ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2020.02.01(第72回)
クレイグ・ハミルトン・パーカーの2020年予言総集編

 2020年に入って1カ月が過ぎた。予感していたように、自然災害も含め今年は激動の年になるようだ。そこで今回は、クレイグ・ハミルトン・パーカーの2020年予言の総集編のようなものを掲載する。
 今回パーカーは、日本の地震や自然災害を予言している。予言が語られる順序は前後するが、関心が一番高いと思われるので、最初にこれを紹介する。

●日本の自然災害とオリンピック
・2020年で特に自然災害で問題となる地域が日本だ。地震、ないしはなんらかの大きな自然災害が日本を襲い、2020年のオリンピック開催に問題が発生する。

 以上である。パーカーは日本のどの地域で地震か自然災害が発生するのかは特定はしていない。オリンピックの開催に問題が生じるとあるので、東京だろうか?
 後に筆者はパーカーに、1)自然災害が起こる時期と日本の地域、2)オリンピックの開催が中止になるかどうかの2点について質問してみた。すると、以下のような回答があった。

 「すでに発表した以上の詳細はまだ分からない。しかし、さほど深刻な自然災害ではない。オリンピックは中止にはならない。開催に問題が起こる程度だ。もっと具体的なビジョンがあれば公開する」

 このような回答であった。自然災害は起こったとしても大規模なものにはならないという。少し安心できるかもしれない。
 また、北朝鮮の今後の動きについても予言している。これも関心が高いと思われるので、先に掲載する。

●北朝鮮につぃて
・北朝鮮のキム・ジョンウンはミサイルを発射するが、今度はそれに弾頭をつけて洋上で爆発させる。これによる被害はない。だが、この行為はさらにキム・ジョンウンの国際的な立場を悪くさせ、追い詰めることになる。

・2020年ではないが、北朝鮮では革命が起こり、キム・ジョンウンは中国に亡命する。

 以上である。北朝鮮の動きが不穏になっているので、これも要注目だ。

●クレイグ・ハミルトン・パーカーについて
 それではその他の2020年予言の総集編を項目別に紹介する。知っている読者も多いと思うが、改めてパーカーについて紹介する。
 クレイグ・ハミルトン・パーカーは、イギリスでもっとも著名なサイキックのひとりである。広告宣伝会社の経営者であったというユニークな経歴を持つサイキックである。インドのサイババのもとで修行し、サイキックとなった。
 パーカーは2015年から毎年の予言を公開している。予言が的中したのかどうか毎年自身できちんと検証しており、的中率は7割程度だと見られている。もちろん、3割ほどは外しているので盲信してはならないが、的中率から見て参考にはなると思う。2015年から以下のような予言を的中させた。主要なものだけを紹介する。

●2015年の的中事例
・パリのテロ
・サッカー選手の殺害
・サウジアラビアの王族の誘拐
・ロシア原潜の沈没
・英保守党の勝利
・中国とロシアの同盟強化

●2016年の的中事例
・国民投票によるブレグジットの決定
・トランプの大統領選勝利
・フランス、ニースのテロ
・キャメロン英首相の辞任
・熊本の地震
・イギリスの新内閣発足

●2017年の的中事例
・イタリア、イスキア島の地震
・パリの大洪水
・アメリカの分裂
・イギリスのテロ
・スコットランドの保守党の勝利
・ロシアによるハッキング

●2018年の的中事例
・ヘンリー王子の結婚とメイガン・マークルの妊娠
・ラスベガスの乱射事件
・ハワイの噴火と大火災
・ベネズエラの首都、カラカスのドローン攻撃
・メルケル独首相による将来の辞任表明
・トランプタワーの火災

●2019年の的中事例
・香港の抗議運動の拡大
・メイ首相の辞任
・ボリス・ジョンソンの首相就任
・イギリスの洪水
・ウィキリークスのジュリアン・アサンジの逮捕
・オーストラリアの巨大森林火災

このような出来事を的中させている。

●トランプの「アガスティアの葉」の発見
 今回パーカーは予言を公開する前に、トランプの「アガスティアの葉」を発見したと発表した。「アガスティアの葉」とは、古代の聖者「アガスティア」が、すべての個人の運命を記したとされている葉のことである。南インドのタミル語文化圏に保存されているという。パーカーは次のようにいう。

