船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さんこんにちは、（株）船井本社のアイベタミです。
　６月末で熱海オフィス勤務になり、早一年となりました。自然の中に身を置き生活環境が変わり、自分らしく、自分のペースで生きていくことを考えるようになりました。
　先日、船井会長はカリール・ジルバンさんが書かれた『THE PROPHED』 という英語の本の監訳を頼まれたようで、初めて監訳に携わりました。
　「監訳を頼まれたので、英語の辞書を買ってきてほしい。引っ越しをするとなくなるものは辞書だなぁ」と言い、熱海の本屋に買いに行きました。熱海の本屋さんは東京ほど大きくないこともあり、品数は少なめでしたが、その中から一番良さそうなものを購入していきました。中学生が使うような辞書でしたが、会長は「使いやすいよ」と笑いながら言って使用していました。
　辞書よりも電子辞書を使っている人は多くいると思います。私も高校生の頃から使用していますし、持ち運べるし便利です。会長はパソコンなどもあまり使用しません。１日２０分と決めてインターネットで何か調べ物をしたい時に、パソコンを使用しているようです。
　６月１８日（木）に開催した船井塾でも、「先日、英語の本の監訳を頼まれ、ワイフに英語の辞書はないか？」と聞いたら「今の時代、電子辞書でしょう」と言われて、家になかったので相部に英語の辞書を買いに行ってもらった」という話を大勢の人の前でしていました。
　電子辞書を使わないことやパソコンを使わないことを公言する会長。無理なく自分らしく、自分のやりやすいペースで生活をしている姿を見て、私も無理なく自分らしく生きていこうと思うようになりました。約一年前、熱海オフィスには、管理人さん夫婦と、兒玉さんと小沢がいました。兒玉さんは結婚し、小沢は品川勤務になり、オフィスには実質私一人という環境に去年の秋からなりました。そんな中で、どこか無理をしていて、肩の力が入っていたように思います。
　会長は４００冊近くの本を書いていますが、その本も全て手書きです。大きな原稿用紙に万年筆一本。大量の原稿用紙に多くの言葉を綴って本ができています。現代の多くの人は一日中、パソコンの前に座って、作業をします。慣れてくると文章を作るのも、手書きよりも、パソコンを使用した方が、早くできます。
　現代の人にとっては、そうかもしれませんが、船井会長にとって心地よいのは、原稿用紙と万年筆。パソコンや電子辞書を使用しないことを公言し、自分らしく生きる姿を見ることで、私も自分らしく生きられたらと思いました。

　余談ですが…
　船井会長は４００冊近くの本を書いていますが、英語の本を監訳したものはありませんでした。これだけ多くの本を書いているのであれば、そのような話がきたことはあるだろうと思われたので、船井会長に「今まで、このようなお話はなかったのでしょうか？」と尋ねました。そうすると、「あったが断っていた」ということでした。しかし今回引き受けたのは先日亡くなられた七田眞先生と、太田龍先生とも親交が深い方から依頼されたということで、引き受けたそうです。
　船井会長が初めて監訳をしたといことで、大変興味を持ちました。この本は８月頃に出る予定のようですので、皆さんも楽しみにお待ちくださいませ。


１１周目：「船井流　読書　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１２周目：「株式会社　船井本社　熱海本社　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１３周目：「気付かせる達人、船井幸雄会長　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１４周目：「背中を見せる　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１５周目：「経営の神様はファッションにも精通している！？　（テーマ：私から見た船井幸雄）」
１６周目：「ＫＪ法とＭＮ法？！　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１７周目：「船井会長のホワイトデー　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１８周目：「竹の子が教えてくれること。　（テーマ：船井会長から学んだこと）」