ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2020.04.01(第74回)
すでに2010年に予告されていたウイルス蔓延

 4月になった。新型コロナウイルスの蔓延は終息する予兆がない。東京のロックダウンも秒読み段階になっている。これからどうなるのか、不安な状態に続いている。
 そんなとき、なんと2010年2月16日にアップされたビデオで、すでに今回のウイルス蔓延が予告されていた可能性があるのだ。だとしたら、今回のパンデミックは仕掛けられた可能性も否定できなくなる。日本語字幕付きのものはあるので、以下にアドレスを記す。ぜひ見てほしい。

JA - アングロサクソン ミッション
https://www.youtube.com/watch?v=_o8hYXBPFn8&t=996s

 この動画を作成したのは、「プロジェクト・キャメロット」のビル・ライアンだ。「プロジェクト・キャメロット」とは、さまざまな組織の内部告発者を発掘し、証言させるサイトだ。ビル・ライアンはその主催者の一人である。この動画はライアンが、匿名のイギリス人の内部告発者の証言を公開したものだ。この人物はイギリス軍の出身で、2010年にはロンドンの金融センターである「シティ・オブ・ロンドン」で金融機関の高い地位にいた。その証言である。

・彼は「シティ・オブ・ロンドン」で勤務しており、「フリーメーソン」の高い地位にある人々と定期的にミーティングをしていた。これは日常的な経済会議であった。

・しかし2005年6月のある日、奇妙なミーティングに出席した。それは、いつものような経済会議ではなかった。25人から30人くらいの人々が集まる非公式の会議だった。出席者は誰でも名前を知っているイギリスの有名な政治家や、警視庁長官のような人々がいた。彼らはカジュアルに話をしていた。彼は場違いの会議に出席していると感じた。

・彼らは、何年も前に立てられた計画の進み具合について話しをしていた。それらは、イスラエルによるイラン攻撃、来るべき金融危機と富の集中、中国の経済的、軍事的巨大化と日本のそれを抑える役割などであった。それらは、計画通りには進んでいないと話していた。彼らは計画を進めることに焦っていた。

・まず最初に起こそうとしていることは、イスラエルによるイラン攻撃である。複数の勢力がイスラエルのイラン攻撃を実現させようとしている。

・この攻撃の後、イランか中国に報復させる。イランは中国の供与で核兵器をすでに保有している。その時点で、中東で限定した核戦争が起こる。その後、停戦が成立する。

・この核戦争は各国の国民を恐怖させる。人々は政府がテロリストの入国を防止できるような厳しい規制を求める。この時点で各国の戒厳令と統制が現実的なものになる。しかしこれは、計画のほんのスタートに過ぎない。

・このような状況になったとき、生物兵器で中国を攻撃する。それはインフルエンザに似たウイルスで、中国人が標的になるように遺伝子的に操作されたものだ。それは山火事のように一気に広まり、膨大な数の中国人に感染する。この会議の出席者はこれを、「中国は風邪を引く」と表現していた。そして笑っていた。

・次に起こるのは、感染の世界的な拡大、つまりパンデミックである。これは中国の復讐なのか、それともウイルスの拡大がコントロールできなくなったものなのかは分からない。その後、第3次世界大戦が始まり、50%の人口が死ぬ。

・こうした一連の出来事の計画には名前がある。それは、「アングロサクソン・ミッション」という。その目的は人口の削減である。私の解釈では、彼らは人口を5億人程度まで削減したいと考えている。50%の削減とは、その第一歩である。

●ビル・ライアンの解釈
・私に証言してくれた人物は、これらの出来事がいつ起こるかはまったく分からないとしながらも、2011年には起こるかも知れないと言っていた。しかし、この計画を立案しているものにとっては、出来事の順序が大事である。起こる時期ではない。これはドミノ倒しのようだ。しかし、これらの計画のいくつかはうまく行っていない。

・だが、それにしてもこのような計画を実行する意味はなんだろうか? 計画の目的はなんだろうか? 証言をしてくれた人物は、彼の考えとして、おそらく将来地球物理的な出来事があるので、それに備えるためではないかという。

