船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
行動を起こす事とは
2014.2.12(Wed)
社名:(株)船井本社/(株)にんげんクラブ
名前:家田 邦夫

 『船井幸雄.com』をご覧の皆様、こんにちは にんげんクラブの家田です。
 最近は本当に三寒四温を感じる日々ですね。
 とんでもなく温かい日があるかと思えば、雪や霙(みぞれ)が舞う日もあるなど、少しづつ春が近づいてきている事が感じられます。

 先日、久しぶりにTVを見ているとリトアニアを取り上げており、その中で杉原千畝氏がフォーカスされていました。杉原氏とは第2次世界大戦時にリトアニアのカウナス領事館に赴任していた外交官です。
 以前、映画「シンドラーのリスト」が公開された時に、日本のシンドラーとして取り上げられていました。ヒトラー政権下の欧州から、ユダヤ人が逃げ延びる為の日本へのビザ(通過査証)を多くのユダヤ人に発給しました。その数は6000人近くになったと云われています。このビザを発給されたユダヤ人は米国なりへ移動が可能となり、ナチスの手から逃れる事が出来、杉原氏の発給したビザは「いのちのビザ」と呼ばれる事になりました。

 その杉原氏がビザ発給を決断するに際して、自分や家族に及ぶ後難(実際に日独同盟を将来結ぶ事が規定路線であり、日本の外務省からはビザの発給を認めない指示が出ていたからです)とそしてビザを発給することにより、助かる命についての苦悩が説明されていました。最終的には外務省の本省からの指示を無視して、ビザを発給し続けたために、杉原氏は帰国後に外務省から解雇されました。
 杉原氏の行った事に対しての検証やその評価が戦後の日本で知られるまでには40年以上(1985年に「ヤド・バシェム賞」をイスラエルから送らるまで)の年月が必要となります。
 正式に外務省(日本政府)からの名誉回復が行われるには、更に15年(2000年の河野洋平外務大臣による演説まで)の時が必要となりました。
 杉原氏の偉業に対して、個々の非難や阻止に向けての行動などは、個々の人がそれぞれの役割、立場、判断、考え方が有るのは仕方の無い事であったと理解はできます。

 ただ、番組を見ていて心に響いたのは、常々にんげんクラブの前社長であった小川さんが言っていた「徳積に向かって、その時自分の出来る事を行う」と云う事の大切さでした。
 決断が難しい時にこそ、自分が出来る範囲の中で自分で判断した最善を尽くす事、それは自分の「利己の心」では無く、「利他の心」を持ってすべきと云う事の大切さでした。 

 私もこれからはにんげんクラブで、自分の出来る事を全力で行いますのでよろしくお願いします。


14周目:「アウトプットが肝心」
15周目:「あれから二年」
16周目:「最近思った事 〜あれこれ〜」
17周目:「四つの幸せ」
18周目:「深まる宇宙の謎」
19周目:「やりたい事とやれる事」
20周目:「人の言葉に耳を傾ける」

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