中村陽子の都会にいても自給自足生活
このページは、認定NPO法人「メダカのがっこう」 理事長の
舩井幸雄は生前、中村陽子さんの活動を大変応援していました。
の中間報告
◎ゲノム編集側の進捗状況
まず、知っておいていただきたいことがあります。それは、ゲノム編集は国が推進するイノベーションであり、専門家委員会が安全だと結論し、表示をしなくて良いとしていることです。
ゲノム編集技術使用の特許料は非常に高額であるのですが、今のところ実験段階だということで、無償で提供されており、日本に浸透させるため以下のように、次々と推進してきています。
1.ゲノム編集のトマトの苗を、サナテックシード社が無償で4000株、全国から募集した市民に配りました。今まで閉鎖された実験圃場以外での遺伝子組み換え作物の栽培は許されていなかった日本の大地に、初めて遺伝子操作された植物が栽培され、花粉の交配が心配されています。9月の収穫時期には、ゲノム編集トマトのネット販売が始まりました。ギャバ含有量が普通のトマトの5倍あるという高機能食品であることが売りで、価格は3s7500円です。
まだ商業栽培はされていませんが、芽にソラニンなどの毒を少なくしたゲノム編集ジャガイモの栽培も筑波の農研機構で4月から始まっています。
2.ゲノム編集マダイが9月、ゲノム編集トラフグが10月に届け出され、クラウドファンディングの支援者に送られたり、回転すしのスシローが共同研究者として導入することになりました。魚のゲノム編集は、日本が世界初です。
3.ゲノム編集トマト普及のため、トマトのサナテックシード社とパイオニアエコサイエンス社の竹下達夫会長は、2022年には障がい児介護福祉施設に苗を無償配布、翌2023年には小学校に苗を無償配布して、子どもたちに苗を育てさせたいとの発表がありました。
◎OKシードプロジェクトの活動報告
ゲノム編集のトマトやジャガイモの存在はわかっていましたが、ゲノム変種トマトの苗の無償配布という行為は、自然環境に遺伝子操作されたものを放つという暴挙だととらえ、7月に急遽、「OKシードプロジェクト」を立ち上げました。メンバーは、有機栽培の農業者、安全な食品を扱っている生協や団体、市民団体や個人、研究者などです。賛同団体は現在45団体、賛同者は100名で、日々更新しています。この会は会費制度はなく、この活動を支援したいと思う方たちの寄付で動いています。
ご寄付はこちらからお願いします。⇒ https://okseed.jp/donation/
1.7月にゲノム編集でないものにつけることが出来る「OKシードマーク」を発表し、種苗や加工品、商品に付けてくれる使用者の申請を募集始めました。申請料、使用料は無料です。このマークを付ける責任は生産者にありますが、その代わり、根拠資料が必要になります。そのフォームはチャートと共に使用者に渡されます。2021年12月現在の使用申請者は110軒余りです。
2.同時にこのマークを拡散し、選んで購入してくれるサポーターを募集したところ、現在1500名あまりですが、毎日更新し増え続けています。サポーターに対しては、ゲノム編集とは何か、表示しなくても安全だと言う側の説明と、それに対する世界中の研究者の論文から、真相解明をするための説明会と、日本の現状や解決策を提案する学習会を開いています。
説明会と学習会はサポーター向けですので、サポーター登録を願いします(無料)。
サポーター登録はこちらから⇒ https://okseed.jp/supportus.html
3.これまで「OKシードプロジェクト」では、9/27,10/1,10/2,11/29の4回の説明会を実施しました。これは、ゲノム編集推進派が、ゲノム編集に反対し表示を求める市民のことを、科学的でない無知でヒステリックでただ不安になっている人たちという扱いをしているので、それに対して、ゲノム編集を正しく理解するために様々な研究者の意見を知ることを始めたのです。
この説明会の報告はこちらから⇒ https://okseed.jp/news/entry-98.html
