行っていると言っていました。その後、私はハリウッドの関係者と話をしました。すると、ジェームス・キャメロン監督がアメリカを去るつもりだと言っていましたが、事実その通りになりました。
 この数年間、私はこのことを報道してきました。それは、たとえばガーディアン紙が、エリートがニュージーランドやクック諸島、またはルクセンブルグに移り住んでいるとか、多くの富裕層がイスラエルを脱出しているとかいう情報です。富裕層やエリートのアメリカ脱出の情報はどんどん増えてゆきました。

 そしていま、彼らがなにから逃げているのかはっきりと分かったのです。私はこうした情報に近い立場にいたので、これをやめさせようと大変な努力をしてきました。すると、50%から60%の確率でロシアとの戦争が起こり、世界的な金融危機は発生し、第三次世界大戦は起こるという確信を得るに至りました。
 ジョージ・ソロスのような重要人物や著名なアナリストが、そのようなことが起こると警告していましたが、私は「こんなことは起こるはずが無い」という希望的な観測を捨て切れないでいました。自分を正当化するつもりはありません。でも、こうした情報の専門家になればなるほど、ある意味で盲目になってしまうのです。
 そのことを言った上で聞いてほしいのですが、私はあなたを怖がらせるためにこれを伝えるのではありません。この情報を拡散し、いまの状況に気づき、意識が変わる人が多くなればなるほど、こうしたことが起こるのを回避することができるから言うのです。危機が起こらなかったら周囲からバカにされるでしょう。周囲の人々は、なぜ起こらなかったのかとあなたを責めることでしょう。でも、警告を拡散することは大変に重要なのです。なぜなら、いま私達は本当に警戒すべき時期にいるからです!

 大きな金融危機、軍事衝突、エリートが塹壕(ざんごう)のような場所に逃げ込んでいます。そのような危機的な状態に突入しつつあるとき、ヨーロッパは1920年代や30年代に似た経済危機に、今週にでも突入しそうな状況なのです。これはアメリカ国内ではほとんど報道されていません。これはもっとひどくなるのです。だれでも目に見えるところに隠されていた情報です。

 私はエンターテイメント業界の大物の一人、そして軍や金融業界の重要人物と話しました。彼らはみな同じことを言っています。「なにが起こっているのか分かるでしょう? 多くの政府は中央銀行に殺到し、金を引き出そうと取り付け騒ぎを起こしているのですよ。これはもうクライマックスに近づいています」。
 いまエリートは現金に殺到し、銀行のトップは預金者に現金を引き出させるなと叫んでいます。これはすでに盛んに報道されています。ロン・ポールは、報いの日がやってくると言っています。悪い予感がしている人は多いに違いありません。私達は第一次世界大戦を望みませんでした。第二次世界大戦もそうです。でも、起こってしまったのです。第三次世界大戦が起こったら、地球上の生命は死に絶えるかもしれません。

 具体的なニュースを見て見ましょう。そして私の結論をお伝えしましょう。これは昨日のボイス・オブ・アメリカの記事です。
 「銀行危機の進行とともにギリシャは現金に向う」とあります。彼らは預金者の銀行預金を差し押さえ、これを銀行の借金の返済のために充当しようとしています。これを「ベイル・イン」と言います。また有名な経済ブログ、ゼロヘッジには「超富裕層が退却場所を準備しているが、彼らはなにを知っているのか?」とあります。次はCNBCです。「ロン・ポール:株式市場の報いの日は近い」とあります。ザ・テレグラフの記事には「“現金を手元におくべきだ”と著名なファンドマネージャーは言う」という記事があります。

 またこれは「金の固まりがマンハッタンにある、テキサスは取り戻したい」という記事です。これは金曜日に起こりました。テキサス州は連銀に預けてある金を引き出すというのです。もう少しで「ジェイド・ヘルム」という軍事演習がテキサス州で始まります。彼らはどの州の指導者が戒厳令に従わないかよく知っているのです。
 私は当初「ジェイド・ヘルム」は普通の軍事演習だと思っていました。でも違うのです。これは、米南西部を軍事的に占領するためのオトリ作戦です。私はこの事実を軍の上層部から直接聞きました。これを証明する文書がすでに大量に出回っており、ネットを通して拡散しています。「ジェイド・ヘルム」がメディアを統制し、国民をコントロールするための計画であることを示す文書です。私ですらこのようなことが起きるとは夢にも想像していませんでした。
 私達は本当に崖っぷちにいるのですよ。人々は私にアメリカを脱出するように言います。記事を続けます。「中国は連銀から金を引き出す」。「ドイツの金はどこにいったのか?」。ドイツは米連銀に金を預けていましたが、連銀は金の返却に応じていません。