・私は調査の末、自分の運命が記された「アガスティアの葉」を発見した。そこに記されていた私の運命は驚くほど正確だった。予告された出来事が私の人生に本当に起こった。

・今回、調査の結果、トランプの「アガスティアの葉」を発見した。それはタミル語で書かれているので、いま翻訳を進めている最中だ。その結果が出たら、ユーチューブで公開する。

 以上である。これもどのような結果なのか、興味が尽きない。ユーチューブで公開され次第紹介する。

●覚醒について
 今回の予言の最後の部分でパーカーは、来るべき覚醒について語っている。よい内容なので、予言の主要部分を紹介する前に、これを最初に掲載する。

・予言の内容には暗いものが多い。しかし、我々が体験しているこの現実は我々の主観の反映でしかなく、たいした意味はない。宇宙そのもの、そしてすべての存在は意識なのである。この意識こそ、現実を作り出す本体なのだ。

・現実を生成するそうした超越的な意識は、我々の内面にすでに備わっている。現実は我々がこの意識の存在に覚醒することで変化する。だから、予言の内容が暗くても影響されてはならない。それは変えることが可能だ。

・意識そのものは進化の過程にある。我々はこれから意識のゴールデンエイジに入る。

・こうした事実に気づくことを覚醒という。覚醒は集合的な現象ではない。それぞれひとりひとりが体験する個別的な現象である。

 以上である。興味深い考えだ。

●中東の戦争
・2020年に中東で戦争が始る。これは2021年にも継続する。

・イランの暴動が一層激しくなる。しかしイランの指導部はこれを弾圧するため国民は反発し、革命のような状態になる。イランと敵対するサウジアラビアは、このイランの弱点につけこんで、利用しようとする。

・サウジアラビアはアメリカやEUと大きな武器購買契約を結ぶ。また、さらに多くの「サウジアラムコ」の株式を売りに出す。これはイランとの戦争準備のための資金を得るためである。

・サウジアラビアとイランとの戦争は突発的に発生するのではない。衝突は徐々にエスカレートする。ロシアやアメリカがこれに介入し、衝突の激化を回避しようとする。トランプとプーチンは協力してサウジとイランの仲裁を試みる。

・サウジとイランとの対立の激化にはトルコやイスラエルも介入し、非常に複雑な状況になる。

●ドナルド・トランプに関して
・トランプは罷免されることはない。トランプ陣営の誰かが裏切るが、それでもトランプは罷免されることにはならない。弾劾裁判はトランプに有利に作用し、トランプを強化する。

・トランプはこの弾劾裁判を民主党によるクーデターだとして非難する。さらにこれは、「ディープステーツ」と呼ばれ、アメリカを裏で支配しているCIAやFBIなどの情報機関の秘密計画だとして、これらの機関への非難を強める。このような非難によって、トランプの立場は逆に強化される。

・ジョー・バイデンは民主党の大統領候補になることはない。いまのとことなにかは分からないが、バイデンに関する大きなスキャンダルが出てくる。これによってバイデンは統一候補から脱落する。これがどのようなスキャンダルなのかはいまのところ分からない。

・バイデンではなく、エリザベス・ウォーレンが民主党の統一候補になる。

・トランプは再選される。トランプはフロリダ州だと思うが、トランプの勝利が予想されていない州で勝利する。これが再選の決定打となる。

・中国との貿易戦争は拡大する。アメリカは中国の軍事的な脅威と危険性を改めて認識し、これに対決する姿勢を鮮明にする。貿易戦争はさらに悪化し、規制があらゆる分野に適用される。

・これはトランプの二期目に起こると思うが、ノストラダムスの予言にもあるように、暗殺未遂事件があるかもしれない。またトランプは病に倒れ、大統領としての執務を中断するが、これは一時的なものにすぎない。トランプはすぐに執務に復帰する。

・自然災害は激化する。ブラジルのアマゾンの熱帯雨林を自然公園のような地域に指定して、これの保護を求める声は世界で拡大し、真剣に検討される。ブラジル政府はこれに反対する。自然公園化の動きはアフリカでも起こる。2020年は温暖化による環境問題に世界が真剣に向き合う最初の年になる。

 今回は以上である。さて、どこまで当たるだろうか?

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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

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