船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:高岡 良子
2年前になりますが、『ザ・フナイ』2010年8月号で御執筆いただいた千賀一生(ちが かずき)さんは、「わの舞」という自主活動を主宰されています。
これは、輪になって踊ることで、空間との交流がうまれ、輪になって踊っている人たちの間にもエネルギーの還流が生まれ、一体感に包まれて、調和と創造性が自然に実現する……という主旨です。13歳のときに、千賀さんが中学校のクラスのなかで実際に体験されたことがもとになっています。
ところで、この記事を読んだとき真っ先に思い浮かんだのは、子どものころから愛読していた水木しげるの漫画の一コマでした。戦時中、パプアニューギニアに出征していた水木しげるは、現地の人たちととても親しくなりました。そのなかで、彼の心をとらえたものの一つが、シンシンという踊りだったのです。
これを見ると、現地の人たちが、どれだけシンシンに夢中になっていたか、わかりますね……。
日本にも、輪になって踊る盆踊りの習慣がありますし、日本人の源流である縄文人の文化を色濃く伝えているといわれるアイヌ文化にも、輪になって踊る光景が存在しました。
史実を見ると、縄文人やアイヌ人は戦闘的でなく、平和を好み、それゆえに、外来の戦闘的な文化が押し寄せたときには、戦って相手を痛めつけるよりは、自然淘汰の運命を選んでいったようにすら感じられます。
この世は、横車を押せる人のほうがどうしても強いので、おだやかな人たちは、猛々しくかかってくる人たちには、どうしたってつぶされてしまうのです。(猛々しい人たちも、輪になって踊ることで、変わっていくのかもしれませんが……!)
ところで、輪になって踊ることで、摩擦が減り、空間との交流が生じ、宇宙とつながり、平和が自然に実現できる……というのは、とても魅力ある話です。
身体表現はとてもたのしいことですし、体を動かすことでストレスも発散でき、健康にもなります。みんなで輪になって一つの動きを共有することで連帯感も生まれます。
シンプルですが、これをとりいれたら、飛躍的に変われると思えてなりません。
平和への第一歩は、このシンシンにあるのでは……と思える今日この頃です。
2周目:「「気楽に」は、魔法の言葉です。」
4周目:「想像力を使ってすること」
5周目:「花の愛情」
6周目:「言霊の力」
7周目:「麻の葉紋様」
8周目:「心躍る小道」
9周目:「1分間で2億5000万円が使えたら?」
11周目:「生命の充ち満ちている道」
12周目:「麻のこと」
2012.10.30: 世界中の石は繋がっている
2012.10.29: 〜大自然からの贈り物〜
2012.10.26: 脱原発を目指す国ドイツ
2012.10.25: シンシンの魅力
2012.10.24: 冤罪JAPAN
2012.10.23: 便利な物を便利に使うために
2012.10.22: FaceBookページはじめました。
2012.10.19: イヤシロチ
2012.10.18: 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012
2012.10.17: ありがとうございました。
2012.10.16: 「日本語」を考える−その6
2012.10.15: 小さなメッセージ
2012.10.12: 楽しく仕事をするために
2012.10.11: 最後の船井幸雄オープンワールド2012
2012.10.10: 尖閣諸島問題に関して
2012.10.09: 船井幸雄オープンワールド2012、ありがとうございます。 〜カタツムリのようなスピード、でも確実につたえられていくこと〜
2012.10.05: 最近読んでショックを受けた本
2012.10.04: 「船井幸雄オープンワールド2012」を終えて。
2012.10.03: サヨナラ・必ず別れの日はやってくる
2012.10.02: 長所を見つける
2012.10.01: 縁で全てが回ってる