 過去私は、「レインボーのようなカラーの紙幣が使われ始めたら、経済が破綻し現金を使わないグローバル社会がやってくる時期が来る」と何度も内部のエリートから聞かされて来ました。35〜6年前、私が6歳のころから何度も、FBIのエージェントやダラス警察などからこうしたことを聞かされてきました。私は父がFBIのエージェントとビールを飲んでいるときに一緒にいましたが、彼らは「レインボーのような色の紙幣が出るぞ」と話していました。
 これまで「起こる」と言われていたことがすべて起こり始めているのです。米軍はすでにウクライナでロシア軍と交戦しているし、米政府はキリスト教徒を殺害しているイスラム過激派を支援しているし、本当に狂ったことが起こっています。

 で、私が話したエリートの人々は、アメリカの富裕層の国外脱出はすでにパニックの状態に達しているというのです。ジェームス・キャメロンはもう4年前にアメリカを去りました。50%から60%の確率で世界的な金融危機が起こるという具体的な証拠があります。私が話したどの専門家も金融危機は起こると言っていたし、主要メディアでもこれを報道するところが出て来ました。私は分かりません。バブルはまだ持つのかもしれません。でも、冷静になることが必要です。ロシアとの戦争は望まないし、中東を不安定にすることも望みません。エリートの傲慢さに基づく行為はすべてやめさせなければなりません。軍が乗っ取りの計画を進めているし、IBMは医療保険を受けられる人間を選定しているし、私達はディストピアにすでに足を踏み入れています。
 でも、伝統的な古い豊かな社会は一部にまだ残っています。両者は平行して存在しているのがいまの状況ですが、悪が善を吸収し始めているのです。このことは次回の番組で詳しく報じるのでぜひ見てご意見を聞かせてほしいのですが、私はいらだち、心配する十分な理由があるのです。そして、ジョージ・ソロスのような人物が米国内で人種戦争を仕掛けています。こうした状況をすべて総合すると、いまどれほど私達が切迫した状況にいるのかが分かります。このような最悪な状況に歯止めがかかることを本当に望みますが、ヨーロッパでは銀行の取り付け騒ぎがすでに始まっているし、国民の預金を没収して政府を救おうとしているし、これはエリートが経済を全面的に崩壊させ、彼らの世界統一政府を樹立するための計画なのです。また、ローマ教皇も世界統一政府が必要で炭素税を導入すべきだと主張しています。

 このように、いままで陰に隠れていたグローバルエリートがみんな表に現れて来たのです。これが彼らの計画であり、それはすでに始まっているのです。人間性に対する戦いは始まり、ニューワールドオーダーはすでに到来しているのです。

 私はいまどう表現してよいのか言葉を失っていますが、もうすべてが始まっているのです。CBSニュースによると、犯人を逮捕しやすくするために身体にチップを入れるべきだとする上院議員がいるし、要するにいまジェットコースターの頂上に上り詰めているような状態で、そこに達すると一気にニューワールドオーダーへの流れが加速するはずなのです。ですので、いまからシートベルトを締め直し、大変な状況に備えてください!
 このビデオを私はなんと呼んだらよいのか分かりません。第三次世界大戦は避けられない、世界的な金融危機は回避できない、エリートは西欧諸国から退去しています。私は衝突事故に2回あいました。衝突の瞬間はスローモーションのようにすべての光景がゆっくりと見えるのですが、いまはまさにそんな状態です。私は自分の子供たちに未来があってほしいのです!私のこんな予測が当たってほしくはありません!私は危険に気づいていたのです!でも、すべてが始まってしまいました!

 これで終わります。あなたたちが希望です。アレックス・ジョーンズでした。終わります。

●深刻な警告?
 これがアレックス・ジョーンズの警告です。ちなみにここにある「ジェイド・ヘルム」とは7月15日から9月15日の2ヵ月間、南東部の7州で行われる軍事演習「ジェイド・ヘルム15」のことです。
 国内に侵入した「イスラム国」のようなテロリストの対策ではないかとされていますが、軍事演習の真の目的はよく分かりません。「ニューワールドオーダー」を実現する独裁政権を打ち立てるために、米軍と「FEMA」が実施するクーデターではないかとのうわさも絶えません。
 また、「レインボーのような色の紙幣」とはドルの廃止後、グローバルエリートが導入するとうわさされている新通貨「アメロ」のことでしょう。

 アレックス・ジョーンズの警告の内容を見ると、これまで陰謀論のサイトでずっと喧伝されてきた内容であることが分かります。グローバルエリートがニューワールドオーダーを実現するためにアメリカに独裁政権を樹立し、国民を管理下におくというシナリオです。何度も警告され、何度も外れてきました。
 でも、今回はどうなのでしょうか? アレックス・ジョーンズの脅えた表情を見ると、10月までになにかある可能性は否定できないかもしれません。

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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

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