娘からみた“真(芯)”の船井幸雄

このページは、船井幸雄の実の娘で現在、本物研究所社長の佐野浩一の妻の佐野ゆかりさんによるコラムページです。実の娘だからこそ知っている、家庭での船井幸雄の姿を中心に、過去も振り返り、家族間の様々なエピソードも交えながら本音で語っていただきます。
娘の視点から、“真”の船井幸雄を語っていただき、より深い、船井幸雄の“芯”に迫っていきます。

2012.08.21(第2回)
何気ないけれどあたたかいメッセージ

 筆まめで知られている父ですが、私たち家族にも、たまに何かの節目の時など、色紙を書いてくれたり、手紙を渡してくれたりすることがあります。一昨年の子どもたちの誕生日には、それぞれにちょっと目を引くようなところがある色紙を書いてくれました。たとえば、長男には「〇〇(長男の名前)よ。。。」といきなり呼びかけるスタイルで。。。なかなかインパクトがあって、かっこいいなあと思います。長女には、空白の部分にななめ文字のメッセージの入ったデザイン性に富んだスタイルで。。。とてもおしゃれな感じです。そして、極めつけは末っ子の色紙で。。。
 当時息子は4歳の誕生日を迎えるところでしたが、なぜか色紙が2枚あり。。。よく見ると、1枚目は漢字で文字が書いてあります。母に「まだ彼は漢字は読めないわよ。。。やっとひらがなが読めるくらいなのに。。。」と笑って指摘されたらしく、漢字の横に小さなふりがなをふってくれていました。。。自分の名前のところは「おぢいちゃんの幸雄より、ふないゆきお、フナイユキオ」と三パターンでサインがしてあって。。。それを見たときは、あまりのおもしろさに母と大爆笑してしまいました。そんなこんなで、あまりにごちゃごちゃしてしまったから。。。と、特別にもう1枚、全部ひらがなで書いてくれることになったようです。でも、なんだかそれがとても父らしくて茶目っけがあって、両方ともがとても大切に思えて、色紙が2枚組で入れられる額を主人に頼んで探してきてもらいました。
 今、我が家の廊下に飾ってありますが、眺めるたびにおかしくて笑ってしまいます。でも、なんだかやっぱりあたたかくて。。。子どもたちが将来自立して家を出ていくときには、「大切にするように。。。」って言いながら、それぞれに持たせようと今からとても楽しみにしています。
 父は、生きていく上でのコツやヒントをたくさんの著書の中でも紹介していますが、家での会話ややりとりの中にもそれらを何気なくあたたかく教えてもらえる機会があります。
 とくに何かに困っているとき、迷っているとき。。。そんな時に父から何気なく教えられた言葉に、今まで何度うなずき、時にうなり、考えさせられたかわかりません。。。我が家の長男は3年前に大きな病気に罹っていることがわかりました。でも、その時からたびたびもらう父からのメッセージは、本当にあたたかく、「すべて必然で必要だよ。それをベストにすればいい。ベストにする力をみんな持っているんだ。決してマイナスにはならないから感謝をするんだ。。。」とそう言いながら、息子も私も背中を押してもらっているようで、本当にありがたいな。。。と心から思います。父自身も、ここ数年は体調が悪く辛いことも多いようですが、「だから、僕もこうして、こういう風に考えるようにしているんだよ」という父のアドバイスは本当にありがたくて胸に響きます。そんな父を穏やかにふんわりと支える母の姿を見ていると、私もどんな時も家族仲よく、明るく、丁寧に、前を向いて感謝して生きていこう。。。と肩の力が抜けて、でも、おなかに力が入って踏ん張れる気がします。父と母の近くにいられることに、とても感謝の気持ちがわいてくる今日この頃です。


バックナンバー
Profile:佐野 ゆかり(さの ゆかり)
佐野 ゆかり(さの ゆかり)
ゴンちゃん(前・♀)と我が家のニュー
フェイスのキャンキャン(後ろ・♂)です♪

船井幸雄の娘で現在は本物研究所社長の佐野浩一の妻。
17歳男子、15歳女子、5歳男子の年の離れた子どもたちや両方の親、そして、ペットの犬やウサギに囲まれて自然あふれる熱海生活を満喫中。元幼稚園教諭。そして元保育士。
現在は家事の傍ら、将来に向けて勉強中。仕事柄、小さな子どもが大好きです!!
著書に『船井家の子育て法』(徳間書店)、『神様、ママを見つけたよ!』(グラフ社)、『もっといいことが起こる今日のヒント』(海竜社)がある。

数霊REIWA公式サイト 佐野浩一 本物研究所 本物研究所Next C nano(ネクストシーナノ) 成功塾説法 舩井幸雄動画プレゼント 高島康司先生の「日本と世界の経済、金融を大予測」 メールマガジン登録 舩井メールクラブ 佐野浩一note