中村陽子の都会にいても自給自足生活

このページは、認定NPO法人「メダカのがっこう」 理事長の中村陽子さんによるコラムページです。
舩井幸雄は生前、中村陽子さんの活動を大変応援していました。

2021.11.20(第86回)
私の炭生活

 前回は、私がいろいろな方に導かれて炭とご縁を深めていった過程をご紹介しました。
 いかがでしたか? 炭焼きは多少の技術が必要ですが、本気になればだれにでも作れるものです。原料もその地に生えているもので賄えます。父の例のように多くのサプリメントの中で、梅干しの黒焼きが1番合うことも分かりました。企業秘密に頼らなくても、私たちは健康になれるのですから、こんなうれしいことはありません。

 ちなみに私の炭生活をご紹介すると、朝起きて黒焼き玄米茶を煎じてポットに入れ、湯飲みに注いだら、竹炭のリセットパウダーを水に溶いたものを入れて、ちょうどいい温度にして飲みます。私はこれを最強ドリンクと呼んでくる人来る人に薦めています。外食で危ないものを食べた時は、家に帰ってすぐこの最強ドリンクを飲みます。
 また料理に使うと、摂取したものが腸に貼りつかずにきれいに排出されます。例えば、竹炭や籾殻炭をデトックス黒焼きカレーに入れると、翌日大きな便りがどっさり出ます。また黒焼きカレーのお皿は水だけできれいさっぱり落ちます。カレーを作った鍋さえも水だけでスルッと落ちます。これがお腹の中でも起きていると考えられます。
 たまに食べたくなるピザを作る時は、竹炭のリセットパウダーを玄米粉のピザ生地に入れると、チーズや油などが腸に貼りつくのを防いでくれます。真っ黒のピザ台は、具材やチーズの色が映えてとても美しいです。市販の餃子の皮は、今輸入小麦粉が最も危ないので有機のものしか使えませんが、メダカのがっこう会員農家の有機栽培の小麦粉に竹炭を入れて餃子の皮を作れば、黒光りした薬膳餃子になります。

 炭には結界の力もあります。寝るときは「孝行パーツ」という竹炭の入った袋を四隅に吊り下げてあるベッドで、枕は3s竹炭の入った枕で休みます。数年前、母の介護中の体験ですが、相当わからなくなっていた母のベッドの四隅にこの孝行パーツを吊り下げたら、翌朝起きた時から、私の欠点をカバーする提案をし始め、急に母親に戻ってくれたことがあり、びっくりしました。また、母が半年に1回ほど入院する時にも、病院のベッドの四隅にこの竹炭の袋をぶら下げました。それは、院内感染などの菌が、母に寄らないでこの四隅の竹炭を住処にしてもらうためです。炭は、すべての菌を受け入れます。殺菌とは真逆の世界を作り出してくれる存在なのです。

 炭には浄化力もあります。野菜や果物で無農薬のものが手に入らなかったときは、ボールに水を塩と竹炭の棒を入れ、しばらくつけておきます。ペットボトルに水と竹炭の棒を入れておき、水が必要なときに使っています。
 また土壌改良に炭が有効なことは、前回、大地の再生で炭の使い方をご紹介しましたが、先日、青森の大きな農場の方から相談を受けました。周辺の農家の後継者がいないために、田畑がどんどん集まってくるのを引き受けているのだが、その中にタバコを栽培していた畑があり、草も生えない酷い状態なので困っている。どうしたらいいかと相談されました。
 タバコ畑と言えば、クロロピクリンという元毒ガス兵器に使われていた土壌消毒剤が使われていて、とても手ごわいです。そういうところにはまず、低温で焼いた土壌改良に適した炭を撒くことが一番初めにすることだとアドバイスしました。次に、にがりや海水を水でうんと薄めたものを撒く。これは江戸時代の農業書にも書かれています。こうすると草が生えてきてくれます。草が生えてくれば、それを刈ってすき込むことでその畑は元に戻ります。

 ちょっと秘密にしておきたかったのですが、良い話なので公開します。先日、お腹にメスを入れる手術をしたのですが、手術二日前にアッと気づいて、イモリの黒焼きを伊藤黒焼店(秋葉原)から送ってもらい、手術の前の日から飲み始めました。すると、手術後、あっという間に傷口が付いたのです。その速さと傷口のきれいさに手術チームが驚いていました。

 まだまだ黒焼きは面白いです。最近、松葉の黒焼きの実験をしました。来春にはマコモの根っこを黒焼きにする実験をします。
 今、昭和7年に主婦の友社が出した「黒焼き五百種」を打ち直して再出版したいと思っているのですが、なかなか時間が取れず停まってしまっています。昔の漢字の読み方に精通し、しかもワードが得意な方がいらしたら、手伝ってください。よろしくお願いします。

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私の炭生活

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Profile:中村 陽子(なかむら ようこ)
中村 陽子(なかむら ようこ)
首のタオルにシュレーゲル青ガエルが
いるので、とてもうれしそうな顔を
してい ます。

1953年東京生まれ。武蔵野市在住。母、夫の3人家族。3人の子どもはすべて独立、孫は3人。 長男の不登校を機に1994年「登校拒否の子供たちの進路を考える研究会」の事務局長。母の病気を機に1996年から海のミネラル研究会主宰、随時、講演会主催。2001年、瑞穂(みずほ)の国の自然再生を可能にする、“薬を使わず生きものに配慮した田んぼ=草も虫も人もみんなが元氣に生きられる田んぼ”に魅せられて「NPO法人 メダカのがっこう」設立。理事長に就任。2007年神田神保町に、食から日本人の心身を立て直すため、原料から無農薬・無添加で、肉、卵、乳製品、砂糖を使わないお米中心のお食事が食べられる「お米ダイニング」というメダカのがっこうのショールームを開く。自給自足くらぶ実践編で、米、味噌、醤油、梅干し、たくあん、オイル」を手造りし、「都会に居ても自給自足生活」の二重生活を提案。神田神保町のお米ダイニングでは毎週水曜と土曜に自給自足くらぶの教室を開催。生きる力アップを提供。2014年、NPO法人メダカのがっこうが東京都の認定NPO法人に承認される。「いのちを大切にする農家と手を結んで、生きる環境と食糧に困らない日本を子や孫に残せるような先祖になる」というのが目標である。尊敬する人は、風の谷のナウシカ。怒りで真っ赤になったオームの目が、一つの命を群れに返すことで怒りが消え、大地との絆を取り戻すシーンを胸に秘め、焦らず迷わずに1つ1つの命が生きていける環境を取り戻していく覚悟である。
★認定NPO法人メダカのがっこうHP: http://npomedaka.net/

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