・この計画の立案者は、地球物理的な出来事がいつ起こるのか知っているはずだ。彼らはそのような状況になったとき、政府が国民を統治する全体主義的な体制を導入して、生き延びる計画ではないかと思う。

・また、私個人の解釈だが、この「アングロサクソン・ミッション」という名称には、人種差別的な含意がある。中国を排除して、白人が支配する世界を再構築するという目的だ。これはまさにヒトラーも喜ぶプランだろう。

・つまり、地球物理的な出来事の後、地球の環境を再生することになるが、そのときには白人が地球を全面的に統治する世界を形成することが目的だ。だから、中国は排除されなければならない。

・ナチスもそうだが、さまざまな秘密結社には繰り返し現れるシンボルがある。それは、「新しい日の夜明け」というシンボルだ。秘密結社では、すでにはるか以前から地球物理学的な出来事があり、その後に新しい世界がやってくるという認識があるようだ。

・実は「ニューワールドオーダー」という概念は、このことを指しているのではないだろうか? これは地球物理的な出来事の後に誕生する新世界秩序だ。

・しかし私は、これらのことが起こるとは思っていない。これまでもさまざまな計画の実現が阻止されたことがある。たとえば私が過去にインタビューした内部告発者は、中国との戦争は2008年に起こると言っていたが、それは起こらなかった。だから、計画された出来事がすべて起こるとは限らないのだ。

・デビッド・アイクは人間の意識には強大な力が備わっていると主張している。各人がこの力を自覚すると、現実を変えることは簡単にできる。いま多くの人々は、この意識の偉大な力を自覚し始めた。この力に目覚めることが、「イルミナティー」のこの計画を阻止する方法だ。そしてその第一歩は、こうした計画が存在することを多くの人が知ることだと思う。すると、我々の意識の力でこの計画を阻止できる。

 以上である。

 この動画は2010年に公開されたものにもかかわらず、いま起こっていることとシンクロしているので非常に不気味だ。今年の1月、イランのソレイマニ司令官の殺害によって、イランとアメリカとの緊張が最高度に高まり、イスラエルも参加した全面戦争になる可能性も指摘される事態になった。しかし、イランとアメリカの双方の自制により、これは回避された。これは計画の実現が阻止されたことを意味する。
 しかし、その後に起こった新型コロナウイルスの蔓延は、この計画に予告された事態そのものである。だが、新型コロナウイルスの致死率は低い。もしかしたら、「アングロサクソン・ミッション」にあるような状況にはならないかもしれないように、期待したいがどうだろうか?

●2010年の「ロックフェラー財団」のシナリオ
 しかし、それにしても、この新型コロナウイルスは本当に自然に発生したものなのだろうか? ウイルスが人工的に作成された生物兵器であるとする情報は多いものの、どれも根拠は不確かなものばかりだ。しかし、そうであっても、ウイルスの蔓延が大きな社会変化をもたらすために計画されたものであった可能性は、やはり完全には否定できないと思う。新型コロナウイルスは、一般に信じられているように「武漢海鮮市場」とは異なった場所で発生したことは、すでに確認されている。まだ確認はできていないものの、新型コロナウイルスが外部から持ち込まれた可能性すらある。
 そうしたなか、「ロックフェラー財団」が「グローバル・ビジネス・ネットワーク」というグループを主催する未来学者、ピーター・シュワルツの協力で、2010年5月に出したレポートが注目されている。そのレポートとは、「未来の技術と国際的発展に関するシナリオ(Scenarios for the Future of Technology and International Development)」という題名のものだ。53ページの文書だ。内容は、これからテクノロジーの発展がもたらす15年から20年後の社会変化を予測するものである。

 題名から見ると、テクノロジーの急速な発展を分析し、それがもたらす未来型の社会のビジョンを提示するという、比較的に明るい内容を予想させる。しかし、レポートの内容はそうしたイメージとは大きく異なるものだった。また、このレポートの目的は、先進国のみならず低開発諸国に対するテクノロジーの影響を予測することにある。しかし、それにしても、テクノロジーの発展の余波の予測という、その本来の目的からは想像できない内容になっている。

