船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:長 博信
ここ数年、ストロング系チューハイというお酒が発売され人気となっているようです。
ストロング系チューハイは、ビールや発泡酒よりも安くて、アルコール度数はビールや発泡酒の2倍近い9〜12%あり、しかも飲みやすいという特徴があります。
日本の4大ビールメーカーであるサントリー、キリン、アサヒ、サッポロもストロング系チューハイに力を入れて数多く販売されています。
近年、ビールの消費量が年々下がっているため、各メーカーは「新ジャンル」と呼ばれるお酒をリリースしてきましたが、また新たに「ストロング系チューハイ」を発売して、その穴埋めをしてきました。
各メーカーが「新ジャンル」と呼ばれるお酒をリリースするその背景には、日本の酒税制度が関係しているようです。
以前まで日本の酒税は、一番多く飲まれていたビールに高い酒税をかけて、国は税を徴収してきました。
それに対抗して、発泡酒が出てきたわけですが、発泡酒が市場に浸透すると、財務省は発泡酒に高い税を掛けるようになりました。それで、各メーカーは税率が低いお酒の開発をするようになり、誕生したのがストロング系チューハイなのです。
現在の酒税は、500ml缶に換算すると、ビールは110円、発泡酒は麦芽比率によって約67〜約89円、ストロング系チューハイを含むアルコール度数10度未満のいわゆる「新ジャンル」は40円となっていました。
2017年度の酒税法改正によって、2026年10月までに段階的にビールは酒税が下がり、発泡酒は酒税が上がって77.5円に統一、アルコール度数11度未満のチューハイは酒税が上がって50円となることが決まっているため、ストロング系チューハイの優位性がみられます。少し前にハイボールブームがあったのも、発泡酒の税が上がったことが関係しているとも見ることができます。
そんな中、沖縄のビールメーカーであるオリオンビール社が、2020年4月22日に自社で発売していたストロング系チューハイ「WATTA STRONG」の販売終了を発表しました。
その理由は、依存症の専門医らがアルコールの過剰摂取により健康問題へつながる危険性を指摘していたこと、WHOが警鐘を鳴らしていること、ネットなどでストロング系チューハイの問題が指摘されているためだったそうです。
薬物依存研究の専門家らは「違法薬物でもこんなに乱れることはありません。ジュースのような口当たりの良さなのに、アルコール度数は9%と350ml缶1缶で日本酒1合分のアルコールを含むストロング系チューハイは危険な薬物です」と警鐘を鳴らしています。
ストロング系チューハイはお酒というよりも、単に人工甘味料を加えたエチルアルコール=薬物だともいわれています。ジュースのように飲みやすいので、お酒があまり飲めない人でもビールの倍近い濃度のアルコールをグイグイ飲めてしまうので、その害を最大限に引き出す危険な摂取法となってしまうようです。
そして、このようになってしまったのは、「税収ありき」で二転三転する国の政策に、メーカーが翻弄され、追い詰められた結果ではないかと指摘しています。
最後に、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長で薬物依存症センターセンター長を務める松本俊彦氏のインタビュー記事を見つけたのでシェアしておきます。
『業界の中では「ストロング系はやばいよね」という話は出ていたんです。
「なぜ度数を上げていくのだろうか?」とも思っていました。
酒税は酒造メーカーの商品開発や一般のアルコール消費のあり方に影響を与えますね。
僕はアルコールはドラッグだと思うし、害はあると思う。でもこの世からアルコールを消すことは不可能だとも思う。
だとしたら、どうやってみんなに安全に楽しんでもらうかを考えなくてはいけません。
税金というのは、まさにそのためのいい手段だと思うのですね。
ストロング系チューハイは、薬品のエチルアルコールに炭酸と合成甘味料を合体させただけのようなものの気がしました。これを酒と呼ぶなんて、酒に失礼という気もしたんです。
9%の350ml缶を1本飲んだら、日本酒換算にして1合です。純アルコールにして25.2グラムになります。500ml缶なら1本で36グラム。2本飲めば72グラムで日本酒3合を超えます。』
最近は、「糖質OFF」と謡ったビールやチューハイなどもありますが、「糖質OFFは危険」という話もありますから、やはり飲むならホンモノのお酒を選ぶようにしたいですね。
2周目:「新しく正しい時代を築いていく」
5周目:「属国日本の現状」
7周目:「本物について」
