船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:両角 真理子
皆さま、こんにちは。
本物研究所の両角です。
以前、妹がつくってくれた「重ね煮」のお料理がやさしくて、おいしくて、私もいつか「重ね煮」を習いたいな……と思っていました。そんな折、先月末に、株式会社にんげんクラブ主催にて、戸練ミナ先生の「はぁも煮」講座の開催があることを知り、受講してきました!
「重ね煮」とは、3種類以上のお野菜を層にしてほんの少しの塩とお野菜の水分だけで蒸し煮することで、お野菜の旨みを最大限に引き出す調理法です。皮はできるだけむかず、アク抜きもせずそのまま使います。陰陽に基づいたお野菜の重ね方と調理で、陰陽の調和がうまれるのだそうです。
戸練ミナ先生は、「重ね煮」を考案された小川法慶先生の教えに基づき、ご自身の経験と合わせて、お野菜の魅力と調和の魅力を伝えてくださる、とっても素敵な方でした。
幼い頃より「重ね煮」があたりまえの環境で育ち、牛乳や白砂糖も滅多に口にすることはなかった戸練先生。にもかかわらず、生クリームなどをたっぷり使ったお菓子に憧れ、パティシエの道に進まれるも、いざ独立をされる際、体が動かなくなってお菓子を作れなくなってしまわれたそうです。
「牛乳や白砂糖が体によくない」という概念が常に頭によぎりつつ、その思いをもってお菓子を作り、そのお菓子を売り、生きていくことに、「問い」がうまれたのだと……。
そんな折、Y・H・C矢山クリニックの矢山利彦先生との出逢いがありました。
そして、矢山クリニックの病院食で「重ね煮」の調理に携わることになったのです。矢山先生からは、「エネルギーの観点からも“バランスがいいものは美味しい!」「じっくりコトコトは、漢方薬以上」など、多くのことを学ばれ、感じられ、「重ね煮」が私たちの体にとって、とってもすばらしい料理であることを再確認していかれました。
実際に、ある田舎のお年寄りたちに「重ね煮」を伝えられた後、「重ね煮」を日常にとりいれた方たちのお薬の量が減ったということがあったそうです。
「重ね煮」は調味料であり、具材です。
それぞれの野菜にはおいしさを引き出す方法があるけれど、
「重ね煮」はそれぞれの野菜が協力しておいしさを引き出してくれます。
そして、「たのしく作れば、たのしい味に。悲しい気持ちでつくれば、悲しい味に。
食べ物は、美味しい、美味しくないを超えた何かなのだ」と戸練先生から教えていただきました。
下記は、戸練ミナ氏著『はじめての重ね煮』(出版:茅花舎)より
一部転載させていただきました。
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重ね煮は
陰陽調和の料理法
重ね煮を考案された小川法慶氏は桜沢如一氏のもとで食養を学びます。その学びから、陰陽の法則に従って数種の野菜を重ねて火にかけると、時間の経過とともに、鍋の中で陰陽調和が自然と行われる料理法「重ね煮」を編み出しました。「小川先生は重ね煮について、“お鍋の中に宇宙をこめた”と表現されます」と戸練さんは話します。これは、“自然界の万物はすべて陰陽の両方から成り立つ”という世界が、重ね煮の鍋の中で野菜によって繰り広げられていることを意味するのだと思います。
ところで、陰に分類される野菜をみるとビタミン類が多く含まれる、陽に分類される野菜をみるとポリフェノールを含むものが多い、などの特徴がみられます。陰と陽の野菜を一緒に調理することは、さまざまな栄養を豊富にとることができることにつながり、結果、栄養が偏ることなく、バランスよくいただくことができるのだと考えられます。
陰陽調和の料理は、西洋的な栄養学からも、さらに明らかになるのではないでしょうか。東洋、西洋。対立するのではなく、共にあることは大切なことだと思います。
〜以上、戸練ミナ氏著『はじめての重ね煮』(出版:茅花舎)より一部転載〜
※桜沢如一氏……マクロビオティックの創始者
私たちの体にとって良いといわれる食事や考え方は色々ありますが、自分にとって欲している食事、欲していない食事はそれぞれ違うし、それを感じることが大事で、豊かだとおっしゃる戸練先生。
とても共感させていただきました。
食べ物に対する気持ち、生きる事、食べることとはどういうことか、についてあらためて感じさせていただいています。
そして、そして……!
私も実際に自宅で「重ね煮」を作ってみました!