●ロック・ステップのシナリオ
 特にこの予想外の特徴がはっきり表れているのが、「ロック・ステップ(LOCK STEP)」というシナリオだ。これは、テクノロジーの発展で将来やってくる可能性のある4つのシナリオのひとつである。それが「ロック・ステップ」というシナリオだ。そのシナリオの未来は次のようなものだ。

「政府による厳しいトップダウンのコントロールともっと権威主義的なリーダーシップ。そして限られたイノベーションと国民の抵抗。」

 これはいわば政府が国民を監視し、管理する社会主義か全体主義を思わせる社会のイメージだ。このレポートは15年から20年後にテクノロジーの発展の結果として、このような社会になると予測している。そして、実に興味深いことに、このような社会に移行するきっかけとなるのが、なんとパンデミックなのだ。次のようにある。

「2012年、世界が心配していたパンデミックがいよいよ発生した。2009年の「H1N1」の流行とは異なり、このインフルエンザの株は野生の雁から発生したものであり、恐ろしく感染力が強く破壊的だ。ウイルスが世界的に拡散し、7カ月で世界人口の20%が感染して800万人が死亡したので、もっともパンデミックに備えた国であっても、圧倒されてしまった。」

 さらに、中国に関しては次のようにある。

「しかしながら、特に中国など他の国よりも対応がうまかった国もあった。中国政府による全国民の強制隔離や国境の完全閉鎖でウイルスの拡散をどの国よりも素早く止め、何百万人もの人々の命が救われた。そしてパンデミック後の急速な回復を実現した。」

 そしてウイルスは経済的にも甚大な被害をもたらしたとして、次のように書いている。

「ものと人の国際的な移動は完全に停止した。観光業は衰弱し、グローバルなサプライチェーンが寸断された。国内でも通常は賑わっている店やオフィスビルは従業員も客もなく、何カ月も空っぽの状態だ。」

 こうした状態が引き金となり、社会は全体主義的な方向に動いてい行く。次のようにある。

「パンデミックのさなか、世界の国々の政治指導者は権力を使い、スーパーや駅などの公共の空間に入るときにはマスクの着用を義務付け、体温を計るというような厳しい規制とルールを導入した。パンデミックが去った後も、国民を監視しコントロールするシステムはそのまま残り、さらに強化された。パンデミックや国際的テロリズム、そして環境危機や増加する貧困などのグローバルな問題から自らを守るために、世界の国々の政治指導者は掌握した権力を強化することだろう。」

●不気味な文書
 もはや説明するまでもないが、この文書にあることはまさにいま新型コロナウイルスの蔓延で、我々の目前で起こっていることである。パンデミックは過去の歴史で何度も起こっているし、将来の発生を警告する予測も多い。その意味でいえば、この文書の「ロック・ステップ」のシナリオは、文書が書かれた2010年時点であっても十分に予測が可能な内容だ。したがってこれが、エリートの隠れた計画の存在を示すものであるとはすぐにいうことはできない。
 しかしながら、この「ロック・ステップ」のシナリオはあまりに不気味である。これは、テクノロジーの発展が社会に及ぼす影響について予測し、それを4つのシナリオにまとめた文書だ。掲載されている他のシナリオはテクノロジーの発展をベースにしたもので、不自然感はない。

 だが、この「ロック・ステップ」のシナリオだけは別なのだ。それは、テクノロジーではなくパンデミックによる社会変化が中心的なテーマだ。
 果たしてこのレポートが、紹介した「アングロサクソン・ミッション」のように、隠された計画を暴露したものなのだろうか? それはいまのところ分からない。しかしはっきりしているのは、今回のパンデミックを契機として、我々はこのシナリオが予測しているような、全体主義的な管理型社会に移行する可能性が高いということだ。どうなるだろうか?

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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

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