9周目:「小沢氏がつくった「新政研」」
11周目:「現在の気象や地殻の大変化」
13周目:「米債務問題について」
14周目:「最近の自然の異変について」
21周目:「食関連の偽装問題について」
22周目:「児童相談所に関する問題」
23周目:「携帯基地局の設置がもたらす恐怖」
24周目:「仙臺四郎に学ぶ」
25周目:「未来の新しいコンセプト=麻」
26周目:「志の高さが未来を切り拓く」
27周目:「ゼロ磁場のエネルギーについて」
28周目:「富の二極化」
29周目:「現代人にとって必要なミネラル」
30周目:「『長の十訓』を読んで」
31周目:「ブルース・リーが遺した名言」
32周目:「物質世界と精神世界」
33周目:「おススメの書籍」
34周目:「ヤマト人とは」
35周目:「球界のエース大谷翔平の曼荼羅とは・・・」
36周目:「21世紀は水と微生物の時代」
37周目:「伊勢神宮のしめ縄は麻、出雲は真菰(まこも)・・・」
38周目:「波動・大自然の摂理とは・・・」
39周目:「予防医学の新しい概念 “抗糖化” について」
40周目:「常識は疑ってみる」
41周目:「こうすれば喜ぶ、あなたの60兆個の細胞」
42周目:「麻とは?」
43周目:「生命活動を支えている“マグネシウム”の働き」
44周目:「握るだけで“統合された意識”へと導き、“意志を強化”する装置「ロゴストロンNigi」
45周目:「握るだけで“統合された意識”へと導き、“意志を強化”する装置「成功している人の共通点」
46周目:「現代人にとって必要な「マコモ」」
47周目:「形而上学(けいじじょうがく)とは・・・」
48周目:「形而上学から見た仕事とは」
49周目:「〜マスメディアには載らない本当の情報〜 船瀬俊介&山田豊文&長典男 特別講演会!のご案内」
50周目:「最近おこなっている習慣と不思議な現象」
51周目:「「死」について」
52周目:「相撲界が荒れると土地も荒れる!」
53周目:「木内鶴彦さん講演会 2018.1.21(東京)」
54周目:「アマゾンの万能薬「コパイバマリマリ」とは・・・」
55周目:「『君たちはどう生きるか』語録」
56周目:「持続可能な開発のためのグローバル目標」
57周目:「日本にもやって来る徴兵制度」
58周目:「自分だけの龍がつき運気が上昇する「カタカムナ・マイドラゴン」」
59周目:「丸山修寛先生還暦記念!クスリ絵のパワー」
60周目:「日本と真反対の国で今起きていること」
61周目:「ガンの仕組みと最新療法について」
62周目:「日本の水道が危機的状況に陥っている!」
63周目:「東洋のシンドラー 杉原千畝(すぎはらちうね)」
64周目:「3.11と原発事故」
65周目:「日本は幸せな国なのか?」
66周目:「「消費税」の引き上げ問題について」
67周目:「丸山アレルギークリニック 丸山修寛先生のお話」
68周目:「生物種の絶滅が驚異的なスピードで進んでいる!」
69周目:「世界と日本の「食料廃棄」問題について」
70周目:「火山大国ニッポン!南海トラフ大地震と富士山」
71周目:「日本の「食」が危ない!」
72周目:「インフルエンザワクチンよりも「日光浴」」
73周目:「外国人が働きたくない国“日本”」
74周目:「コロナウィルスの実態とに有効な対策法!」
75周目:「5G と 新型コロナウイルスの意外な関連性とは・・・」
76周目:「デイヴィッド・アイクによるこれからの世界情勢とは」
77周目:「日本は超監視国家となる」
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2020.07.29: アフターコロナを考える 〜そもそもこの数か月は何だったのか?〜
2020.07.27: たまには華流ドラマを
2020.07.22: plantbased underfoot
2020.07.21: コロナ時代を生きる
2020.07.20: いつか、Go To ごと
2020.07.17: お別れと感謝
2020.07.16: お話を聴く…ということ
2020.07.15: 『炎鵬』から学ぶこと
2020.07.14: 朝活への取り組み
2020.07.13: ストロング系チューハイが危ない!
2020.07.10: 季節のお花
2020.07.09: 不便な時代
2020.07.08: 魔術的要素があるという古代ルーン文字
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2020.07.03: 数霊REIWAのご紹介
2020.07.02: 人生観を「カバラ」に学ぶ
2020.07.01: <二十四節気 夏至・七十二候 半夏生>に思う