いままでお野菜の切り方なんて、それほど意識したことがありませんでした。
でも、教えていただいたように、ゆっくりですが、“捨てるところはほとんどない”ことを意識しました。
お野菜を大事に扱うと、お野菜がとってもかわいく感じました。
そして、私のところに来てくれたお野菜に、「ありがとう!」っていう気持ちがじんわりと湧いてきました。
不思議ですが、細かい部分を大事にすると、日常生活の細かい部分も愛しく思えるような気がしてきます。(私って単純……笑)
そして早速、妹に連絡をしたところ、彼女も実は戸練ミナ先生から「重ね煮」を習っていました!
やっぱり♪
一層「重ね煮」に愛着が湧いている今日このごろです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2周目:「私の夢」
3周目:「いま思うこと」
4周目:「「伝える」と「伝わる」」
5周目:「出逢いからいただいたこと」
6周目:「未来のエネルギーを考える」
7周目:「本来の潜在能力を活かす香り」
8周目:「最近思うこと 〜ザ・マネーゲームからの脱出〜」
9周目:「1日を感じてる」
10周目:「「ほんもの商品」ストーリー」
11周目:「わたしの東京探訪」
12周目:「Finding flow!(フローの発見)」
13周目:「ご縁は特別なプレゼント」
14周目:「象さんのこどもも本当にお鼻が長いの?」
15周目:「日本人の絆」
16周目:「感じてますか?」
17周目:「水からのプレゼント」
18周目:「「幸働観(こうどうかん)」から学ぶ」
19周目:「合気道はじめました!」
20周目:「今を活かす」
21周目:「私が自分らしくいるために」
22周目:「株式会社本物研究所 企業理念“ほんもの”で笑顔をつなぐ」
23周目:「本物時代を感じながら……」
24周目:「心の声を聴く」
25周目:「人間関係について」
26周目:「より純粋に素直に感じる」
27周目:「いま私にできることを大切にしたい」
28周目:「光の療法 アーク光線治療器」
29周目:「現代ストレス社会の救世主!?」
30周目:「自分らしく生きるコツ」
31周目:「豊かさを生み出す季節!?」
32周目:「長所と短所」
33周目:「自分らしさに気づくために」
34周目:「あたえられているものに気づく」
35周目:「“涙活”で心のデトックス」
36周目:「オリエンタルベジを学びはじめました!」
37周目:「魔法の飲みもの“白湯”」
38周目:「菜食で心を整える」
39周目:「幸せになる勇気」
40周目:「しなやかな人間関係」
41周目:「癒しの時」
42周目:「しんさいニート」
43周目:「しなやかな心」
44周目:「“麻の実”で味噌づくりワークショップを行いました!」
45周目:「チームワーク」
46周目:「見えない価値をつかむ」
47周目:「舩井幸雄が想いを込めた本物商品」
48周目:「無意識の中にある気づき」
49周目:「10月28日(土)ブレイン(脳)フェスタ2017!〜あなたの脳が喜ぶ4way アプローチ〜」
50周目:「「食」を見つめる」
51周目:「「アミ 小さな宇宙人」が教えてくれたこと」
52周目:「数字のエネルギー」
53周目:「白鳥 哲監督の『リーディング〜エドガー・ケイシーが遺した人類の道筋〜』がまもなく公開。」
54周目:「からだは友だち」
55周目:「舩井フォーラム ザ・ファイナルを終えて」
56周目:「本物研究所「感謝祭2018」を開催いたします。」
57周目:「時を刻む幸せの一端」
58周目:「洗剤がいらないお洗濯にわくわく♪」
59周目:「日常の中にあるスピリチュアル」
2018.10.30: よもやま話・・・パラスポーツ体験
2018.10.29: 滝沢泰平氏&長典男氏の講演会を終えて
2018.10.26: 日本と真反対の国で今起きていること
2018.10.25: おやつの力
2018.10.24: 都会こそ自然と共存しよう!
2018.10.23: はじめての重ね煮
2018.10.22: 楽しみが広がること
2018.10.19: ありがとうプロジェクト
2018.10.18: 早起きは三文の徳
2018.10.17: 女神の時代へ
2018.10.16: 手帳、10月はじまり
2018.10.15: 誰も知らない日本の叡知
2018.10.12: 変化
2018.10.11: 『明日をひらく言葉』
2018.10.10: これってどうなのでしょう
2018.10.09: 輝き
2018.10.04: 防災に関して思ふ事
2018.10.03: 起こりうる「創造的破壊」に対する「しなやか」な対応
2018.10.02: 見える世界
2018.10.01: 中国でのビジネス