この他に、木更津の有機給食の事例の学習会(11/16)、日本の雑穀から品種が消えている学習会(2022/1/20予定)、在来種のタネを播こう学習会(2022/2/10予定)なども予定しています。
4.10月に判明したゲノム編集トマトの苗を障がい児福祉施設と小学校に無償配布するという計画に対して、パイオニアエコサイエンス社に苗を配らないように、また各自治体の教育委員会に受け取らないで、という署名活動を始めました。世界のビジネスモデルでは、子どもの舌から占領するのは常識になっています。これに対しおとなの責任を果たしたいと思います。12月末現在8500名あまりの署名が集まっていますが、まだまだ大きな声にして行きたいので、署名をお願いします。
オンライン署名はこちらから⇒ https://okseed.jp/act/
5.12月24日には、世界中のゲノム編集を研究している方たちが、8つの問題点をまとめた本の日本語版をオンライン上に出しました。12月30日には実際の本として「OKシードプロジェクト」のオンラインショップから販売します。
「OKシードプロジェクト」では、普及用の三つ折りチラシ、ポスター、エコバッグ、小冊子「タネを守ろう」―そうだったのか種子法廃止、種苗法改正―(日本の種子を守る会出版)、本「神話と現実」などを扱っています。今後「のぼり」などのグッズも予定しています。
オンラインショップはこちらから⇒ https://okseed.base.shop
気になる世界の扱いですが、EUでは、ゲノム編集は遺伝子組み換えを同等ととらえ表示義務があります。またスペイン、ポルトガルの一部を除いて、遺伝子組み換え作物の栽培を禁止しています。最も厳しく遺伝子組み換え作物の栽培を禁止している国はロシアです。トルコも厳しいです。アメリカやオーストラリアは遺伝子組み換え対する規制はありません。
日本政府はアメリカを支配しているグローバル企業の方針に従っていることになります。
日本ではゲノム編集に批判的な研究や意見は大手マスコミは報道できません。草の根の活動で、子どもたちを守りましょう!多くの人が知るだけで変わります。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
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首のタオルにシュレーゲル青ガエルが
いるので、とてもうれしそうな顔を
してい ます。
1953年東京生まれ。武蔵野市在住。母、夫の3人家族。3人の子どもはすべて独立、孫は3人。
長男の不登校を機に1994年「登校拒否の子供たちの進路を考える研究会」の事務局長。母の病気を機に1996年から海のミネラル研究会主宰、随時、講演会主催。2001年、瑞穂(みずほ)の国の自然再生を可能にする、“薬を使わず生きものに配慮した田んぼ=草も虫も人もみんなが元氣に生きられる田んぼ”に魅せられて「NPO法人 メダカのがっこう」設立。理事長に就任。2007年神田神保町に、食から日本人の心身を立て直すため、原料から無農薬・無添加で、肉、卵、乳製品、砂糖を使わないお米中心のお食事が食べられる「お米ダイニング」というメダカのがっこうのショールームを開く。自給自足くらぶ実践編で、米、味噌、醤油、梅干し、たくあん、オイル」を手造りし、「都会に居ても自給自足生活」の二重生活を提案。神田神保町のお米ダイニングでは毎週水曜と土曜に自給自足くらぶの教室を開催。生きる力アップを提供。2014年、NPO法人メダカのがっこうが東京都の認定NPO法人に承認される。「いのちを大切にする農家と手を結んで、生きる環境と食糧に困らない日本を子や孫に残せるような先祖になる」というのが目標である。尊敬する人は、風の谷のナウシカ。怒りで真っ赤になったオームの目が、一つの命を群れに返すことで怒りが消え、大地との絆を取り戻すシーンを胸に秘め、焦らず迷わずに1つ1つの命が生きていける環境を取り戻していく覚悟である。
★認定NPO法人メダカのがっこうHP: http://npomedaka.net/