船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さんこんにちは。早いもので今年ももう１０月。月の美しい季節になりました。
　皆さんお元気でお過ごしでしょうか。『船井幸雄.com』担当の藤原です。　

　さて先日、以前『この人いいよ！』ページでもご紹介したシンクタンク「構想日本」の西田陽光さんのお誘いがあり、『新人議員よ、大志を抱け』というテーマで、全国の民主党を中心とした新人議員１５名が集まり、新政権への思いを熱く語る「Ｊ．Ｉ．フォーラム」に参加してきました。

　ゲストの新人議員の方々は３０代、４０代が中心で、会場にはフレッシュで熱いエネルギーが溢れていました（その中には、２０代の若手議員や、話題の「小沢ガールズ」の中のお一人も参加されていました）。
　戦後初の本格的な「政権交代」で、民主党では４６％が新人のようです。これからの展開が誰にとっても未知数なだけに、会場には私が想像した以上に、議員たちの“変革”を意識した熱い闘志が感じられました。

　そして、政治ジャーナリスト歴３０年以上という熟練の泉宏さんが、たくみな質問で新人議員それぞれの考えや本音を引き出し、会場は大いに盛り上がりました。

　質問は主に、民主党がマニフェストとして掲げた内容に沿ったものでした。「高速道路の無料化」や、「子供手当て」、「八ツ場ダム工事問題」などについて、それぞれの方が考えを述べました。いずれもマニフェストの実現を本気で考えている真剣さが伝わってきました。

　中には、「社民党とは、これからも連立関係を続けていきたいと思うか？」や、「鳩山、小沢の実質的な権力の二重構造についてどう思うか？」など、切り込んだ、少し意地悪な質問もされていましたが、さすがに皆さん政治家だけに、上手な表現で答えていました。

　中でも面白かったのが、「小沢一郎さんに今後、総理になってほしいと思いますか？」という意地悪な質問に対して、（小沢チルドレンと言われる人も参加していたにもかかわらず）誰も手を挙げなかったことです（笑）。

　その理由を一人の人に聞くと、（言いにくそうに）「小沢さんはいわゆる“選挙の申し子”で、とにかく選挙に強い方です。総理にならなくても、ご自身のその長所を活かした天命を果たされる方がいいと思うから」と答えていました。
　また、「鳩山・小沢の権力の二重構造」に関しては、一人の議員が、「そんなに問題視する必要はないのではないか。一人の方針が絶対通る！という組織よりもむしろ、まったく違った個性が一緒になることで、けん制ができていいのではないか」と答えていました。

　最後の締めくくりとして、構想日本代表の加藤秀樹さんはまず、「これまで圧倒的な権力を持っていた自民党がその勢力を失ったのは、謙虚さを忘れたからではないか」と切り出しました。そして“権力の二重構造”に関しては、先に出た意見に対して「少し楽観的すぎるのではないか」と反論し、「たとえばこれを一般企業に例えると、実質的な経営から引退した長老がいつまでも権力を持ち、相談役などとして居座っているようなもの。そのような会社はなかなか成果をあげられないもの」とし、そこにある問題性を強調しました。

　この「Ｊ．Ｉ．フォーラム」はとても聴き応えのある充実した２時間でした。そしてちょうど“変革”がはじまりつつあるこの時期に、民主党新人議員の生の声を聴く機会が持てたことは本当に幸運でした。これからの民主党政権に注目していきたいと思います。


１周目：「「損な役割」って・・・？　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
２周目：「ノドの痛みとみろくの世　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
３周目：「コミュニケーションについて思うこと　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
４周目：「自宅のお風呂がイヤシロチに！　（テーマ：私が最近ビックリしたこと）」
５周目：「誰をも否定しない　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
６周目：「口の中から構造改革　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
７周目：「オープンワールドでの“気づき”　（テーマ：仕事をしていて感動したこと）」
８周目：「ゲームを作れる人間になる　（テーマ：私が最近感動したこと）」
９周目：「簡単に“自然の理”に従う方法　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１０周目：「『国家の経営　企業の経営』を読んで　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
１１周目：「“日月神示”でダイエット！？　（テーマ：私が最近ビックリしたこと）」
１２周目：「脂肪か筋肉か？　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
１３周目：「映画『闇の子供たち』と「この世のしくみ」　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１４周目：「「小さなすぐれもの」の力　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１５周目：「「あの世」が変わってきているらしい　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１６周目：「おもてなしの極意　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１７周目：「最近出会った“本物”　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１８周目：「自然の恵みに上手に手をかける　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１９周目：「弁当の日　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２０周目：「根元をオーガニックに　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」